ACC DTC 43 Cal FLブレーキ システム異常 ヴェゼル WR-V

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DTC 43:

Cal FLブレーキ システム異常

この診断は、ACCブレーキを強制駆動(ブレーキ アクチュエータ3)させて診断を行うが、頻繁に実施すると(4回程度の連続作動)、VSAモジュレータ コントロール ユニットが作動しなくなる
この場合、HDSからVSAモジュレータ コントロール ユニットのヒートアップ状態を確認する
ヒートアップ状態の時VSAモジュレータ コントロール ユニットが作動しなくなるのは、VSAモジュレータ コントロール ユニットの連続作動による発熱からシステムを保護する処置によるもので、1-2分程度放置すれば再度ACCブレーキ強制駆動可能状態に戻る

  1. 再現テスト1 1-1 エンジンを始動し、ACCスイッチをONにする 1-2 HDSでDTCをクリアする 1-3 HDSのファンクション テストから「ブレーキ アクチュエータ3」を選択して実行する 1-4 ACC警告灯の消灯を確認する

◆ 消灯しているか
YES-ステップ 2 へ進む
NO-ステップ 3 へ進む

  1. 再現テスト2 2-1 HDSのファンクション テストを終了する 2-2 HDSのファンクション テストから「ブレーキ アクチュエータ3」を選択して実行する 2-3 ACC警告灯を確認する

◆ 消灯しているか
YES-現在システムは正常
NO-ステップ 3 へ進む

  1. DTCの確認 3-1 HDSでDTCを確認する

◆ DTC 43を表示したか
YES-ステップ 4 へ進む
NO-DTC 43以外のDTCが表示された場合は表示されたDTCの診断を行う

  1. ブレーキ ペダルの点検 4-1 イグニッション スイッチをOFFにする 4-2 ブレーキ ペダルを踏み、数回ストロークさせてペダル ストロークに異常がないか点検する

◆ 正常か
YES-ステップ 5 へ進む
NO-マスタ パワーの機能点検を行う

  1. 液漏れの点検 5-1 目視で ブレーキ関連部品に液漏れがないか点検する

◆ 正常か
YES-ステップ 6 へ進む
NO-液漏れ箇所を修理する

  1. ブレーキ スイッチ信号の点検 6-1 エンジンを始動する 6-2 HDSからブレーキ スイッチ信号データ(ブレーキ スイッチ(N.O.))のON/OFF情報を確認する

◆ ブレーキ ペダルを踏んだときにONを表示し、放したときにOFFを表示するか
YES-ステップ 8 へ進む
NO-ステップ 7 へ進む

  1. DTCの確認 7-1 HDSでDTCを確認する

◆ DTC 60、110または111を表示したか
YES-表示されたDTCの診断を行う
NO-フューエル、エミッション コントロールの ブレーキ スイッチ信号故障診断を行う

  1. ブレーキ アクチュエータ液圧点検 8-1 ACCスイッチをONにする 8-2 HDSでDTCをクリアする 8-3 HDSのファンクション テストから「ブレーキ アクチュエータ3」を選択して実行する 8-4 ACC警告灯の点灯を確認する

◆ 点灯しているか
YES-ステップ 9 へ進む
NO-現在システムは正常

  1. DTCの確認 9-1 HDSからDTCを確認する

◆ DTC 43を表示したか
YES-ブレーキ プレッシャ センサに異常がないか点検し、異常がなければステップ 10 へ進む
NO-DTC 43以外のDTCが表示された場合は表示されたDTC診断を行う

  1. FLキャリパ液圧信号の確認1 10-1 ブレーキ ペダルを踏まない状態でHDSからFLキャリパ液圧電圧データ(FLブレーキ液圧センサ)を点検する

◆ 約0.5Vか
YES-ステップ 11 へ進む
NO-ステップ 12 へ進む

  1. FLキャリパ液圧信号の確認2 11-1 イグニッション スイッチをOFFにする 11-2 ブレーキ ペダルに踏力計を取付ける 11-3 マスタ パワーにバキューム ゲージを取付ける 11-4 エンジンを始動する 11-5 バキューム ゲージで負圧が53.3-80.0kPa(400-600mmHg)であることを確認する 11-6 約196N(20kgf)の踏力でブレーキ ペダルを踏む 11-7 HDSからFLキャリパ液圧電圧データ(FLブレーキ液圧センサ)を点検する

◆ 約2.5Vか
YES-• FLキャリパ液圧信号は正常、接続カプラの接触不良を点検し、異常がなければ ACCユニットのプログラムが最新か確認する • ACCユニットのプログラムが最新でない場合は、最新のプログラムにアップデートし、再診断を行う
既にプログラムが最新であった場合は、新品の ACCユニットに交換し 、再診断を行う
NO-ステップ 12 へ進む

  1. VSA警告灯の点灯確認 12-1 VSA警告灯の点灯を確認する

◆ 点灯しているか
YES-• HDSからDTCを確認し、表示されたDTCの故障診断を行う • DTCの表示がない場合はステップ 13 へ進む
NO-ステップ 13 へ進む

  1. ブレーキ アクチュエータ液圧点検 13-1 HDSでDTCをクリアする 13-2 HDSのファンクション テストから「ブレーキ アクチュエータ3」を選択して実行する 13-3 ACC警告灯の点灯を確認する

◆ 点灯しているか
YES-ステップ 14 へ進む
NO-現在システムは正常

  1. DTCの確認 14-1 HDSでDTCを確認する

◆ DTC 43を表示したか
YES-• 接続カプラの接触不良を点検し、異常がなければ ACCユニットのプログラムが最新か確認する • ACCユニットのプログラムが最新でない場合は、最新のプログラムにアップデートし、再診断を行う
既にプログラムが最新であった場合は、新品の ACCユニットに交換し 、再診断を行う
NO-• DTC43以外のDTCが表示された場合は表示されたDTCの診断を行う • 表示がなければ現在システムは正常
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