DTC P0115/42 水温センサ信号系統 タント ムーヴ アトレーワゴン

DTC P0115/42 水温センサ信号系統 タント ムーヴ アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス コペン ムーヴ アトレーワゴン

回路説明

ウォータテンパラチャセンサ内に設けられているサーミスタは水温の変化にしたがって抵抗値が変化する。ウォータテンパラチャセンサとフューエルインジェクションコンピュータの接続方法は、インレットエアテンパラチャセンサと同じ。

ダイアグコードP0115/42
DTC検出条件診断条件IG ON
異常状態ウォータテンパラチャセンサ出力電圧が0.15 V未満または4.85 V以上
異常期間約0.5秒以上
トリップ数1トリップ
検出方法常時モニター
検出に使用するセンサ/構成部品ウォータテンパラチャセンサ
不具合箇所ウォータテンパラチャセンサ
ワイヤハーネスまたはコネクター
フューエルインジェクションコンピュータ

回路図

A256089J23

点検手順

■ 注 意 ■キーフリーシステム装着車のフューエルインジェクションコンピュータを交換する場合は、他の車からの流用をせず、必ず新品部品を用いる事。
□ 参 考 □GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータとして、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記録されており、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。

手順1GTSデータ読み取り(水温)
  1. DLC3にGTSを接続する。
  2. IG ONにする。
  3. GTSをONにする。
  4. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。:パワートレイン / エンジン / データモニタ / 水温
  5. データモニタを読み取る。
水温飛び先
-40°CA
120°C(エンジン冷機時)B
実水温と同等C

□ 参 考 □

  1. GTSの表示が-40°Cの場合、断線状態である。
  2. GTSの表示が120°Cの場合、ショート状態である。

B
手順 4 へ

C
不具合現象シミュレーション方法へ (要領は  参照)
A

手順2GTSデータ読み取り(ワイヤハーネス断線点検)

SST09843-18040  

  1. DLC3にGTSを接続する。
  2. ウォータテンパラチャセンサのコネクターを切り離す。
  3. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2)を使用して、ウォータテンパラチャセンサC14-1 - C14-2端子間を短絡する。
  4. IG ONにする。
  5. GTSをONにする。
  6. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。:パワートレイン / エンジン / データモニタ / 水温
  7. データモニタを読み取る。
    表示温度120°C
    イラスト内指示文字 *1
    ウォータテンパラチャセンサ
    *2
    フューエルインジェクションコンピュータ
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ウォータテンパラチャセンサ接続コネクター)

NG
手順 3 へ
OK
ウォータテンパラチャ センサ交換 (要領は  参照)  

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ウォータテンパラチャセンサ - フューエルインジェクションコンピュータ)

□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照

  1. ウォータテンパラチャセンサのコネクターを切り離す。
  2. フューエルインジェクションコンピュータのコネクターを切り離す。
  3. 各端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    C14-2 - C28-14(THW)
    常時
    1 Ω未満
    C14-1 - C28-33(E2)
    常時
    1 Ω未満

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
フューエルインジェクション コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順4GTSデータ読み取り(ワイヤハーネス短絡点検)
  1. DLC3にGTSを接続する。
  2. ウォータテンパラチャセンサのコネクターを切り離す。
  3. IG ONにする。
  4. GTSをONにする。
  5. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。:パワートレイン / エンジン / データモニタ / 水温
  6. データモニタを読み取る。
    表示温度-40°C
    イラスト内指示文字 *1
    ウォータテンパラチャセンサ
    *2
    フューエルインジェクションコンピュータ

NG
手順 5 へ
OK
ウォータテンパラチャ センサ交換 (要領は  参照)  

手順5ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ウォータテンパラチャセンサ - フューエルインジェクションコンピュータ)

□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照

  1. ウォータテンパラチャセンサのコネクターを切り離す。
  2. フューエルインジェクションコンピュータのコネクターを切り離す。
  3. 各端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値
    点検端子
    点検条件
    基準値
    C14-2およびC28-14(THW) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
フューエルインジェクション コンピュータ交換 (要領は  参照)  
DTC   P0115/42   水温センサ信号系統

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