DTC   B2794/15トランスポンダ不良 タント ムーヴ アトレーワゴン

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス

B2794/15は、スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)のトランスポンダ通信テストで、エレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)との通信不良を検出した場合に出力される。

B2795/21は、スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)のトランスポンダ通信テストで、エレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)から受信したIDコードまたは暗号演算の結果が不一致の場合に出力される。

DTC NO.DTC検出条件点検部位
B2794/15トランスポンダ通信テストで通信不良を検出したときエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)
B2795/21トランスポンダ通信テストでIDコードまたは暗号演算が不一致エレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)

点検手順

■ 注 意 ■

  1. IG OFFでGTSを使用する時は、GTSと車両間の通信が開始するまで、いずれかのドアカーテシスイッチのON ←→ OFF操作(ON ←→ OFFの間隔は1.5秒以内)を繰り返す。
  2. キーフリーシステムには、大規模ボデー多重通信システム[LIN]を使用している機能がある。まず始めに[トラブルシュートの進め方]に従いダイアグコードを確認し、通信系統に異常のないことを確認してからトラブルシューティングを進める。(要領は参照)
  3. 車室内に他のエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)がないことを確認する。
  4. エレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)またはスマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)を交換したときは、イモビライザーの資料編登録作業要領を参照する。
  5. 修理完了後にダイアグコード出力確認操作を行い、ダイアグコードが再出力していないことを確認する。

手順1ダイアグコード消去
  1. GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順2トランスポンダ通信テスト再実施(1)

SST09843-18040  
■ 注 意 ■トランスポンダ通信テストは、次の項目に注意しながら実施すること。

  1. 点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)は登録済みである。
  2. 点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)が他車に登録されているものでない。
  3. 点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)を他のエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)や金属物に重ね合わせない。
  4. 規定時間内(開始応答終了から20秒以内)に点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)を確実にプッシュスタートスイッチに接触させる。
  1. 車両を以下の状態にする
    1. IG OFF状態
    2. 運転席ドア“アンロック”
    3. 運転席ドア“開”
  1. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2)を使用して、DLC3の13(ECUT)と4(E)端子間を短絡する。
    イラスト内指示文字 *1
    DLC3
    ■ 注 意 ■
    1. 接続位置を間違えると故障の原因になるため、作業前に接続位置を確認する。
    2. 車両停止状態で行う。
  2. 短絡から20秒以内に運転席のドアコントロールスイッチ操作(ロック/アンロック)を行う。
  3. 運転席ドアを閉→開にする。
  4. ダイアグノーシスチェックモード開始応答として、ドアロックが自動的に2回反転する。
  5. ドアロック反転から20秒以内にプッシュスタートスイッチを3回押す。
  6. ドアロック反転から20秒以内に運転席ドアを閉める。
  7. ワイヤレス通信テスト開始応答として、ドアロックが自動的に2回反転する。
  8. 開始応答終了から9秒以内に点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)をプッシュスタートスイッチにかざす。
  9. トランスポンダ通信テスト終了応答として、ドアロックが自動的に2回反転する。

基準正常終了(ドアロックが自動的に2回反転)


NG
手順 3 へ
OK
不具合現象確認 (要領は  参照)  

手順3ダイアグコード消去
  1. GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順4トランスポンダ通信テスト再実施(2)

SST09843-18040  
■ 注 意 ■トランスポンダ通信テストは、次の項目に注意しながら実施すること。

  1. 点検は別の登録済みのエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)で行う。
  2. 点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)は登録済みである。
  3. 点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)が他車に登録されているものでない。
  4. 点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)を他のエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)や金属物に重ね合わせない。
  5. 規定時間内(開始応答終了から20秒以内)に点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)を確実にプッシュスタートスイッチに接触させる。
  1. 車両を以下の状態にする
    1. IG OFF状態
    2. 運転席ドア“アンロック”
    3. 運転席ドア“開”
  1. SST(ダイアグノーシスチェックワイヤNo.2)を使用して、DLC3の13(ECUT)と4(E)端子間を短絡する。
    イラスト内指示文字 *1
    DLC3
    ■ 注 意 ■
    1. 接続位置を間違えると故障の原因になるため、作業前に接続位置を確認する。
    2. 車両停止状態で行う。
  2. 短絡から20秒以内に運転席のドアコントロールスイッチ操作(ロック/アンロック)を行う。
  3. 運転席ドアを閉→開にする。
  4. ダイアグノーシスチェックモード開始応答として、ドアロックが自動的に2回反転する。
  5. ドアロック反転から20秒以内にプッシュスタートスイッチを3回押す。
  6. ドアロック反転から20秒以内に運転席ドアを閉める。
  7. ワイヤレス通信テスト開始応答として、ドアロックが自動的に2回反転する。
  8. 開始応答終了から9秒以内に点検するエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)をプッシュスタートスイッチにかざす。
    □ 参 考 □別の登録済みのエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)をプッシュスタートスイッチにかざす。
  9. トランスポンダ通信テスト終了応答として、ドアロックが自動的に2回反転する。

基準正常終了(ドアロックが自動的に2回反転)


NG
スマートキーコンピュータASSY(キーフリーECU)交換(要領は資料編登録作業要領を参照)
OK
最初に点検したエレクトリカルキートランスミッタ(電子カードキー)交換 
DTC   B2794/15   トランスポンダ不良

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