DTC   21   日射センサー故障 タント ムーヴ アトレーワゴン

ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス

クーラサーミスタ(ニッシャセンサ)はインストルメントパネル上部に取り付けられており、日射量を検出しヒータ&エアコンディショナの“AUTO”制御を行っている。クーラサーミスタ(ニッシャセンサ)の出力電圧は、日射量の変化に伴い変化し、日射量が多ければ多いほど出力電圧は大きくなり、逆に日射量が少なければ少ないほど出力電圧は小さくなる。ヒータコントロールASSY(エアコンECU)はクーラサーミスタ(ニッシャセンサ)から出力される電圧を読み取っている。

DTC NO.診断内容
診断条件
異常状態
異常期間
点検部位
21日射あり
クーラサーミスタ(ニッシャセンサ)回路のオープン(断線)またはショート(短絡)
なし(現在故障のみ)
クーラサーミスタ(ニッシャセンサ)
ワイヤハーネスおよびコネクター(ヒータコントロールASSY(エアコンECU) - クーラサーミスタ(ニッシャセンサ))
ヒータコントロールASSY(エアコンECU)

回路図

E208572J03

点検手順

手順1ヒータコントロールASSY(エアコンECU)点検(電源、アース)
  1. クーラサーミスタ(ニッシャセンサ)のコネクターS1を取りはずす。
  2. IG ONする。
  3. 下表に従って電圧を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    S1-1(+) - S1-2(-)
    IG ON
    4.5 to 5.5 V

NG
手順 3 へ
OK

手順2クーラ サーミスタ (ニッシャセンサ)単体点検
  1. クーラサーミスタ(ニッシャセンサ)を取りはずす。(要領は参照)
  2. クーラサーミスタ(ニッシャセンサ)のコネクターS1を接続する。
  3. IG ONする。
  4. 下表に従って電圧を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    S1-1(+) - S1-2(-)
    直接光を照らさない状態(センサを布でおおう)
    0.8 V未満
    S1-1(+) - S1-2(-)
    日射または点検灯の光を接近させたとき
    0.8 to 4.3 V
    □ 参 考 □光が弱いとセンサが反応しない場合があるので、点検灯は白熱灯を使用して、30cm程度の距離から光を照射し測定する。

NG
クーラ サーミスタ (ニッシャセンサ)交換 (要領は  参照)
OK
ヒータコントロールASSY(エアコンECU)交換 (要領は  参照)  

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ヒータコントロールASSY(エアコンECU) - クーラサーミスタ(ニッシャセンサ))
  1. ヒータコントロールASSY(エアコンECU)のコネクターP1を切り離す。
  2. 下表に従って抵抗を測定する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    P1-10(TSS5) - S1-1(+)
    常時
    1 Ω未満
    P1-5(TS) - S1-2(-)
    常時
    1 Ω未満
    P1-10(TSS5) - ボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    P1-5(TS) - ボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
ヒータコントロールASSY(エアコンECU)交換 (要領は  参照)  
DTC   21   日射センサー故障

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