CAN通信システム ダイアグノーシスシステム タント ムーヴ
ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス アトレーワゴン CAN通信システム ダイアグノーシスシステム
CAN通信採用システム(ECU、センサ)搭載状態の確認
- Vバス回路接続ECU、センサ
- CAN通信採用システム(ECU、センサ)は、型式、オプション設定により異なるため、作業車両にどのシステム(ECU、センサ)が搭載されているか確認する。
- バス診断
□ 参 考 □GTSは、正常にCAN通信へ接続されているECU、センサを表示させることができる。
- GTSのシステム選択画面で‘バス診断’を選択する。
- 画面が表示され、現在正常に接続されているECU、センサが表示される。
□ 参 考 □本来接続されているはずのECU、センサが表示されない場合は、そのECU、センサの通信途絶である。 - コンボボックスのデフォルト表示は‘ALL’である。バス毎に接続ECU、センサを確認する場合は、コンボボックスをプルダウンし、ドロップダウンリストから確認するバスを選択する。ドロップダウンリストには、‘ALL’、‘Vバス’、‘サブバス名称’が表示される。
コンボボックス
表示内容
ALL
CANバスに接続している全てのECU、センサを表示する
Vバス
Vバスに接続しているECU、センサを表示する
サブバス
選択したサブバスに接続しているECU、センサを表示する
■ 注 意 ■- バス別表示で、ECU、センサのないサブバスが選択できる場合があるが、異常ではない。(ゲートウェイ機能付きECUの監視するサブバスにオプション装着品がない場合)
- サブバス表示は各車両ごとのゲートウェイ機能付きECUすべてが表示される(例:LIN通信も表示される)。この為、CAN通信で必要なサブバス名称の確認はCAN通信システムの結線回路図を参照すること。(要領は参照)
背景色
接続状況
Vバス
白
バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
黄
バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
赤
バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない(通信が不安定)
表示しない
バス診断開始から現在まで通信途絶が継続*1
サブバス
(履歴データモニタがないゲートウェイ機能付きECU)*2
白
バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
黄
バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
赤
バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない(通信が不安定)
表示しない
バス診断開始から現在まで通信途絶が継続*1
サブバス
(履歴データモニタがあるゲートウェイ機能付きECU)*3
白
バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
黄
バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
赤
現在、通信途絶中(以下のいずれか)- バス診断開始から現在まで通信途絶が継続
- バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない
以下のいずれか- ゲートウェイ機能付きECU自体が通信途絶の場合は、サブバス名称およびその配下にあるサブバス接続ECU、センサは表示されない
- サブバスに接続されているECU、センサがない場合は‘バス上にECU/センサは検出されませんでした’と表示される。
- ゲートウェイ機能付きECUは、異なるバスに接続されたECU間のデータ中継を行う。
- *1:車両にECU、センサは存在するが、バス診断画面上では表示されない。
- *2:ゲートウェイ機能付きECUがその配下にあるサブバス接続ECU、センサを記憶していない。
- *3:ゲートウェイ機能付きECUがその配下にあるサブバス接続ECU、センサを記憶している。
- 接続ECU、センサが全く無し、またはGTSへの車両側の応答が全く無い場合は、DLC3支線およびVバス本線異常を点検する。
- 接続応答画面を約2分間確認し、接続ECU、センサの接続状況に変化がないか確認する。
□ 参 考 □- いずれかの支線(DLC3を除く)で片側断線している場合、断線していないもう一方の通信線出力が不安定となり、他のECU、センサの応答(表示)に障害をおよぼす場合がある。
- 確認中、接続状況が変化する場合は、まったく応答のない(検出されない)ECU、センサの支線片側断線を修理し、再度接続ECU確認を行う。
- CANバス診断画面(バス診断)の見方
- CAN通信異常再現時はバス診断により、以下の方法で故障部位を推定する。
■ 注 意 ■以下のCAN結線図は説明用のイラストにすぎず、本車両の実際のCAN結線図とは異なる。□ 参 考 □- 通信異常再現時は通信異常ダイアグコードよりも、バス診断の方が故障部位を推定しやすい。
- IG ON(または不具合が再現する運転条件)にして、バス診断を選択し、2分程度待つ。この時、画面上の各ECU、センサの通信状況を観察する。
- バス診断面上で、単一のECU、センサの通信異常が示されている場合は、そのECU、センサの通信途絶を推測する。
例:VバスのECU Bの支線両側断線
イラスト内指示文字 *a
Vバス
*b
サブバス
*c
終端抵抗
*d
不具合箇所
*e
表示されないまたは背景色が赤色または黄色に変化
*f
バス診断画面
□ 参 考 □通信途絶の場合、バス診断画面上では表示されなくても車両にECU、センサは存在している。 - バス診断画面上で、複数のECU、センサの通信異常が示されている場合は、より重度の途絶を示しているECU、センサ(表示されないECU、センサ)の通信途絶を推測する。
例:VバスのECU Dの支線片側断線
イラスト内指示文字 *a
背景色が時々黄色または赤色に変化
*b
表示されないまたは背景色が黄色または赤色
*c
表示されない
バス診断画面の説明 バスの種類
背景色
接続状況
Vバス
白
バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
黄
バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
赤
バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない(通信が不安定)
表示しない
バス診断開始から現在まで通信途絶が継続*1
サブバス
(履歴データモニタがないゲートウェイ機能付きECU)*2
白
バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
黄
バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
赤
バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない(通信が不安定)
表示しない
バス診断開始から現在まで通信途絶が継続*1
サブバス
(履歴データモニタがあるゲートウェイ機能付きECU)*3
白
バス診断開始から現在まで正常に通信が継続
黄
バス診断開始から現在までに一度でも通信途絶があったが、現在は通信をしている(通信が不安定)
赤
現在、通信途絶中(以下のいずれか)- バス診断開始から現在まで通信途絶が継続
- バス診断開始から現在までに一度でも通信があったが、現在は通信をしていない
以下のいずれか- ゲートウェイ機能付きECU自体が通信途絶の場合は、サブバス名称およびその配下にあるサブバス接続ECU、センサは表示されない
- サブバスに接続されているECU、センサがない場合は‘バス上にECU/センサは検出されませんでした’と表示される。
- ゲートウェイ機能付きECUは、異なるバスに接続されたECU間のデータ中継を行う。
- *1:車両にECU、センサは存在するが、バス診断画面上では表示されない。
- *2:ゲートウェイ機能付きECUがその配下にあるサブバス接続ECU、センサを記憶していない。
- *3:ゲートウェイ機能付きECUがその配下にあるサブバス接続ECU、センサを記憶している。
- 例示したバス診断画面上ではECU Dの支線片側断線の影響で、CANバス上にノイズ(断線していないもう一方の通信線出力が不安定となり)が発生し、ECU Cの通信も不安定になっている。またこの例でECU Cはゲートウェイ機能を有しており、その配下のサブバス接続ECUとVバスとの通信も不安定になる。
- バス診断画面上の例ではECU Dが表示されず、より重度の通信途絶を示している。この場合ECU Dの通信途絶を推測する。
- バス診断画面上でVバス、サブバスの両方に通信異常が示されている場合は、Vバスの表示を優先して通信途絶箇所を推測する。
(例:VバスのECU Cの支線両側断線)
イラスト内指示文字 *a
表示されないまたは背景色が赤色に変化
□ 参 考 □- バス診断は、GTSをVバス上のDLC3に接続し、まずはVバス上の各ECUおよびセンサの通信状況を確認する。サブバスは、Vバスのゲートウェイ機能付きECUが認識しているサブバス内で通信可能なECUを確認することにより行う。
- ゲートウェイ機能付きECUが通信異常の場合、配下のサブバス接続ECUもその影響を受け通信途絶を示す。
- 例示したバス診断画面では、ECU Cがゲートウェイ機能を有しており、ECU Cの通信途絶を推測する。
- バス診断画面上で、サブバス内でのみ通信異常が示されている場合は、そのサブバス内の通信途絶を推定する。
(例:サブバスのECU Gの支線両側断線)
イラスト内指示文字 *a
背景色が赤色に変化
□ 参 考 □- サブバスの通信異常はVバスおよび他のバスに影響しない。
- ゲートウェイ機能付きECUが監視をしているサブバス接続ECU、センサを記憶している場合は、その配下のECU、センサが通信異常の場合、背景色が赤色または黄色で表示される。(表示が消えることはない)
- Vバス本線両側断線の場合、バス診断画面上にはDLC3から見て断線箇所より遠くのECU、センサが通信途絶を示す。
(この場合、ECU AおよびBが表示されない、または背景色が赤色になる)
イラスト内指示文字 *a
Vバス
*b
サブバス
*c
終端抵抗
*d
不具合箇所
*e
表示されない、または背景色が赤色
*f
バス診断画面
□ 参 考 □あるECU、センサが通信途絶の場合、車両にECU、センサは存在していても、バス診断画面上では表示されない。 - サブバス本線の両側断線の場合、バス診断画面上ではゲートウェイ機能付きECUから見て断線箇所からより遠くのECUが通信途絶を示す。
(この場合、ECU IおよびJが表示されない、または背景色が赤色になる)
イラスト内指示文字 *a
Vバス
*b
サブバス
*c
終端抵抗
*d
不具合箇所
*e
表示されない、または背景色が赤色
*f
バス診断画面
*g
ゲートウェイ機能付きECU
-
- - 以下の不具合が発生した場合は、CAN通信が成立せず、バス診断画面上でそのバス内の多くのECU、センサ(ほとんどすべて)が通信異常を示す。
イラスト内指示文字 *a
Vバスに以下の不具合が発生した場合
*b
サブバスに以下の不具合が発生した場合
*c
表示されない
不具合内容 CAN-H、CAN-Lの線間ショート
CAN-Hと+Bの短絡、またはCAN-Lと+Bの短絡
CAN-HとGNDの短絡、またはCAN-LとGNDの短絡
各バスの本線片側断線
□ 参 考 □- Vバス内での不具合は、VバスおよびサブバスのほとんどすべてECU、センサの通信異常を示す(各ECU、センサが表示されない)。Vバスに接続されているゲートウェイ機能付きECUが通信途絶になるため、監視をしているサブバス接続ECU、センサも通信途絶を示す(表示されない)。
- サブバス内での不具合は、サブバスのほとんどすべてECU、センサが通信異常を示す。
- サブバス内での不具合はVバスおよび他のバスに影響しない。
- 線間ショートおよび短絡点検を行うことで故障部位を確認できる。
- バス診断(通信異常DTC確認)
□ 参 考 □GTSは、CAN通信に関する異常ダイアグコードのみ、ECU別に表示させることができる。
- GTSのシステム選択画面で‘バス診断’を選択する。
- バス診断画面の‘通信異常DTC確認’を選択する。
- 画面が表示され、CAN通信に関する異常ダイアグコードがECU別に表示される。
□ 参 考 □異常ダイアグコードが無い場合は、何も表示されない。
- 通信異常のダイアグコード(U****)の見方
- CAN通信異常不再現時はCAN接続ECUに記憶されたダイアグコードにより、以下の方法で故障部位を推定する。
□ 参 考 □通信異常のダイアグコード(U****)はそれを記憶しているECUと、ダイアグコードが指し示すECUとの間の通信異常を表す。 - サブバスの通信異常部位の推定は、ゲートウェイ機能付きECUが記憶している通信途絶ダイアグコードを優先する。
イラスト内指示文字 *a
注目箇所
*b
エンジンコントロールコンピュータ
*c
ゲートウェイ機能付きECU
*d
不具合箇所
*e
Vバス
*f
サブバス
■ 注 意 ■この表はVバス、サブバス両方にECUが接続されている例で、説明用に他車種のエンジンコントロールコンピュータのサブバス本線断線時の出力ダイアグコードを例示したもので、本車両の実際のダイアグコード出力を表すものではない。□ 参 考 □- ゲートウェイ機能付きECUは、サブバスに接続されるすべてのECU、センサからの信号を監視している。この為、ゲートウェイ機能付きECUはより適確に通信途絶をしているECU、センサを検知することができる。
- ゲートウェイ機能付きECU(ゲートウェイ)が通信途絶になると、他のバスのECU、センサ(Vバス等)との通信が途絶する。この為、他のバスの接続ECUも通信異常のダイアグコードが記憶される。
- 以下の不具合が発生した場合は、多くのECUが多くのダイアグコードを出力することがあり、故障部位の推定が容易でないことがある。
- CAN-H、CAN-Lの線間ショート
- CAN-HとGNDの短絡、またはCAN-LとGNDの短絡
- CAN-Hと+Bの短絡、またはCAN-Lと+Bの短絡
- ECUの支線片側断線
- 終端回路を持つ2つのECU間の本線片側断線
- ECU別ダイアグコード一覧
□ 参 考 □
- GTSにてCAN通信系ダイアグコードをECU別に表示させることができる。
- CAN通信系のダイアグコードが出力している場合は、ダイアグコードからだけでは不具合を特定することができないため、‘トラブルシュートの進め方’からトラブルシュートを行う。(要領は参照)
- 表内の“DTC確認手順”は、故障が継続している場合のみ手順に従うとダイアグコードが出力される。
- フューエルインジェクションコンピュータ/エンジン(GTS表示名)
DTC
診断項目(GTS表示名称)
DTC検出条件
DTC検出前提条件
DTC確認手順
ウォーニング表示
DTC記憶方法
U0001/88
CAN通信
CANバス上の全ECUからデータを受信不能な状態が2秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- フューエルインジェクションコンピュータの電源電圧が10 V以上
チェックエンジンウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0101/82
EAT/CVT通信(受信)
フューエルインジェクションコンピュータがトランスミッションコントロールコンピュータASSYからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- フューエルインジェクションコンピュータの電源電圧が10 V以上
チェックエンジンウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0101/85
EAT/CVT通信異常
フューエルインジェクションコンピュータがトランスミッションコントロールコンピュータASSYへのデータを送信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- フューエルインジェクションコンピュータの電源電圧が10 V以上
チェックエンジンウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0121/86
ABS通信(受信)
フューエルインジェクションコンピュータがブレーキアクチュエータASSYからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- フューエルインジェクションコンピュータの電源電圧が10 V以上
チェックエンジンウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0156/87
メータ通信(受信)
フューエルインジェクションコンピュータがコンビネーションメータASSYからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- フューエルインジェクションコンピュータの電源電圧が10 V以上
チェックエンジンウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0164/89
A/C通信(受信)
フューエルインジェクションコンピュータがヒータコントロールASSYからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- フューエルインジェクションコンピュータの電源電圧が10 V以上
チェックエンジンウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0167/81*1
キーフリー/イモビライザシステム通信系統(コード不一致、通信エラー)
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)との通信エラー発生または、ローリングコード不一致
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- イモビ通信終了
- フューエルインジェクションコンピュータの電源電圧が10 V以上
-
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U1103/84
エコラン通信(受信)
フューエルインジェクションコンピュータがエンジンストップアンドスタートコンピュータからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- フューエルインジェクションコンピュータの電源電圧が10 V以上
チェックエンジンウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
□ 参 考 □ - ブレーキアクチュエータASSY(VSCなし)/ABS/VSC(GTS表示名)
DTC
診断項目(GTS表示名称)
DTC検出条件
DTC検出前提条件
DTC確認手順
ウォーニング表示
DTC記憶方法
U0073/79
CAN通信異常
+IG端子電圧が10 to 16 Vで、IG ON後1秒以上経過した後にバスオフ状態が発生
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧が10 V以上
ABSウォーニングランプ点灯*1
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0100/49
EFI ECU通信異常
車速60 km/h以上、フューエルインジェクションコンピュータ受信履歴あり、またはコンビネーションメータASSY受信履歴ありで、通信の異常が継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧が10 V以上
-
ツールによる消去作業を行うまで記憶
□ 参 考 □- ダイアグ通信はCAN通信にて行っている。
- *1:4WD車のみ点灯
- ブレーキアクチュエータASSY(VSCあり)/ABS/VSC(GTS表示名)
DTC
診断項目(GTS表示名称)
DTC検出条件
DTC検出前提条件
DTC確認手順
ウォーニング表示
DTC記憶方法
C1207/73
シフト信号異常
車速60 km/h以上、または各ECUのいずれかから受信履歴がある状態で通信の異常が継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧が10 V以上
スリップインジケータランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
C1244/32
前後Gセンサ断線/ショート
バスオフではない状態で通信の異常が継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧が10 V以上
- ABSウォーニングランプ点灯*1
- スリップインジケータランプ点灯
U0073/79
CAN通信異常
+IG端子電圧が10 to 16 Vで、IG ON後1秒以上経過した後にバスオフ状態が発生
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧が10 V以上
- ABSウォーニングランプ点灯*1
- スリップインジケータランプ点灯
U0100/49
EFI ECU通信異常
車速60 km/h以上、フューエルインジェクションコンピュータ、トランスミッションコントロールコンピュータASSYまたはコンビネーションメータASSYの受信履歴が1回以上ある状態で通信の異常が継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧が10 V以上
スリップインジケータランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0123/36
ヨーレートセンサ通信異常
バスオフではない状態で通信の異常が継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧が10 V以上
スリップインジケータランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0126/19
舵角センサ通信異常
バスオフではない状態で通信の異常が継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- ブレーキアクチュエータASSYの電源電圧が10 V以上
スリップインジケータランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
□ 参 考 □- ダイアグ通信はCAN通信にて行っている。
- *1:4WD車のみ点灯
- トランスミッションコントロールコンピュータASSY/CVT(GTS表示名)
DTC
診断項目(GTS表示名称)
DTC検出条件
DTC検出前提条件
DTC確認手順
ウォーニング表示
DTC記憶方法
U0100/82
EFI間受信フェイル
トランスミッションコントロールコンピュータASSYがフューエルインジェクションコンピュータからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- トランスミッションコントロールコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
CVTウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0121/88
ABS通信フェイル
スキッドコントロールコンピュータが故障検出している状態が20秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- トランスミッションコントロールコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
CVTウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0129/89
ABS間受信フェイル
トランスミッションコントロールコンピュータASSYがブレーキアクチュエータASSYからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続- IG ON後、1秒以降
- トランスミッションコントロールコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
CVTウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
□ 参 考 □ダイアグ通信はCAN通信にて行っている。 - トランスミッションコントロールコンピュータASSY/eco IDLE(GTS表示名)
DTC
診断項目(GTS表示名称)
DTC検出条件
DTC検出前提条件
DTC確認手順
ウォーニング表示
DTC記憶方法
U0100/88
エコラン-EFI通信異常
トランスミッションコントロールコンピュータASSYがフューエルインジェクションコンピュータからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- トランスミッションコントロールコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
eco IDLEウォーニングランプ点滅(黄)
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0121/91
エコラン-ABS通信異常
トランスミッションコントロールコンピュータASSYがブレーキアクチュエータASSYからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- トランスミッションコントロールコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
eco IDLEウォーニングランプ点滅(黄)
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0131/94
エコラン-EPS通信異常
トランスミッションコントロールASSYがパワーステアリングコンピュータASSYからデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- トランスミッションコントロールコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
eco IDLEウォーニングランプ点滅(黄)
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0156/92
エコラン-メータ通信異常
トランスミッションコントロールコンピュータASSYがコンビネーションメータASSYからのデータを受信不能な状態が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- トランスミッションコントロールコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
eco IDLEウォーニングランプ点滅(黄)
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0164/93
エコラン-オートA/C通信異常
トランスミッションコントロールコンピュータASSYがヒータコントロールASSYからのデータを受信不能な状態が6秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- トランスミッションコントロールコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
eco IDLEウォーニングランプ点滅(黄)
ツールによる消去作業を行うまで記憶
□ 参 考 □ダイアグ通信はCAN通信にて行っている。 - 用品バスバッファ/-(GTS表示名)
□ 参 考 □用品バスバッファはCAN通信に接続されているが、CAN通信系のダイアグコードは出力しない。 - パワーステアリングコンピュータASSY/電動パワステ(GTS表示名)
DTC
診断項目(GTS表示名称)
DTC検出条件
DTC検出前提条件
DTC確認手順
ウォーニング表示
DTC記憶方法
U0100/61
CAN通信異常(EFI)
パワーステアリングコンピュータASSYがフューエルインジェクションコンピュータからのデータを受信不能な状態が2秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- パワーステアリングコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
-
故障継続時のみ記憶
U0121/64
CAN通信異常(ABS/VSC)
パワーステアリングコンピュータASSYがブレーキアクチュエータASSYからのデータを受信不能な状態が2秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1 秒以降
- パワーステアリングコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
-
故障継続時のみ記憶
U0155/62
CAN通信異常(METER)
パワーステアリングコンピュータASSYがコンビネーションメータASSYからのデータを受信不能な状態が2秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、 1秒以降
- パワーステアリングコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
-
故障継続時のみ記憶
U1103/63
CAN通信異常(IDS)
パワーステアリングコンピュータASSYがトランスミッションコントロールコンピュータASSYからのデータを受信不能な状態が2秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、 1秒以降
- パワーステアリングコンピュータASSYの電源電圧が9.5 V以上
-
故障継続時のみ記憶 - ステアリングポジションセンサ/-(GTS表示名)
□ 参 考 □ステアリングポジションセンサはCAN通信に接続されているが、CAN通信系のダイアグコードは出力しない。 - ヨーレートセンサ/-(GTS表示名)
□ 参 考 □ヨーレートセンサはCAN通信に接続されているが、CAN通信系のダイアグコードは出力しない。 - コンビネーションメータASSY/メータ(GTS表示名)
DTC
診断項目(GTS表示名称)
DTC検出条件
DTC検出前提条件
DTC確認手順
ウォーニング表示
DTC記憶方法
U0073/22
CAN通信異常
バスオフ検出回数が10回以上発生
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 V以上
-
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0100/51
EFI通信異常
コンビネーションメータASSYがフューエルインジェクションコンピュータとの通信途絶が3秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 V以上
チェックエンジンウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0101/52
EAT/CVT通信異常
コンビネーションメータASSYがトランスミッションコントロールコンピュータASSYとの通信途絶が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 V以上
-
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U0129/53
ABS/VSC通信異常
コンビネーションメータASSYがブレーキアクチュエータASSYとの通信途絶が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 V以上
- ブレーキウォーニングランプ点灯
- ABSウォーニングランプ点灯*1
- スリップインジケータランプ点灯
U0131/66
EPS通信途絶
コンビネーションメータASSYがパワーステアリングコンピュータASSYとの通信途絶が2秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 V以上
P/S(EPS)ウォーニングランプ点灯
ツールによる消去作業を行うまで記憶
U1103/57
ERS通信途絶
コンビネーションメータASSYがトランスミッションコントロールコンピュータASSYとの通信途絶が1秒以上継続
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- コンビネーションメータASSYの電源電圧が9.5 V以上
eco IDLEウォーニングランプ点滅(黄)
ツールによる消去作業を行うまで記憶
□ 参 考 □
- ヒータコントロールASSYによるパネルダイアグコード一覧
□ 参 考 □ヒータコントロールASSYのディスプレイ部にダイアグコードを表示することができる。(要領は参照)
- ヒータコントロールASSY/-(GTS表示名)
DTC
診断項目(GTS表示名称)
DTC検出条件
DTC検出前提条件
DTC確認手順
ウォーニング表示
DTC記憶方法
99
ボデー多重通信異常
CAN通信からの信号異常
以下の全ての条件が成立した時:- IG ON後、1秒以降
- ヒータコントロールASSYの電源電圧が10 V以上
-
パネルダイアグ(センサチェック)による消去作業を行うまで記憶
- ダイアグコード組み合わせ表(Vバス断線)
- Vバスに接続しているECU、センサの過去通信異常(この場合はバス診断では正常を表示するが、通信異常ダイアグコードを出力)は以下組み合わせ表を参考に不具合が発生していた箇所を推定する。
□ 参 考 □- CAN通信に接続されている各ECUが出力するダイアグコードから下の表をもとに、通信途絶している部位を推定することができる。
- 現在、発生中の支線断線、通信途絶に関しては、GTSを使用して‘バス診断’を行うことにより、断線した支線に接続するECU、センサが応答しない(画面に表示しない)ことでより解りやすく、故障部位を確認することができる。
ダイアグ結果
トラブル内容(通信途絶モード)
出力元ECU
出力DTC
EAT ECU(参照)
ABS/VSC ECU(参照)
舵角センサ(参照)
ヨー·Gセンサ(参照)
エンジンECU(参照)
フューエルインジェクションコンピュータ
U0001/88
○
○
-
-
○*1
U0101/82
○
-
-
-
○*1
U0101/85
○
-
-
-
○*1
U0121/86
-
○
-
-
○*1
U0156/87
-
-
-
-
○*1
U0164/89
-
-
-
-
○*1
U1103/84
○
-
-
-
○*1
ブレーキアクチュエータASSY(VSCなし)
U0073/79
-
○*1
-
-
-
U0100/49
-
○*1
-
-
○
ブレーキアクチュエータASSY(VSCあり)
C1207/73
○
○*1
-
-
-
C1244/32
-
○*1
-
○
-
U0073/79
-
○*1
-
-
-
U0100/49
-
○*1
-
-
○
U0123/36
-
○*1
-
○
-
U0126/19
-
○*1
○
-
-
トランスミッションコントロールコンピュータASSY
U0100/82
○*1
-
-
-
○
U0121/88
○*1
○
-
-
-
U0129/89
○*1
○
-
-
-
トランスミッションコントロールコンピュータASSY(ストップアンドスタートシステム機能)
U0100/88
○*1
-
-
-
○
U0121/91
○*1
○
-
-
-
U0131/94
○*1
-
-
-
-
U0156/92
○*1
-
-
-
-
U0164/93
○*1
-
-
-
-
パワーステアリングコンピュータASSY
U0100/61
-
-
-
-
○
U0121/64
-
○
-
-
-
U0155/62
-
-
-
-
-
U1103/63
○
-
-
-
-
ステアリングポジションセンサ
-
-
-
-
-
-
ヨーレートセンサ
-
-
-
-
-
-
コンビネーションメータASSY
U0073/22
-
-
-
-
-
U0100/51
-
-
-
-
○
U0101/52
○
-
-
-
-
U0129/53
-
○
-
-
-
U0131/66
-
-
-
-
-
U1103/57
○
-
-
-
-
ヒータコントロールASSY
99
-
-
-
-
-
ダイアグ結果
トラブル内容(通信途絶モード)
出力元ECU
出力DTC
EPS ECU(参照)
エアコンECU(参照)
メータECU(参照)
用品ゲートウェイ(参照)
フューエルインジェクションコンピュータ
U0001/88
○
○
○
-
U0101/82
-
-
-
-
U0101/85
-
-
-
-
U0121/86
-
-
-
-
U0156/87
-
-
○
-
U0164/89
-
○
-
-
U1103/84
-
-
-
-
ブレーキアクチュエータASSY(VSCなし)
U0073/79
-
-
-
-
U0100/49
-
-
-
-
ブレーキアクチュエータASSY(VSCあり)
C1207/73
-
-
-
-
C1244/32
-
-
-
-
U0073/79
-
-
-
-
U0100/49
-
-
-
-
U0123/36
-
-
-
-
U0126/19
-
-
-
-
トランスミッションコントロールコンピュータASSY
U0100/82
-
-
-
-
U0121/88
-
-
-
-
U0129/89
-
-
-
-
トランスミッションコントロールコンピュータASSY(ストップアンドスタートシステム機能)
U0100/88
-
-
-
-
U0121/91
-
-
-
-
U0131/94
○
-
-
-
U0156/92
-
-
○
-
U0164/93
-
○
-
-
パワーステアリングコンピュータASSY
U0100/61
○*1
-
-
-
U0121/64
○*1
-
-
-
U0155/62
○*1
-
○
-
U1103/63
○*1
-
-
-
ステアリングポジションセンサ
-
-
-
-
-
ヨーレートセンサ
-
-
-
-
-
コンビネーションメータASSY
U0073/22
-
-
○*1
-
U0100/51
-
-
○*1
-
U0101/52
-
-
○*1
-
U0129/53
-
-
○*1
-
U0131/66
○
-
○*1
-
U1103/57
-
-
○*1
-
ヒータコントロールASSY
99
-
○*1
-
-
□ 参 考 □- ○:ダイアグコードを出力
- -:ダイアグコードを出力しない
- *1:通信途絶中はダイアグコード出力不可
- CANバス本線の断線、CANバス(CAN-H、CAN-L)の線間ショート、CANバスの+BショートまたはCANバスのGNDショートの故障が発生していると、CANバス内のほとんどのECU(またはセンサ)のダイアグコードが多数出現または、GTS上へ通信エラーのメッセージが表示されることがある。このときは、CANバスの抵抗点検を先に行う。(要領は参照)
- CANバス支線の片側断線のときは、特に故障部位と関係のないダイアグコードが出力したり(ダイアグコードの表示が乱れる)、GTS上へ通信エラーのメッセージが表示されることがある。
- CANバス波形

□ 参 考 □
- 本波形は、DLC3のCANH - GNDおよびCANL - GNDの端子間にて計測した波形である。(CAN通信ラインの診断の参考にする)
- GTSによる"バス診断"とダイアグコードから複数ECUの不具合が考えられるときは、まずCANバスの抵抗点検(要領は参照)を行い、それで問題がないときは以下の波形を確認をする。
- 波形が以下3パターン(グループ1)のいずれにも類似していない場合、CANバス本線内の断線、CANバス支線内の片側断線、またはCANバス(CAN-HまたはCAN-L)のGNDショートが疑われる(グループ2)。
- コネクター、ワイヤハーネスを軽く上下、左右に揺すり、波形が乱れるか確認をする。
- CANバス波形(グループ1)
- 例:CANバス波形(グループ2)
■ 注 意 ■実際の波形は、断線箇所、短絡箇所により波形が大きく異なるため、以下のCANバス波形はあくまでも参考とする。
- データ送受信表
- データ送受信表
サービス技術情報資料編CAN通信システムデータ送受信表参照。 - 関連ECUデータモニター項目
項目名 | 項目説明/表示範囲 | 標準値 | 備考 |
---|---|---|---|
水温 | エンジン冷却水温を表す 表示範囲:-40 to 215°C | 85 to 105°C:暖機後、アイドル回転時 | ウォータテンパラチャセンサからの信号をもとに算出される。 -40°Cまたは120°C以上を表示する場合は、センサ系統の断線またはショートが考えられる。 |
エンジン回転数 | エンジン回転数を表す 表示範囲:0 to 16384 rpm | 750 to 850 rpm:暖機後、アイドル回転時(電気負荷なし) | クランクポジションセンサからの信号をもとに算出される。 |
車速 | 車速を表す 表示範囲:0 to 255 km/h | 実際の車速 | ブレーキアクチュエータASSYからの車速信号(CAN通信)をもとに算出される |
電源電圧 | バッテリ電圧を表す 表示範囲:0 to 65 V | 11 to 14 V:IG ON | - |
メインアクセルセンサ開度 | メインアクセルセンサの開度を表す 表示範囲:0 to 100% | 10 to 20%:IG ON、アクセルペダル全閉時 65 to 75%:IG ON、アクセルペダル全開時 | メインアクセルセンサ(VPA1)からの信号をもとに算出する。 |
サブアクセルセンサ開度 | サブアクセルセンサの開度を表す 表示範囲:0 to 100% | 25 to 35%:IG ON、アクセルペダル全閉時 80 to 90%:IG ON、アクセルペダル全開時 | サブアクセルセンサ(VPA2)からの信号をもとに算出する。 |
ギア段信号 | ギヤ位置を表す 表示:1st·2nd·3rd·4th·5th·6th·7th | - | 1st:P、RおよびN 2nd:2速 3rd:3速 4th:4速 5th:5速 6th:6速 7th:7速 |
外気温 | 外気温度を表す 表示範囲:-40 to 100°C | - | クーラサーミスタ(ガイキオンセンサ)信号をもとに算出される。 |
シフトポジションPレンジ | シフトポジションPを表す 表示:ON/OFF | ON:シフトポジションP OFF:シフトポジションP以外 | - |
シフトポジションRレンジ | シフトポジションRを表す 表示:ON/OFF | ON:シフトポジションR OFF:シフトポジションR以外 | - |
シフトポジションNレンジ | シフトポジションNを表す 表示:ON/OFF | ON:シフトポジションN OFF:シフトポジションN以外 | - |
項目名 | 項目説明/表示範囲 | 標準値 | 備考 |
---|---|---|---|
前後Gセンサ出力 | 前後Gを表す 表示範囲:-18.327 to 18.392 m/s2 | - | 加減速中:発生Gに比例して変化 |
左右Gセンサ出力*1 | 左右Gを表す 表示範囲:-18.327 to 18.392 m/s2 | - | 旋回中:発生Gに比例して変化 |
エンジン回転数 | エンジン回転数を表す 表示範囲:0 to 65535 rpm | エンジン停止時:0 rpm | エンジン一定速回転時:大きな変動がない |
アクセル開度率*1 | アクセルペダルの開度率を表す 表示範囲:0.0 to 128.0% | アクセルペダル解放中:0.0% | アクセルペダル操作中:ペダル踏み込み量に比例して変化 |
ヨーレートセンサ出力1*1 | ヨーレート1の出力値を表す 表示範囲:-128 to 127 deg/s | 停車時:0 deg/s 右旋回時:-128 to 0 deg/s 左旋回時:0 to 127 deg/s | - |
舵角センサ出力*1 | ステアリング舵角を表す 表示範囲:-3276.8 to 3276.8 deg | ステアリング左操作時:正の数に連続して変化 ステアリング右操作時:負の数に連続して変化 | - |
+IG1電圧 | +IG電圧を表す 表示範囲:0.00 to 20.00 V | IG ON時:11.00 to 14.00 V | バッテリ電圧に比例して変化 |
ギヤ位置情報*1 | ギヤ位置を表す 表示範囲:フェール/1st/2nd/3rd/4th/5th/6th/7th/P·N/R/R以外 | 実際のギヤ位置 | - |
メータ車速Vout | 車両スピードを表す 表示範囲:0.0 to 326.4 km/h | 停車時:0.0 km/h | 一定車速走行時:大きな変動がない |
*1:VSCあり
項目名 | 項目説明/表示範囲 | 標準値 | 備考 |
---|---|---|---|
エンジン回転数 | エンジン回転数を表す(IG ON → OFF間) 表示範囲:0 to 25700 rpm | IG ONエンジン停止時:0 rpm エンジン回転数一定時:大きな変動がない | 異常時はフューエルインジェクションコンピュータとの通信線の異常が考えられる 異常時はフューエルインジェクションコンピュータのNE信号系統の異常が考えられる |
バッテリ電圧 | バッテリ電圧を表す 表示範囲:0 to 65 V | 11 to 14 V:IG ON | 異常時は+B電圧の異常が考えられる |
アクセル開度 | アクセル開度を表す 表示範囲:0 to 100% | 0%:アクセルペダル全閉時 連続して変化:アクセルペダル全閉 → 全開(暖機後、エンジン回転時) | 異常時はCAN通信線の異常が考えられる |
Pレンジスイッチ | Pポジションを表す 表示:ON/OFF | OFF → ON:Pポジション以外 → Pポジション | 異常時はニュートラルスタートスイッチ(NSSP)信号の異常が考えられる |
Rレンジスイッチ | Rポジションを表す 表示:ON/OFF | OFF → ON:Rポジション以外 → Rポジション | 異常時はニュートラルスタートスイッチ(R)信号の異常が考えられる |
Nレンジスイッチ | Nポジションを表す 表示:ON/OFF | OFF → ON:Nポジション以外 → Nポジション | 異常時はニュートラルスタートスイッチ(NSSN)信号の異常が考えられる |
Dレンジスイッチ | Dポジションを表す 表示:ON/OFF | OFF → ON:Dポジション以外 → Dポジション | 異常時はニュートラルスタートスイッチ(NSSD)信号の異常が考えられる |
項目名 | 項目説明/表示範囲 | 標準値 | 備考 |
---|---|---|---|
エンジン回転数(CAN) | フューエルインジェクションコンピュータよりCAN通信で入力しているエンジン回転数を表す/ 表示範囲:-25600 to 25600 rpm | 750 to 850 rpm:暖機後、アイドリング時 | フューエルインジェクションコンピュータからの信号 |
エンジン水温(CAN通信値) | フューエルインジェクションコンピュータよりCAN通信で入力しているエンジン冷却水温を表す/ 表示範囲:-327.68 to 327.67°C | 85 to 105°C:暖機後、アイドリング時 | フューエルインジェクションコンピュータからの信号 |
外気温(補正後) | フューエルインジェクションコンピュータよりCAN通信で入力している外気温センサで検出した温度の補正した値を表す/ 表示範囲:-327.68 to 327.67°C | - | - |
バッテリ電圧 | トランスミッションコントロールコンピュータASSY(エンジンストップアンドスタートコンピュータ)が認識しているバッテリ電圧(+B系統)を表す/ 表示範囲:0 to 20 V | 11 to 14 V:IG ON | - |
制御モード | トランスミッションコントロールコンピュータASSY(エンジンストップアンドスタートコンピュータ)が認識している現在のストップアンドスタート制御モードを表す/ 表示:モード0、モード1、モード2、モード3、モード4 | 対応する数字を表示する | モード0:アイドリングストップ以外のエンジン停止状態 モード1:エンジン回転状態 モード2:エンジン停止要求状態 モード3:エンジン停止状態(アイドリングストップ中) モード4:アイドリングストップからの始動状態 |
項目名 | 項目説明/表示範囲 | 標準値 | 備考 |
---|---|---|---|
車速 | メータから入力される車速を表す 表示範囲:0 to 255 km/h | 0 km/h:停車時 | - |
大きな変動がない:一定車速走行時 | |||
エンジン回転数 | エンジン回転数を表す 表示範囲:0 to 12800 rpm | 大きな変動がない:エンジン一定回転中 | - |
IG電源電圧 | ECU 電源の状態を表す 表示範囲:0.00 to 20.00 V | 9 to 16 V:IG ON | - |
項目名 | 項目説明/表示範囲 | 標準値 | 備考 |
---|---|---|---|
車速 | 車速入力値 表示範囲:0 to 255[km/h] | 0 to 255[km/h] 実車速とほぼ同期 | スピードメーター指示誤差を確認 |
エンジン回転数 | エンジン回転数入力 表示範囲:0 to 12750 rpm | 750 to 850 rpm: エンジン実回転数とほぼ同期 | 異常時はエンジン回転数信号系統の異常が考えられる |
+B電圧値 | 入力電圧値 表示範囲:0 to 25.5 V | 入力電圧値を表示 11 to 14 V | - |
外気温入力値 | 外気温の入力値 表示範囲:-40 to 87.5[°C] | 外気温を表示 -40 to 87.5[°C] | - |

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