ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス アトレーワゴン
運転席エアバッグ点火回路は、エアバッグコンピュータASSY、スパイラルケーブルSUB-ASSYおよびホーンボタンASSYで構成されている。作動条件が満たされたとき、ホーンボタンASSYが作動する。
運転席エアバッグ点火回路(D+、D-ライン)に短絡が検出されたとき、エアバッグコンピュータASSYにダイアグコードB1800が記録される。
DTC No. | DTC検出項目 | 不具合箇所 |
---|
B1800 | エアバッグコンピュータASSY-ホーンボタンASSY間W/HのD+、D-ラインの短絡 スパイラルケーブルSUB-ASSYの故障 ホーンボタンASSYの故障 エアバッグコンピュータASSYの故障 | インストルメントパネルワイヤ スパイラルケーブルSUB-ASSY ホーンボタンASSY エアバッグコンピュータASSY |
回路図
点検手順
■ 注 意 ■IG OFF後、バッテリターミナルを切り離す前に待ち時間が発生する場合がある。このため作業前にバッテリ端子切り離し時の注意事項を確認する。(要領は参照)
□ 参 考 □再現手法を実施する場合、GTSを使用してチェックモードを選択してから行う。(要領は参照)
- バッテリのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。
□ 参 考 □バッテリのマイナスターミナルを切り離す前に、IG OFFになっていることを確認する。
- エアバッグコンピュータASSY、ホーンボタンASSYおよびスパイラルケーブルSUB-ASSYに接続されているコネクタの接続状態を点検する。
基準コネクタが正しく接続されていること
- エアバッグコンピュータASSY、ホーンボタンASSYおよびスパイラルケーブルSUB-ASSYに接続されているコネクタを切り離し、各コネクタの端子の状態を点検する。
基準端子に変形または損傷がないこと
- インストルメントパネルワイヤおよびスパイラルケーブルSUB-ASSYのターミナルショート機構付きコネクタのショートスプリングプレートの状態を点検する。
基準ショートスプリングプレートに変形または損傷がないこと
- スパイラルケーブルSUB-ASSYのホーンボタンASSY用コネクタに損傷がないか点検する。
基準コネクタのロッキングボタンがはずれていないこと
ロッキングボタンのツメ部に変形または損傷がないこと
NG | ワイヤハーネス交換 |
|
OK | |
| |
- コネクタCとDを接続する。
- コネクタBのターミナルショート機構(D+、D-)を解除する。(要領は参照)
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値点検端子
点検条件
基準値
z4-1(D+) - z4-2(D-)
常時
1 MΩ以上
イラスト内指示文字 *A
SRSサイドエアバッグなし
*B
SRSサイドエアバッグあり
*1
ホーンボタンASSY
*2
スパイラルケーブルSUB-ASSY
*3
エアバッグコンピュータASSY
-
-
*a
車両ワイヤハーネスコネクタ前側
(ホーンボタンASSY接続コネクタ)
-
-
ターミナルショート機構解除
-
-
OK | |
| |
- コネクタBのターミナルショート機構(D+、D-)の解除状態を戻し、エアバッグコンピュータASSYにコネクタを接続する。
- バッテリのマイナスターミナルを接続し、IG ONにして60秒間待機する。
- GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
イラスト内指示文字 *A
SRSサイドエアバッグなし
*B
SRSサイドエアバッグあり
*1
ホーンボタンASSY
*2
スパイラルケーブルSUB-ASSY
*3
エアバッグコンピュータASSY
次へ | |
| |
- IG OFFにする。
- IG ONにして60秒間待機する。
- GTSを使用して、ダイアグコードを点検する。(要領は参照)
基準ダイアグコードB1800が出力されないこと
OK | |
| |
- IG OFFにする。
- バッテリのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。
- ホーンボタンASSYにコネクタを接続する。
- バッテリのマイナスターミナルを接続し、IG ONにして60秒間待機する。
- GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
イラスト内指示文字 *A
SRSサイドエアバッグなし
*B
SRSサイドエアバッグあり
*1
ホーンボタンASSY
*2
スパイラルケーブルSUB-ASSY
*3
エアバッグコンピュータASSY
次へ | |
| |
- IG OFFにする。
- IG ONにして60秒間待機する。
- GTSを使用して、ダイアグコードを点検する。(要領は参照)
基準ダイアグコードB1800が出力されないこと
- コネクタCとDを切り離す。
□ 参 考 □このときコネクタBのターミナルショート機構は解除状態になっている。
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値点検端子
点検条件
基準値
B15-1(D+) - B15-2(D-)
常時
1 MΩ以上
- コネクタBのターミナルショート機構(D+、D-)の解除状態を戻す。
イラスト内指示文字 *A
SRSサイドエアバッグなし
*B
SRSサイドエアバッグあり
*1
ホーンボタンASSY
*2
スパイラルケーブルSUB-ASSY
*3
エアバッグコンピュータASSY
*4
インストルメントパネルワイヤ
*a
車両ワイヤハーネスコネクタ前側
(スパイラルケーブルSUB-ASSY接続コネクタ)
-
-
ターミナルショート機構解除
-
-
NG | インストルメントパネル ワイヤ交換 |
|
OK | |
| |
- コネクタDのターミナルショート機構(D+、D-)を解除する。(要領は参照)
- 下表に従って抵抗を測定する。
抵抗値点検端子
点検条件
基準値
z4-1(D+) - z4-2(D-)
常時
1 MΩ以上
- コネクタDのターミナルショート機構(D+、D-)の解除状態を戻す。
イラスト内指示文字 *A
SRSサイドエアバッグなし
*B
SRSサイドエアバッグあり
*1
ホーンボタンASSY
*2
スパイラルケーブルSUB-ASSY
*3
エアバッグコンピュータASSY
*4
インストルメントパネルワイヤ
*a
車両ワイヤハーネスコネクタ前側
(ホーンボタンASSY接続コネクタ)
-
-
ターミナルショート機構解除
-
-
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