アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス ABSシステム ブレーキウォーニングランプ常灯
機能説明
ダイアグノーシスコードが出力されない状態で、ブレーキウォーニングランプが常灯する場合の故障探求を記す。
スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)は、CAN通信でコンビネーションメータASSY内のランプ制御を行う。
回路図
点検手順
■ 注 意 ■
- トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。
- スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)交換後は、テストモード点検を実施する。(要領は参照)
- 以下のブレーキウォーニングランプ消灯条件が成立していることを確認する。
- ABSウォーニングランプが消灯している。
□ 参 考 □ABSウォーニングランプが常灯している場合は、先にABSウォーニングランプ常灯を解除する。
- ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY内のブレーキフルード量が十分にある。
- パーキングブレーキが完全に解除されている。
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手順2 | ダイアグノーシスコード出力確認(CAN通信システム) |
- GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを点検し、CAN通信システムに異常がないことを確認する。(要領は参照)
A | |
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手順3 | ダイアグノーシスコード出力確認(大規模ボデー多重通信システム[LIN]) |
- GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを点検し、大規模ボデー多重通信システム[LIN]に異常がないことを確認する。(要領は参照)
B | 大規模ボデー多重通信システム[LIN](トラブルシュートの進め方)へ (要領は 参照) |
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A | |
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- スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)、パーキングブレーキスイッチASSY(ブレーキウォーニングテストスイッチASSY)、フルードレベルウォーニングスイッチ(ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY)、メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)およびコンビネーションメータASSYのコネクターおよびワイヤハーネスを軽く上下、左右にゆすり、ブレーキウォーニングランプの点灯状態を点検する。
基準ウォーニングランプの表示に変化がない
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換 |
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OK | |
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手順5 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電源系統) |
- コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。
基準不具合がない
- IG OFFにし、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を切り離す。
- コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
基準変形および腐食がない
- 下表に従って電圧を測定する。
電圧値
点検端子 | 点検条件 | 基準値 |
---|
A1-34(+IG) - ボデーアース | IG ON | 11 to 14V |
A1-34(+IG) - A1-1(GND1) | IG ON | 11 to 14V |
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値
点検端子 | 点検条件 | 基準値 |
---|
A1-1(GND1) - ボデーアース | 常時 | 1Ω未満 |
*a | 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター) |
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換 |
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OK | |
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手順6 | ブレーキ ウォーニングテスト スイッチASSY点検 |
- スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を接続する。
- パーキングブレーキスイッチASSY(ブレーキウォーニングテストスイッチASSY)を点検する。(要領は参照)
基準パーキングブレーキスイッチASSY(ブレーキウォーニングテストスイッチASSY)正常
OK | |
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手順7 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(コンビネーションメータASSY - ブレーキウォーニングテストスイッチASSY) |
- コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。
基準不具合がない
- コンビネーションメータASSYのコネクターB24を切り離す。
- パーキングブレーキスイッチASSY(ブレーキウォーニングテストスイッチASSY)のコネクターM8を切り離す。
- コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
基準変形および腐食がない
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値
点検端子 | 点検条件 | 基準値 |
---|
B24-15(PKB) - M8-1 | 常時 | 1Ω未満 |
B24-15(PKB) - ボデーアース | 常時 | 10kΩ以上 |
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換 |
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OK | |
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手順8 | ブレーキマスタシリンダ リザーバSUB-ASSY点検(フルードレベルウォーニングスイッチ) |
- コンビネーションメータASSYのコネクターB24を接続する。
- パーキングブレーキスイッチASSY(ブレーキウォーニングテストスイッチASSY)のコネクターM8を接続する。
- フルードレベルが十分な状態で、フルードレベルウォーニングスイッチ(ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY)のコネクターA22を切り離し、ブレーキウォーニングランプの点灯状態を確認する。
基準ブレーキウォーニングランプが消灯しない
□ 参 考 □ランプが消灯した場合は、フルードレベルウォーニングスイッチ(ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY)が内部短絡している。
OK | |
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手順9 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(メインボデーECU(ヒューズブロックASSY) - ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY) |
- コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る。
基準不具合がない
- メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)のコネクター2Cを切り離す。
- コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
基準変形および腐食がない
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値
点検端子 | 点検条件 | 基準値 |
---|
2C-34(BKSW) - A22-1(+) | 常時 | 1Ω未満 |
2C-34(BKSW) - ボデーアース | 常時 | 10kΩ以上 |
A22-2(-) - ボデーアース | 常時 | 1Ω未満 |
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換 |
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OK | |
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手順10 | メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)点検 |
- フルードレベルウォーニングスイッチ(ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY)のコネクターA22を接続する。
- メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)のコネクター2Cを接続する。
- GTSを使用して、画面表示に従ってECUデータ項目リストを表示させ る。
[GTS画面: ボデー → ITC → データモニタ] 項目名
項目説明/表示範囲
標準値
備考
ブレーキフルードSW
フルードレベルウォーニングスイッチ の状態を表す
表示範囲: OFF / ON
OFF: スイッチOFF
ON: スイッチON
-
- フルードレベルウォーニングスイッチ(ブレーキマスタシリンダリザーバSUB-ASSY)のコネクターA22を再度切り離し、再接続したときの表示を確認する。
基準コネクターの接続、非接続に応じて表示が変化する
OK | |
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手順11 | コンビネーションメータASSY点検(ブレーキウォーニングランプ) |
- GTSを使用して、コンビネーションメータASSY(ブレーキウォーニングランプ)のアクティブテストを実施する。(要領は参照)
基準操作に応じてブレーキウォーニングランプが点灯および消灯する
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…