ウォータポンプ KF 脱着 交換 タント ムーヴ アトレーワゴン

 エンジンウォータポンプASSY取り付け 

1. エンジンウォータポンプASSY取り付け
  1. 新品のウォータポンプ OリングをタイミングチェーンカバーSUB-ASSYに取り付ける。
  2. ボルト4本で、エンジンウォータポンプASSYを仮付けする。
  3. 図の順序でボルト4本を均等に締め付ける。
    基準値T = 24 N・m{ 245 kgf・cm }

2. ウォータポンプ プーリ取り付け
  1. ボルト4本で、ウォータポンププーリを仮付けする。
  2. 保護テープを巻いたマイナスドライバーを使用して、ウォータポンププーリを固定する。
  3. 図の順序でボルト4本を均等に締め付ける。
    基準値T = 11 N・m{ 107 kgf・cm }

3. ファン & オルタネータ Vベルト取り付け
  1. ファン&オルタネータVベルトを各プーリに仮付けする。
    ■ 注 意 ■
    1. ファン&オルタネータVベルトと各プーリに、オイル等の液体及び異物等の付着無きこと。
    2. ファン&オルタネータVベルトのリブ山ずれの無きこと。
  2. アジャスティングバー調整用ボルトを回して、たわみ量を調整する。
  3. アジャスティングバー固定用ボルトを締め付ける。
    基準値T = 44 N・m{ 449 kgf・cm }
  4. オルタネータ固定用ボルトを締め付ける。
    基準値T = 44 N・m{ 449 kgf・cm }

4. ファン & オルタネータ Vベルト点検
  1. ファン&オルタネータVベルトの摩耗または亀裂がないか点検する。
    □ 参 考 □
    1. 亀裂があれば交換する。
    2. 芯線が見えるまで摩耗したものは交換する。
    3. リブゴムの欠けたものは交換する。
  2. リブ溝にファン&オルタネータVベルトが確実にかみ合っていることを点検する。
    □ 参 考 □プーリの下側の溝でファン&オルタネータVベルトが外れていないことを目視および手で確認する。ファン&オルタネータVベルトが外れていた場合、新品に交換する。イラスト内指示文字 *a
    OK
    *b
    NG
  3. ファン&オルタネータVベルトのたわみ量点検を行う。
    イラスト内指示文字 *1
    オルタネータプーリ
    *2
    ウォータポンププーリ
    *3
    クランクシャフトプーリ
    V100135
    測定箇所
    基準値項目
    新品取り付け時
    点検時
    たわみ量
    {押力98N(10.0kgf)}
    5.8 to 7.4 mm
    7.6 to 9.3 mm
    ■ 注 意 ■
    1. ファン&オルタネータVベルトのたわみ量は必ず冷間時に測定する。
    2. ファン&オルタネータVベルトを調整する時は、基準値の中央値に調整すること。
    3. ファン&オルタネータVベルトのたわみ量は、定められたプーリ間の最大たわみ位置で測定する。
    4. 新品のファン&オルタネータVベルトに交換する時は、組み付け調整した後、5分間アイドリングしベルトをなじませ冷機した後、再度[新品取り付け時]の基準値の中央値に調整する。
    5. 5分以上使用したファン&オルタネータVベルトの点検は、[点検時]の基準値で確認する。
    6. 5分以上使用したファン&オルタネータVベルトの再組み付けは、[点検時]の基準値の中央値に調整する。
    7. ファン&オルタネータVベルトのたわみ量はクランキング2回転後の値を示す。

5. 冷却液(トヨタ純正スーパーLLC)補充
  1. シリンダブロックドレーンプラグを閉じる。
    基準値T = 38 N・m{ 387 kgf・cm }
  2. プラスドライバを使用して、ラジエータドレーンコックプラグを閉じる。
  3. ウォータ ホース ジョイント部のブリーダ プラグをゆるめる。
  4. ラジエータ キャップSUB-ASSYを取りはずす。(A)
  5. 規定濃度の冷却液をラジエータ注入口より注水する。(B)
    ■ 注 意 ■水を冷却液の代わりに使用しない。□ 参 考 □ラジエータインレットホースおよびラジエータアウトレットホースを手で数回圧迫し、ラジエータ注入口およびリザーブタンク内の冷却液の水位が下がる場合は、規定濃度の冷却液を再度補充する。
  6. ラジエータリザーブタンクFULLラインまで規定濃度の冷却液を補充する。(C)
    イラスト内指示文字 *a
    FULLライン
  7. ウォータ ホース ジョイント部のブリーダ プラグを閉じる。
  8. ラジエータ キャップSUB-ASSYを締める。(D)
  9. エンジン回転を約3000回転にし、サーモスタットが開弁するまでエンジンを暖機する。(エンジン冷却水温84°C 以上)
    サーモスタットが開いてから、さらに数分間エンジンを運転し、冷却液を循環させる。(E)
  10. 暖機中にラジエータインレットホースおよびラジエータアウトレットホースを数回圧迫する。
    ■ 警 告 ■
    1. ラジエータホースを押すときは、保護手袋を使用する。
    2. クーリングファンの作動に注意する。
    3. エンジン、ラジエータ、そしてラジエータホースは熱くなる為、火傷の危険を避ける。
    ■ 注 意 ■
    1. エンジン始動直後、ラジエータリザーブタンク内の冷却液が無くなった場合は、速やかにエンジンを停止し、冷却液が冷えるまで待ち、冷却液を補充する。
    2. ラジエータリザーブタンクに冷却液がない状態でエンジンを始動しない。
    3. メータの水温ゲージが高温を示してないか注意する。
    4. 冷却液が十分でないと、エンジンがオーバーヒートする。
  11. エンジンを止め、冷却液が冷えるまで待ち、ラジエータ キャップSUB-ASSYをはずして水位を確認する。(F)
    ■ 警 告 ■やけどの危険を避けるため、エンジンとラジエータが熱い状態の時は、ラジエータ キャップSUB-ASSYをはずさないこと。液体と蒸気が圧力によって飛び出す恐れがある。
  12. 水位が下がっている場合は(A)~(F)を繰り返す。
  13. 水位が下がらなくなったら、ラジエータリザーブタンクの水位がFULLラインとLOWラインの間になるよう調整する。
    イラスト内指示文字 *a
    FULLライン
    *b
    LOWライン
    □ 参 考 □FULLラインより液面が高い場合は、FULLラインからLOWラインの間まで冷却液を抜く。

6. 冷却液(トヨタ純正スーパーLLC)漏れ点検

■ 警 告 ■やけどの危険を避けるため、エンジンとラジエータが熱い状態の時には、ラジエータ キャップSUB-ASSYをはずさないこと。液体と蒸気が圧力によって飛び出す恐れがある。

ラジエータ キャップSUB-ASSYを取り付ける。

ラジエータ キャップSUB-ASSYを取りはずす。

冷却液をラジエータおよびリザーブタンクに補充し、ラジエータキャップテスターを取り付ける。

エンジンを暖機する。

122.7kPa{1.25kgf/cm2}までポンピングし、圧力が下がらないことを確認する。
□ 参 考 □圧力が下がった場合は、ホース、ラジエータまたはウォータポンプに漏れがないかを確認する。外部への漏れがない場合は、ヒータコア、シリンダブロックまたはシリンダヘッドを確認する。

ラジエータキャップテスターを取りはずす。

 エンジンウォータポンプASSY取り付け

アトレーワゴン ウェイク キャスト コペン タフト タントエグゼカスタム トール ハイゼットトラック ミライ一ス ムーヴキャンバス ムーヴコンテ ムーヴラテ ロッキー

自動車修理事例