DTC   B1805   助手席エアバッグ点火回路(短絡) タント ムーヴ

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス アトレーワゴン

助手席エアバッグ点火回路は、エアバッグコンピュータASSYおよびインストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSYで構成されている。作動条件が満たされたとき、インストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSYが作動する。

助手席エアバッグ点火回路(AP+、AP-ライン)に短絡が検出されたとき、エアバッグコンピュータASSYにダイアグコードB1805が記録される。

DTC No.DTC検出項目不具合箇所
B1805エアバッグコンピュータASSY-インストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSY間W/HのAP+、AP-ラインの短絡
インストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSYの故障
エアバッグコンピュータASSYの故障
インストルメントパネルワイヤ
インストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSY
エアバッグコンピュータASSY

回路図

C239249J53

点検手順

■ 注 意 ■IG OFF後、バッテリターミナルを切り離す前に待ち時間が発生する場合がある。このため作業前にバッテリ端子切り離し時の注意事項を確認する。(要領は参照)
□ 参 考 □再現手法を実施する場合、GTSを使用してチェックモードを選択してから行う。(要領は参照)

手順1コネクタ点検
  1. バッテリのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。
    □ 参 考 □バッテリのマイナスターミナルを切り離す前に、IG OFFになっていることを確認する。
  2. エアバッグコンピュータASSYとインストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSYに接続されているコネクタの接続状態を点検する。
    基準コネクタが正しく接続されていること
  3. エアバッグコンピュータASSYとインストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSYに接続されているコネクタを切り離し、各コネクタの端子の状態を点検する。
    基準端子に変形または損傷がないこと
  4. インストルメントパネルワイヤのターミナルショート機構付きコネクタのショートスプリングプレートの状態を点検する。
    基準ショートスプリングプレートに変形または損傷がないこと

NG
インストルメントパネル ワイヤ交換
OK

手順2インストルメントパネル ワイヤ点検
  1. コネクタBのターミナルショート機構(AP+、AP-)を解除する。(要領は参照)
    C262038J01
  2. 下表に従って抵抗を測定する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    B16-1(P+) - B16-2(P-)
    常時
    1 MΩ以上
  3. コネクタBのターミナルショート機構(AP+、AP-)の解除状態を戻す。

    イラスト内指示文字 *A
    SRSサイドエアバッグなし
    *B
    SRSサイドエアバッグあり
    *1
    インストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSY
    *2
    エアバッグコンピュータASSY
    *3
    インストルメントパネルワイヤ
    -
    -
    *a
    車両ワイヤハーネスコネクタ前側
    (インストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSY接続コネクタ)
    -
    -
    V100135
    ターミナルショート機構解除
    -
    -

NG
インストルメントパネル ワイヤ交換
OK

手順3ダイアグコード消去
  1. エアバッグコンピュータASSYにコネクタを接続する。
  2. バッテリのマイナスターミナルを接続し、IG ONにして60秒間待機する。
  3. GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
    イラスト内指示文字 *A
    SRSサイドエアバッグなし
    *B
    SRSサイドエアバッグあり
    *1
    インストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSY
    *2
    エアバッグコンピュータASSY
次へ

手順4ダイアグコード点検
  1. IG OFFにする。
  2. IG ONにして60秒間待機する。
  3. GTSを使用して、ダイアグコードを点検する。(要領は参照)
    基準ダイアグコードB1805が出力されないこと

NG
エアバッグ コンピュータASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順5ダイアグコード消去
  1. IG OFFにする。
  2. バッテリのマイナスターミナルを切り離し、90秒間待機する。
  3. インストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSYにコネクタを接続する。
  4. バッテリのマイナスターミナルを接続し、IG ONにして60秒間待機する。
  5. GTSを使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
    イラスト内指示文字 *A
    SRSサイドエアバッグなし
    *B
    SRSサイドエアバッグあり
    *1
    インストルメントパネルパッセンジャエアバッグASSY
    *2
    エアバッグコンピュータASSY
次へ

手順6ダイアグコード点検
  1. IG OFFにする。
  2. IG ONにして60秒間待機する。
  3. GTSを使用して、ダイアグコードを点検する。(要領は参照)
    基準ダイアグコードB1805が出力されないこと

NG
インストルメントパネル パッセンジャ エアバッグASSY交換 (要領は  参照)
OK
再現手法を実施 (要領は  参照)  
DTC   B1805   助手席エアバッグ点火回路(短絡)

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