トルクコンバーター&ドライブプレート(C0B-B1)点検

タント ムーヴ アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス 

1. トルク コンバータASSY点検
  1. トルクコンバータワンウェイクラッチ点検
    1. ステータのスプライン部を指で軽く回す。
      基準右に回したとき軽く回転し、左に回したときロックする。
  2. トルクコンバータASSY良否判定
    1. トルクコンバータASSYの点検結果が基準の内容に当てはまる場合は、トルクコンバータASSYを交換する。
      基準ストールテストまたはニュートラル時トルクコンバータASSY部で金属音がする。
      ワンウェイクラッチが両方向ともフリーまたはロックしている。
      フルード内に微粉が限度見本以上混入している(限度見本参照)。
      □ 参 考 □
      1. フルード内微粉の限度見本は、取りはずしたトルクコンバータASSYよりフルードを約25 mL(35 mmフィルムケース1本分)シャーレに抜き取ったものである。
      2. フルード内微粉の限度見本は、[リビトルA/Tに同梱の注意書]または1998年1月発行の[A/Tリビルト品取り扱いマニュアル(品番63264)]を参照する。
      イラスト内指示文字 *a
      フルード内微紛の限度見本
  3. トルクコンバータASSY内フルード交換
    1. フルードから異臭がしたり変色している場合は、トルクコンバータASSY内のフルードをよく撹拌し、取り付け面を上にしてフルードを抜き取る。
  4. オイルクーラおよびオイルパイプラインの清掃点検
    1. トルクコンバータASSY点検、フルード交換を行った場合、オイルクーラ、パイプラインを清掃する。
      □ 参 考 □
      1. インレットホースより196kPa{2kgf/cm2}の圧縮エアを吹き込み清掃する。
      2. フルード内に多量の微粉などが混入している場合は新しいフルードをバケットポンプなどで注入し再度清掃する。
    2. フルードが白濁している場合はオイルクーラ(ラジエータ)を点検する。
  5. トルクコンバータASSY変形防止とオイルポンプギヤ破損防止
    1. トルクコンバータASSY取り付けボルト先端とトルクコンバータASSY取り付け穴の底に干渉痕があるときは、ボルトおよびトルクコンバータASSYを交換する。
    2. 取り付けボルト長さは全て同一のこと(0.5 mm以内)。
      イラスト内指示文字 *a
      T/Cセットブロック内のキズ見本
      *b
      良品
      *c
      不良品
      *d
      当たりキズ

2. ドライブプレート & リング ギヤSUB-ASSY点検

ダイヤルゲージを使用して、ドライブプレート&リングギヤSUB-ASSYのトルクコンバータASSY取り付け面3箇所の振れを点検する。
基準値0.25mm以下
□ 参 考 □基準値以外の場合は、ドライブプレート&リングギヤSUB-ASSYを交換する。(要領は参照)イラスト内指示文字 V100144
測定箇所

ドライブプレート&リングギヤSUB-ASSYの損傷状態を点検する。

トルクコンバータワンウェイクラッチ点検

ステータのスプライン部を指で軽く回す。

基準
右に回したとき軽く回転し、左に回したときロックする。

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