DTC C1541/41 車速センサ異常(停車中) タント ムーヴ アトレー

DTC C1541/41 車速センサ異常(停車中) ハイゼットトラック ミライ一ス 

パワーステアリング コンピュータASSYは、コンビネーションメータASSYからの車速信号入力により各車速でのパワーアシスト量を制御している。パワーステアリングコンピュータASSYは、入力される車速信号を監視して異常が発生するとダイアグコードを記憶する。

フェイルセーフ機能として、車速信号異常中は70km/h時のパワーアシスト量に固定する。

■ 注 意 ■車両停止中にレーシングを行うとC1541/41を記憶する場合がある。
□ 参 考 □車両停止中にC1541/41を記憶した場合は、6km/h以上で走行すると正常復帰する。

DTC No.検出条件DTC出力関連項目
C1541/41車速信号異常CAN通信システム
ABSシステム
VSCシステム(VSC搭載車)
EFIシステム
パワーステアリング コンピュータASSY

点検手順

手順1ダイアグノーシスコード出力点検(CAN通信系)
  1. GTSを使用して、CAN通信システムのダイアグノーシスコードを点検する。(要領は参照)

結果

結果飛び先
異常コードを出力しないA
CAN通信システムの異常コードを出力B

B
CAN通信システムへ (要領は  参照)
A

手順2ダイアグノーシスコード出力点検(ABS/VSCシステム)
  1. GTSを使用して、ABS/VSCシステムのダイアグノーシスコードを点検する。(要領は参照)

    結果 結果
    飛び先
    ABS/VSCシステムのダイアグコードが出力しない
    A
    VSCシステムのダイアグコードを出力(VSC搭載車)
    B
    ABSシステムのダイアグコードを出力(VSC非搭載車)
    C

B
VSCシステムへ (要領は  参照)

C
ABSシステムへ (要領は  参照)
A

手順3データモニター点検(車速)
  1. GTSを使用して、各測定条件でデータモニターの“車速” の出力値を点検する。(要領は参照)
    基準車速に応じて出力値が変化する
項目名項目説明/表示範囲標準値備考
車速メータから入力される車速を表す
表示範囲: 0 to 256 km/h
0 km/h停車時
大きな変動がない一定車速走行時

NG
手順 5 へ
OK

手順4ダイアグコード再確認
  1. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを再確認する。
    基準ダイアグノーシスコードを出力しない

NG
パワーステアリング コンピュータASSY交換 (要領は  参照)
OK
不具合再現テスト実施 (要領は  参照)  

手順5データモニター点検(メーター&ゲージシステム)
  1. GTSを使用して、各測定条件でデータモニターの“車速” の出力値を点検する。(要領は参照)
    基準車速に応じて出力値が変化する
項目名項目説明/表示範囲標準値備考
車速車速入力値を表す
表示範囲: 0 to 256 km/h
0 to 256 km/h
実車速とほぼ同期
スピードメーター指示誤差を確認

NG
EFIシステムへ (要領は  参照)
OK
パワーステアリング コンピュータASSY交換 (要領は  参照)  
DTC   C1541/41   車速センサ異常(停車中)

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