AUTO UP作動時ドアガラスが全閉しないタント ムーヴ アトレー

パワーウインドウシステム   AUTO UP作動時ドアガラスが全閉しない(挟み込み防止機能が作動する) タント ムーヴ アトレーワゴン  ダイハツ ハイゼットトラック ミライ一ス

パワーウインドウシステム    AUTO UP作動時ドアガラスが全閉しない(挟み込み防止機能が作動する)

機能説明

パワーウインドウレギュレータマスタスイッチASSYをAUTO UP操作時に運転席ドアガラスが全閉しない場合、パワーウインドウレギュレータマスタスイッチASSYに記憶されている全閉位置がずれ、運転席ドアガラスが途中で止まる場合や全閉位置で挟み込み防止機能が作動する場合と、ドアガラスに摺動抵抗が過剰にかかり挟み込み防止機能が作動する場合が考えられる。

■ 注 意 ■

  1. バッテリを切り離した場合、パワーウインドウレギュレータマスタスイッチASSYからコネクターを切り離した場合、POWER Bヒューズを取りはずした場合は、パワーウインドウシステムの初期化を行う。(要領は参照)
  2. パワーウインドウレギュレータマスタスイッチASSYを交換した場合、フロントドアウインドウレギュレータASSY RH(運転席)を交換した場合、新品のパワーウインドウレギュレータモータASSY RH(運転席)に交換、または脱着(モータ再利用)した場合は、パワーウインドウシステムの初期化を行う。(要領は参照)
  3. ガラスおよびガラスラン等を交換した後にAUTO UP操作をした場合、窓の移動速度が通常の作動と違う値が検出され、挟み込み防止機能が作動する場合がある。その場合は、パワーウインドウシステムの初期化を行う。(要領は参照)

□ 参 考 □パワーウインドウレギュレータ モータASSY RH(運転席)内のパルスセンサに異常があると、フェイルセーフ機能が働く。フェイルセーフ中は、AUTO作動ができなくなる。(AUTO UP保持、AUTO DOWN保持およびマニュアルダウン作動のみ可能)

点検手順

手順1初期化操作を行う
  1. パワーウインドウシステム(運転席)の初期化を行う。(要領は参照)
  2. パワーウインドウレギュレータマスタスイッチASSYの運転席用スイッチを操作して運転席ドアガラスの開閉を行い、正常に作動するか確認する。
    結果結果
    飛び先
    正常に作動しない
    A
    正常に作動する
    B

B
終了(初期化不良が原因)
A

手順2ドアガラス摺動抵抗点検(運転席ドアガラス)
  1. ドアガラスの取り付けボルトをはずし、ドアガラスを手で上昇させたとき、ひっかかりなくスムースに摺動するか点検する。
    基準ドアガラスが手でひっかかりなくスムースに上昇する
    □ 参 考 □
    1. ガラスランに対して、ドアガラスが不自然なあたり方をしていないこと。
    2. ガラスランに変形や異物のかみ込みなどがないこと。

NG
正規に取り付ける(建付け不良の原因となる異物かみ込みまたは取り付け不良を修理または交換)
OK
パワーウインドウ レギュレータ マスタスイッチASSY交換 (要領は  参照)  
パワーウインドウシステム    AUTO UP作動時ドアガラスが全閉しない(挟み込み防止機能が作動する)

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