プッシュボタンスタート    ACCからALL OFFしない タント ムーヴ

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス アトレーワゴン

回路説明

ACC ONかつシフトPポジション状態でプッシュスタートスイッチを操作するとIG OFF状態になる。

回路図

B318503J01

点検手順

■ 注 意 ■

  1. IG OFFでGTSを使用する時は、GTSと車両間の通信が開始するまで、いずれかのドアカーテシスイッチのON ←→ OFF操作(ON ←→ OFFの間隔は1.5秒以内)を繰り返す。
  2. キーフリーシステムには、大規模ボデー多重通信システム[LIN]を使用している機能がある。まず始めに[トラブルシュートの進め方]に従いダイアグコードを確認し、通信系統に異常のないことを確認してからトラブルシューティングを進める。(要領は参照)
  3. エレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)またはスマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)を交換したときは、イモビライザーの資料編登録作業要領を参照する。
  4. 修理完了後、不具合現象が再発しないことを確認する。

手順1シフトポジション点検(シフトP確認)
  1. シフト位置がPポジションになっていることを点検する。

基準シフト位置がPポジションになっていること


NG
シフトポジションを“P”位置にする
OK

手順2GTSデータ読み取り
  1. GTSを使用して、スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)のデータモニタを行う。(要領は参照)

    基準
    [GTS画面:ボデー → KFS → データモニタ] 項目名
    項目説明/表示範囲
    基準値
    備考
    シフトP(P検出SW)信号
    シフトポジションP信号の状態
    表示範囲:OFF/ON
    OFF:シフトポジションP
    ON:シフトポジションP以外
    -
    結果結果
    飛び先
    動作とモニターの表示が相違
    A
    動作とモニターの表示が一致
    B

B
手順 4 へ
A

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(キーフリーECU - トランスミッションECU)
  1. スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)のコネクターB10を切り離す。
  2. トランスミッションコントロールコンピュータASSYのコネクターB25を切り離す。
  3. 下表に従って抵抗を測定する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    B10-20(NSS) - B25-31(P1)
    常時
    1 Ω未満
    B10-20(NSS) - ボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)交換(要領は資料編登録作業要領参照) 

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(キーフリーECU - ボデーアース)
  1. スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)のコネクターB9を切り離す。
  2. 下表に従って電圧を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    B9-15(ACCD) - ボデーアース
    IG OFF
    1 V未満

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順5スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)点検
B318473J01
  1. スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)のコネクターB9を切り離す。
  2. 下表に従って電圧を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    B9-15(ACCD) - ボデーアース
    常時
    1 V未満

NG
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)交換(要領は資料編登録作業要領参照)
OK
メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)交換 (要領は  参照)  
プッシュボタンスタート    ACCからALL OFFしない

HOME

自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…

自動車修理事例