DTC C1251/51 モータ不回転/モータ断線異常 タント ムーヴ

アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス DTC C1251/51 モータ不回転/モータ断線異常

モータ駆動回路に異常があった場合、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)はダイアグノーシスコードを出力し、フェイルセーフによりABS作動を禁止する

ダイアグコード検出条件不具合箇所
C1251/51初回発進時の強制駆動時に以下のすべてが成立し、モータリレーモニタ電圧が1.3V以下の状態が継続
モータリレーON→OFF
モータリレーモニタ電圧が5V以下
モータリレーOFF時、モータリレーモニタ断線状態が継続
ワイヤハーネスまたはコネクター
スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)

回路図

回路図は参照

点検手順

■ 注 意 ■スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)交換後は、テストモード点検を実施する (要領は参照)

手順1ワイヤハーネスおよびコネクター点検(モータGND系統)
  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検す る
    基準不具合がない
  2. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を切り離す
  3. コネクターのケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する
    基準変形および腐食がない
  4. 下表に従って抵抗を測定する

抵抗値

点検端子点検条件基準値
A1-13(GND2) - ボデーアース常時1Ω未満
*a車両ワイヤハーネスコネクター前側
(スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順2ダイアグノーシスコード再確認
  1. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターA1を接続する
  2. スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクターが正しく接続されていることを確認する
    基準正しく接続されている
    □ 参 考 □コネクターが正しく接続されていない場合、モータ系統の異常コードを再出力することがあるため、コネクターを正しく接続した後にダイアグノーシスコードの再確認を行う
  3. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する (要領は参照)
  4. 走行テストを行う
  5. ダイアグノーシスコードを再確認する (要領は参照)
結果飛び先
正常A
モータ系統の異常コード出力B

□ 参 考 □

  1. ダイアグノーシスコードが出力されない場合、スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)のコネクター、ワイヤハーネスおよびヒューズに軽く振動を与え、異常コードが出力しないことを確認する
  2. 加振により異常コードを出力した場合は、該当箇所のコネクターまたはワイヤハーネスを点検、修理する

B
ブレーキ アクチュエータASSY交換 (要領は  参照)
A
不具合再現テスト実施 (要領は  参照)  
DTC   C1251/51   モータ不回転/モータ断線異常

HOME

自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(NIS…

自動車修理事例