CAN通信システム メータECU通信途絶モード タント

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス ムーヴ アトレーワゴン CAN通信システム メータECU通信途絶モード

診断項目症状疑わしい箇所
メータECU通信途絶モードどちらかの項目に当てはまる場合
GTSの‘バス診断’画面に‘メータ’が検出されない(要領は参照)
ダイアグコード組み合わせ表の‘メータECU通信途絶モード’にあてはまる(要領は参照)
コンビネーションメータASSY本線断線またはコネクター
コンビネーションメータASSY電源系統異常
コンビネーションメータASSY内部異常

回路図

C243580J03

点検手順

■ 注 意 ■

  1. CANバスの抵抗値を測定する場合はIG OFF後、キー操作、スイッチ操作、ドア開閉をせずに1分以上放置してからバッテリを切り離し、再度1分以上経過してから抵抗値を測定する。
  2. CAN通信系のダイアグコードが出力している場合は必ず「トラブルシュートの進め方」からトラブルシュートを行う。(要領は参照)
  3. 修理完了後、DTC確認手順を実行して、DTCが出力されていないかを確認する。
    DTC確認手順:IG ONにして、60秒以上待機。
  4. 修理完了後、バス診断を行い、CAN通信に接続されているECUおよびセンサが全て表示されていることを確認する。(要領は参照)
  5. IG OFF後、バッテリターミナルを切り離す前に待ち時間が発生する場合がある。このため作業前にバッテリ端子切り離し時の注意事項を確認する。(要領は参照)
  6. トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。

□ 参 考 □

  1. 各コネクターを点検する際、コネクターを切り離す前にコネクターケースを接続方向に押し、かん合のゆるみ、抜けが発生していないことを確認する。
  2. コネクターを切り離した際、コネクター端子およびコネクターケースに破損、変形、腐食などがないことを確認する。

手順1CANバス本線断線点検(コンビネーションメータASSY本線)
  1. バッテリマイナスターミナルを切り離し、コンビネーションメータASSYの車両ハーネスコネクターB24を切り離す。
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (コンビネーションメータASSY)
  2. 下表に従って抵抗を測定する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    B24-9(CANH) - B24-8(CANL)
    バッテリマイナスターミナル切り離し
    108 to 132 Ω

NG
CANバス本線またはコネクター修理または交換
OK

手順2ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電源系統)
  1. 下表に従って抵抗を測定する。
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (コンビネーションメータASSY)
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    B24-7(E) - ボデーアース
    バッテリマイナスターミナル切り離し
    1 Ω未満
  2. バッテリマイナスターミナルを接続する。
  1. 下表に従って電圧を測定する。
    イラスト内指示文字 *a
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (コンビネーションメータASSY)
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    B24-3(+B) - ボデーアース
    IG OFF
    11 to 14 V
    B24-5(IG) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
コンビネーションメータASSY交換 (要領は  参照)  
CAN通信システム    メータECU通信途絶モード

HOME

自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…

自動車修理事例