DTC C1246/43 マスタ液圧センサ断線/ショート/出力異常 タント

ムーヴ アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス DTC C1246/43 マスタ液圧センサ断線/ショート/出力異常

マスタシリンダ圧センサは、ブレーキアクチュエータASSY に内蔵され、スキッドコントロールコンピュータからの電源供給によりマスタシリンダの圧力を検出し、スキッドコントロールコンピュータへ出力する。

ダイアグコード検出条件不具合箇所
C1246/43+IG端子電圧が10V以上で、マスタシリンダ圧センサ電源が4.6V以下または5.37V以上のとき
+IG端子電圧が10V以上で、マスタシリンダ圧センサ電源が有効で、マスタシリンダ圧センサ出力値が0.19V以下または4.57V以上のとき
車速7km/h以上かつマスタシリンダ圧センサ出力値が0.86Vを超えた状態で、ストップランプスイッチASSY ON時にマスタシリンダ圧センサ出力値が変化しないとき
ストップランプスイッチASSY ONかつ車速40km/h以上から0km/hになるまでの間にマスタシリンダ圧センサ出力値が変化しないとき
車速10km/h以上で、マスタシリンダ圧センサ出力値の変化が一定値より高い状態
マスタシリンダ圧センサ電源が有効かつソレノイド非駆動状態で、マスタシリンダ圧センサ出力値が0.27V未満の状態が継続
マスタシリンダ圧センサ電源が有効かつソレノイド非駆動状態で、ストップランプスイッチASSY OFF時にマスタシリンダ圧センサ出力値が0.86Vを超えた状態が継続
車速7km/h以上で、マスタシリンダ圧センサから算出した減速度と車両の減速度に差がある場合
ストップランプスイッチASSY
ワイヤハーネスまたはコネクター
スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)

回路図

回路図は参照

点検手順

■ 注 意 ■スキッドコントロールコンピュータ(ブレーキアクチュエータASSY)交換後は、テストモード点検を実施する。(要領は参照)

手順1ストップランプ点灯確認
  1. ブレーキペダルを踏み、ストップランプが点灯することを確認する。
    基準ストップランプが点灯する

NG
ライティングシステム(トラブルシュートの進め方)へ (要領は  参照)
OK

手順2GTSデータ読み取り(ストップランプスイッチASSY)
  1. GTSを使用して、画面表示に従ってECUデータ項目リストを表示させ る。(要領は参照)

    [GTS画面: シャシ → ABS/VSC → データモニタ] 項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    ストップランプスイッチ
    ストップランプスイッチASSYの状態を表す
    表示範囲: OFF / ON
    OFF:ブレーキペダル開放
    ON:ブレーキペダル踏み込み
    -
    基準ブレーキペダル操作に応じて表示が変化する

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順3GTSデータ読み取り(マスタシリンダ圧センサ)
  1. GTSを使用して、画面表示に従ってECUデータ項目リストを表示させ る。(要領は参照)

    [GTS画面: シャシ → ABS/VSC → データモニタ] 項目名
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    マスタシリンダ圧力センサ出力1
    マスタシリンダ圧センサ出力値(電圧)を表す
    表示範囲: 0.00 to 5.00V
    ブレーキペダル解放中: 約0.50V
    ブレーキペダル操作中: 踏力に比例して変化

基準データモニタ電圧が標準値内


NG
ブレーキ アクチュエータASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順4ダイアグノーシスコード再確認
  1. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)
  2. ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)
結果飛び先
正常A
マスタシリンダ圧センサ系統の異常コード出力B

B
ブレーキ アクチュエータASSY交換 (要領は  参照)
A
不具合再現テスト実施 (要領は  参照)  
DTC   C1246/43   マスタ液圧センサ断線/ショート/出力異常

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