DTC P0105/31 吸気管圧力センサ信号系統 ハイゼットトラック ミライ一ス コペン ムーヴ アトレーワゴン
回路説明
バキュームセンサ(吸気管圧力·吸気温一体型センサ)は、内蔵センサによりインテークマニホルド圧を電圧として検出する。フューエルインジェクションコンピュータは基本噴射時間と基本点火時期をこのバキュームセンサ出力電圧をもとに決定する。 バキュームセンサは、大気圧を基準値として検出せず、絶対圧力でインテークマニホルド内圧力を検出するので、高度または他の要因からの大気圧の変化に影響されることなく、正確なインテークマニホルド内圧を計量することができる。 バキュームセンサ信号電圧に異常がある場合にダイアグコードを記憶する。
ダイアグコード P0105/31 DTC検出条件 診断条件 IG ON 異常状態 バキュームセンサ出力電圧が0.7 V未満または4.9 V以上 異常期間 約0.5秒以上 トリップ数 1トリップ 検出方法 常時モニター 検出に使用するセンサ/構成部品 バキュームセンサ 不具合箇所 バキュームセンサ ワイヤハーネスまたはコネクター フューエルインジェクションコンピュータ
回路図
点検手順
■ 注 意 ■キーフリーシステム装着車のフューエルインジェクションコンピュータを交換する場合は、他の車からの流用をせず、必ず新品部品を用いる事。 □ 参 考 □GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータとして、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録されており、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。
DLC3にGTSを接続する。
IG ONにする。
GTSをONにする。
GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。:パワートレイン /エンジン / データモニタ / 吸気管圧力
データモニタを読み取る。 基準 点検条件 基準値 IG ON、エンジン停止 約101 kPa(大気圧と同等) 暖機後、アイドル回転時(電気負荷なし) 32 to 52 kPa
手順2 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(バキュームセンサ電源電圧点検)
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は 参照。
バキュームセンサのコネクターを切り離す。
IG ONにする。
車両側コネクターの電圧を測定する。 電圧値点検端子 点検条件 基準値 C12-3(VC) - C12-2(E2) IG ON 4.5 to 5.5 V C12-1(PIM) - C12-2(E2) IG ON 4.0 to 5.0 V イラスト内指示文字 *a 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (バキュームセンサ接続コネクター)
OK
バキュームセンサを交換する。(要領は 参照)
次へ
DLC3にGTSを接続する。
IG ONにする。
GTSをONにする。
GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを消去する。(要領は 参照)
IG OFFにして、10秒以上待機する。
次へ
走行テストを実施する。
GTSの画面表示に従い、ダイアグコードを確認する。(要領は 参照) 結果 結果 飛び先 P0105/31が出力される A ダイアグコードが出力されない B
B終了
手順6 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(バキュームセンサ - フューエルインジェクションコンピュータ)
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は 参照。
バキュームセンサのコネクターを切り離す。
フューエルインジェクションコンピュータのコネクターを切り離す。
各端子間の抵抗を測定する。(端子配列は 参照) 抵抗値 点検端子 点検条件 基準値 C12-3(VC) - C28-24(VCPM) 常時 1 Ω未満 C12-1(PIM) - C28-12(PIM) 常時 1 Ω未満 C12-2(E2) - C28-25(E2PM) 常時 1 Ω未満 C12-3(VC)およびC28-24(VCPM) - 他の端子間およびボデーアース間 常時 10 kΩ以上 C12-1(PIM)およびC28-12(PIM) - 他の端子間およびボデーアース間 常時 10 kΩ以上
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
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