DTC B2781/51 ステアリングロックECUドライバ異常 タント

ムーヴ アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス DTC B2781/51 ステアリングロックECUドライバ異常

ステアリングロックECUおよびステアリングロックアクチュエータモータは、ステアリングロックアクチュエータASSYに内蔵されている。

ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)は、ステアリングロックアクチュエータモータのロックポジションセンサにより、ロック/アンロック位置を検出している。

ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)は、スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)からロック/アンロック命令信号を入力し、ロック作動信号を返信している。

ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)はCAN通信と接続されていないため、LIN通信で接続されているスマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)を介して外部とのCAN通信を行う。

ダイアグコード検出条件不具合箇所ダイアグコード出力確認操作
B2781/51下記のいずれかの条件が成立した時(1トリップ検出*1)
ステアリングロック/アンロック位置検出センサ異常
ステアリングロックアクチュエータモータリレー回路異常
ステアリングロックアクチュエータモータ駆動回路オープン異常
ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)
大規模ボデー多重通信システム[LIN]
確認操作は不要(常時検出)
  1. *1:IG ON状態の時に異常を検出する。
C221981J02
検出時の車両状態検出時のフェイルセーフ
ステアリングロック、アンロックが出来なくなる。このためエンジンもかからなくなる。エンジン始動を禁止させる(クランキングしない)
ダイアグコードデータモニタアクティブテスト
B2781/51KFSS/Lドライバ異常-

点検手順

■ 注 意 ■

  1. トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。
  2. IG OFFでGTSを使用するときは、GTSと車両間の通信が開始するまで、いずれかのドアカーテシランプスイッチのON ←→ OFF(ON ←→ OFFの間隔は1.5秒以内)を繰り返す。
  3. 修理完了後にダイアグコード出力確認操作を行い、ダイアグコードが再出力しないことを確認する。
  4. ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)交換時は、注意事項(要領は参照)を確認し、資料編登録作業要領を参照する。

□ 参 考 □照合系LINバスに接続された全ECUがスマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)と通信できない場合、ダイアグコードB2898が出力される。

手順1ダイアグノーシスコード出力確認
  1. GTSを使用して、大規模ボデー多重通信システム[LIN]のダイアグコードB2898が出力していないか確認する。(要領は参照)
    □ 参 考 □LIN通信異常コードが出力している場合は、大規模ボデー多重通信システム[LIN]を点検する。(要領は参照)結果 結果
    飛び先
    B2898(LIN通信不良)が出力する
    A
    B2898(LIN通信不良)が出力していない
    B

B
ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)交換 (要領は  参照)
A
大規模ボデー多重通信システム[LIN]へ(B2898 LIN通信不良) (要領は  参照)  
DTC   B2781/51   ステアリングロックECUドライバ異常

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