DTC B2786/43 ステアリングロックダイアグ通信応答異常 タント

ムーヴ アトレーワゴン ハイゼットトラック ミライ一ス DTC B2786/43 ステアリングロックダイアグ通信応答異常

ステアリングロックECUは、スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)からロック/アンロック命令信号を入力し、ロック作動信号を返信している

ステアリングロックECUはCAN通信と接続されていないため、LIN通信で接続されているスマートキーコンピュータASSY (キーフリーECU)を介して外部とのCAN通信を行う

ダイアグコード検出条件不具合箇所ダイアグコード出力確認操作
B2786/43下記の条件が全て成立した時(1トリップ検出*)
ステアリングロックECU電圧低下異常未検出
ロック / アンロック制御異常を5回検出
ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)
LIN通信線ワイヤハーネスおよびコネクター
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)
ステアリングロック/アンロック操作
(ロック:シフト位置Pポジションにて、IG OFFかつACC OFFで、ドアを開けた時
アンロック:シフト位置Pポジションにて、エレクトリカルキートランスミッタ(電子キー)を携帯し、ACC ONまたはIG ONにする)

*1: IG ON状態の時に異常を検出する

検出時の車両状態検出時のフェイルセーフ
ステアリングロック、アンロックが出来なくなる このためエンジンもかからなくなる エンジン始動を禁止させる(クランキングしない)
ダイアグコードデータモニタアクティブテスト
B2786/43KFSS/Lドライバ異常-

点検手順

■ 注 意 ■

  1. IG OFFでGTSを使用するときは、GTSと車両間の通信が開始するまで、いずれかのドアカーテシランプスイッチのON←→OFF(ON←→OFFの間隔は1.5秒以内)を繰り返す
  2. 修理完了後にダイアグコード出力確認操作を行い、ダイアグコードが再出力しないことを確認する
  3. ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)およびスマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)交換時は、注意事項(要領は参照)を確認し、資料編登録作業要領を参照する

手順1ダイアグノーシスコード出力確認
  1. GTSを使用して、大規模ボデー多重通信システム[LIN]のダイアグコードB2898が出力していないか確認する (要領は参照)
    □ 参 考 □LIN通信異常コードが出力している場合は、大規模ボデー多重通信システム[LIN]を点検する (要領は参照)結果 結果
    飛び先
    B2898(LIN通信不良)が出力していない
    A
    B2898(LIN通信不良)が出力する
    B

B
大規模ボデー多重通信システム[LIN]へ(B2898 LIN通信不良) (要領は  参照)
A

手順2ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)交換
  1. ステアリングロックアクチュエータASSY(ステアリングロックECU)を交換する (要領は参照)
  2. バッテリーターミナル接続後、運転席ドアを開閉する
    □ 参 考 □運転席ドア開閉により、ステアリングロックアクチュエータ内のロックポジションスイッチとスマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)のポジション記憶を一致させる
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手順3ダイアグノーシスコード消去
  1. GTSを使用して、ダイアグノーシスコードを消去する (要領は参照)
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手順4ダイアグノーシスコード出力点検
  1. GTSを使用して、ダイアグコードB2786(ステアリングロックダイアグ通信応答異常)が出力していないか確認する (要領は参照)
結果飛び先
B2786(ステアリングロックダイアグ通信応答異常)が出力しないA
B2786(ステアリングロックダイアグ通信応答異常)が出力するB

B
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)交換
A
完了 
DTC   B2786/43   ステアリングロックダイアグ通信応答異常

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