オートアラームシステムセキュリティインジケータが点滅しない

2024年9月13日 2025年1月11日

z-space.tech

ダイハツハイゼットトラックミライ一スタントムーヴアトレーワゴン

メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)は、オートアラームシステムの状態をLIN通信でスマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)へ送信している。スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)はオートアラームシステムの状態に応じて、コンビネーションメータASSY内のセキュリティインジケータランプの消灯·点滅·点灯を行う。*1

メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)はオートアラームシステムの状態に応じて、コンビネーションメータASSY内のセキュリティインジケータランプの消灯·点滅·点灯を行う。*2

*1:キーフリーシステムあり
*2:キーフリーシステムなし

回路図

キーフリーシステムあり

キーフリーシステムなし

点検手順

■ 注意 ■

オートアラームシステムは、LIN通信を使用している。まず始めに“トラブルシュートの進め方”に従い“通信機能点検”を行い、通信系統に異常のないことを確認してからトラブルシューティングを進める。(要領は参照)*
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)交換時は、資料編登録作業要領を参照する。*
*:キーフリーシステムあり

手順1

車両確認

車両の仕様を確認する。
結果結果
飛び先
キーフリーシステムあり
A
キーフリーシステムなし
B

手順2	GTSアクティブテスト実施

GTSを使用してアクティブテストを行い、セキュリティインジケータランプが点灯することを確認する。

[GTS画面:ボデー → KFS → アクティブテスト]
項目名
項目名解説
駆動
セキュリティインジケータ制御
セキュリティインジケータランプの消灯/点灯
OFF/ON
基準GTSの表示に応じて、セキュリティインジケータランプが点灯する
結果結果
飛び先
NG
A
OK
B

手順3	ワイヤハーネスおよびコネクター点検（スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU) - コンビネーションメータASSY - ボデーアース）

スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)のコネクターB10を切り離す。
コンビネーションメータASSYのコネクターB24を切り離す。
下表に従って抵抗を測定する。

抵抗値

端子番号	点検条件	基準値
B10-12(SQI) - B24-26(SECR)	常時	1 Ω未満
B10-12(SQI) - ボデーアース	常時	10 kΩ以上
B24-7(E) - ボデーアース	常時	1 Ω未満

手順4	コンビネーションメータASSY交換

新品のコンビネーションメータASSYに交換する。(要領は参照)
オートアラームシステムを警戒状態にしたとき、セキュリティインジケータランプが点滅することを確認する。(要領は参照)
基準セキュリティインジケータランプが点滅する

手順5	スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)交換

新品のスマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)に交換する。(要領は資料編登録作業要領参照)
オートアラームシステムを警戒状態にしたとき、セキュリティインジケータランプが点滅することを確認する。(要領は参照)
基準セキュリティインジケータランプが点滅する

手順6	GTSアクティブテスト実施

GTSを使用してアクティブテストを行い、セキュリティインジケータランプが点灯することを確認する。

[GTS画面:ボデー → ITC → アクティブテスト]
項目名
項目名解説
駆動
セキュリティインジケータ
セキュリティインジケータランプの消灯/点灯
OFF/ON
基準GTSの表示に応じて、セキュリティインジケータランプが点灯する
結果結果
飛び先
NG
A
OK
B

手順7	ワイヤハーネスおよびコネクター点検（メインボデーECU(ヒューズブロックASSY) - コンビネーションメータASSY - ボデーアース）

メインボデーECU(ヒューズブロックASSY)のコネクター2Iを切り離す。
コンビネーションメータASSYのコネクターB24を切り離す。
下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値端子番号
点検条件
基準値
2I-35(IND) - B24-26(SECR)
常時
1 Ω未満
2I-35(IND) - ボデーアース
常時
10 kΩ以上
B24-7(E) - ボデーアース
常時
1 Ω未満