ABSシステム ABSウォーニングランプ常灯 タント ムーヴ

アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス 

機能説明

ダイアグノーシスコードが出力されない状態で、ABSウォーニングランプが常灯する場合の故障探求を記す

スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)は、CAN通信でコンビネーションメータASSY内のランプ制御を行う

スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)の電源が高圧異常の場合、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)はフェイルセーフによりABSウォーニングランプを点灯させ、作動および応答を停止する

スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)への電源電圧入力(+IG)回路が断線すると、ABSウォーニングランプが常灯する

回路図

C267079J01

点検手順

■ 注 意 ■

  1. トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること
  2. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)交換後は、テストモード点検を実施する (要領は参照)

手順1各部の接続状態点検
  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターおよびワイヤハーネスを軽く上下、左右にゆすり、ABSウォーニングランプの点灯状態を点検する
    基準ウォーニングランプの表示に変化がない

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順2ダイアグノーシスコード出力確認(CAN通信システム)
  1. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを点検し、CAN通信システムに異常がないことを確認する (要領は参照)
結果飛び先
正常A
異常コード出力B

B
CAN通信システム(トラブルシュートの進め方)へ (要領は  参照)
A

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電源系統)
  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る
    基準不具合がない
  2. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を切り離す
  3. コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する
    基準変形および腐食がない
  4. 下表に従って電圧を測定する

電圧値

点検端子点検条件基準値
A1-34(+IG) - ボデーアースIG ON11 to 14V
A1-34(+IG) - A1-1(GND1)IG ON11 to 14V
  1. 下表に従って抵抗を測定する

抵抗値

点検端子点検条件基準値
A1-1(GND1) - ボデーアース常時1Ω未満
*a車両ワイヤハーネスコネクター前側
(スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順4コンビネーションメータASSY点検(ABSウォーニングランプ)
  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を接続する
  2. GTSを使用して、コンビネーションメータASSY(ABS ウォーニングランプ)のアクティブテストを実施する (要領は参照)

基準操作に応じてABSウォーニングランプが点灯および消灯する


NG
コンビネーションメータASSY交換 (要領は  参照)
OK
ブレーキ アクチュエータASSY交換 (要領は  参照)  
ABSシステム    ABSウォーニングランプ常灯

HOME

自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(NIS…

自動車修理事例