DTC P0620/28オルタネータC端子デューティ異常 タント

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス ムーヴ アトレーワゴン DTC P0620/28オルタネータC端子デューティ異常 タント

オルタネータの発電をフューエルインジェクションコンピュータによって最適に制御するオルタネータ発電制御により、オルタネータの発電量を調整する事で、エンジン負荷を低減し燃費を向上させている。オルタネータALTC端子系統に異常がある場合にダイアグコードを記憶する。

ダイアグコードDTC 検出条件
診断条件
異常状態
異常期間
その他
点検部位
P0620/28IG ON
発電指示をしていないにも関わらず、以下の条件が揃った時
バッテリ電圧が13.5 Vより高い
F-dutyが30%以上
10秒
1トリップ
オルタネータASSY
ワイヤハーネスまたはコネクター
フューエルインジェクションコンピュータ

回路図

A279836J01

点検手順

■ 注 意 ■キーフリーシステム装着車のフューエルインジェクションコンピュータを交換する場合は、他の車から流用せず、必ず新品部品を用いること。
□ 参 考 □GTSを使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには不具合発生時のエンジン稼動状態の一部が記憶してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。

手順1GTSアクティブテスト実施(C端子デューティ)
  1. DLC3にGTSを接続する。
  2. エンジンを始動する。
  3. GTSをONにする。
  4. GTSを使用して、以下のメニュー項目を選択する。:パワートレイン / エンジン / アクティブテスト / C端子デューティ / データモニタ / 電源電圧
  5. エンジンを始動する。
  6. アイドリング状態で、アクティブテストを実施する。
    基準C端子デューティを20%にしたとき、電源電圧が高くなっていない

NG
手順 2 へ
OK
不具合現象シミュレーション方法へ (要領は  参照)  

手順2オルタネータASSY単体点検
  1. オルタネータASSYの単体点検を実施する。(要領は参照)

NG
オルタネータASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター(オルタネータASSY - フューエルインジェクションコンピュータ)

□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. オルタネータASSYのコネクターC18を切り離す。
  2. フューエルインジェクションコンピュータのコネクターC27を切り離す。
  3. 各端子間の抵抗を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値 点検端子
    点検条件
    基準値
    C18-1(ALTC) - C27-12(ALTO)
    常時
    1 Ω未満
    C18-1(ALTC)およびC27-12(ALTO) - 他の端子間およびボデーアース間
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター(バッテリ - オルタネータASSY)

□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は参照。

  1. バッテリマイナスターミナルを切り離す。
  2. バッテリプラスターミナルを切り離す。
  3. オルタネータASSYのコネクターC33を切り離す。
  4. 各端子間の抵抗を測定する。

    抵抗値 点検端子
    点検条件
    基準値
    バッテリプラスターミナル - C33-1(B)
    常時
    1 Ω未満

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
フューエルインジェクション コンピュータ交換 (要領は  参照)  
DTC   P0620/28   オルタネータC端子デューティ異常

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