DTC C1511/C1512/C1513/C1514トルクセンサ異常1 タント

DTC C1511/C1512/C1513/C1514トルクセンサ異常1 ハイゼットトラック ミライ一ス ムーヴ アトレーワゴン 

パワーステアリングコンピュータASSYは、トルクセンサからの入力信号によりステアリング操作力を検知している。 フェイルセーフ機能として、トルクセンサ系統の異常検出中はパワーアシストを停止する。

DTC No.検出条件点検部位
C1511/11断線、短絡、トルクセンサ(TM)の特性不良が検出されたときトルクセンサ(ステアリングコラムチューブASSY内蔵)
パワーステアリングコンピュータASSY
C1512/12断線、短絡、トルクセンサ(TS)の特性不良が検出されたとき
C1513/13トルクセンサ(TM)の出力値とトルクセンサ(TS)の出力値の許容過大が検出されたとき
C1514/14トルクセンサ5 V電源電圧異常が検出されたとき

回路図

C247923J10

点検手順

手順1コネクターの接続状態点検
  1. トルクセンサのコネクターの接続状態を点検する。
    基準トルクセンサのコネクターがパワーステアリングコンピュータASSYへ確実に接続されている

NG
トルクセンサのコネクターを接続させる
OK

手順2パワーステアリング コンピュータASSY点検(トルクセンサ電源出力)
C264960J01
  1. 下表に従って電圧を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    z1-6(V5) - z1-8(GND)
    IG ON
    4.8 to 5.2 V
    イラスト内指示文字 *a
    コネクター接続状態
    (パワーステアリングコンピュータASSY接続コネクター)

NG
パワーステアリング コンピュータASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順3ステアリングコラム チューブASSY点検(トルクセンサ出力)
C264960J02
  1. 下表に従って電圧を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    z1-5(TM) - z1-8(GND)
    エンジン始動、ステアリング中立位置(無負荷状態)
    2.2 to 2.8 V
    エンジン始動、ステアリング右切り時
    2.2 to 4.0 V
    エンジン始動、ステアリング左切り時
    1.0 to 2.8 V
    z1-7(TS) - z1-8(GND
    エンジン始動、ステアリング中立位置(無負荷状態)
    2.2 to 2.8 V
    エンジン始動、ステアリング右切り時
    1.0 to 2.8 V
    エンジン始動、ステアリング左切り時
    2.2 to 4.0 V
  2. 各ステアリング操舵状態におけるTM端子とTS端子の出力電圧を点検し、それぞれのステアリング操舵状態におけるTM端子とTS端子の出力電圧値の和を求める。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    z1-5(TM) - z1-8(GND)間の電圧値とz1-7(TS) - z1-8(GND)間の電圧値の和
    エンジン始動、ステアリング中立位置(無負荷状態)
    4.75 V以上、5.25 V以下
    エンジン始動、ステアリング右切り時
    エンジン始動、ステアリング左切り時
    イラスト内指示文字 *a
    コネクター接続状態
    (パワーステアリングコンピュータASSY接続コネクター)

NG
ステアリングコラム チューブASSY交換 (要領は  参照)
OK
パワーステアリング コンピュータASSY交換 (要領は  参照)  
DTC   C1511/11   トルクセンサ異常1

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