スバル インプレッサスポーツハイブリッド エクシーガ クロスオーバー7 レヴォーグ レガシィ アウトバック B4 ツーリングワゴン BRZ WRX STI S4 XV HYBRID フォレスター
DTC P0763 ATシフトソレノイド3系回路(シフトソレノイドC)
DTCの検知条件:
ハイクラッチデューティソレノイドの出力信号回路が断線またはショートしている。
不具合の症状:
過度のシフトショック
配線図:
ステップ | チェック | はい | いいえ |
1.TCUとトランスミッション間のハーネスコネクターの点検1) イグニッションスイッチをOFFにする。2) TCUとトランスミッションからコネクターを切離す。3) TCUコネクターとトランスミッションコネクター間のハーネスの抵抗を測定する。コネクター&端子DOHCモデル(B55) No. 8 — (B11) No. 7:SOHCモデル(B55) No. 6 — (B11) No. 7: | 抵抗は1 Ω未満か? | | TCUとトランスミッションコネクター間のハーネスの断線した回路を修理する。 |
2.TCUとトランスミッション間のハーネスコネクターの点検TCUコネクターとボディアース間のハーネスコネクターの抵抗を測定する。コネクター&端子DOHCモデル(B55) No. 8 — ボディアース:SOHCモデル(B55) No. 6 — ボディアース: | 抵抗は1 MΩ以上か? | | TCUとトランスミッションコネクター間のハーネスのショートした回路を修理する。 |
3.ハイクラッチデューティソレノイドの点検トランスミッションコネクター中間端子間の抵抗を測定する。コネクター&端子(T4) No. 7 — No. 20: | 抵抗は2.0~6.0 Ωか? | | |
4.スバルセレクトモニターを使用してのTCU出力信号の点検1) TCUとトランスミッションにコネクターを接続する。2) 車両をリフトアップして、リジットラック上に置く。参考:全車輪を床から離す。3) スバルセレクトモニターをデータリンクコネクターに接続する。4) エンジンを始動して、スバルセレクトモニターの電源スイッチをONにする。5) エンジンを始動させて、ATF温度が80°C (176°F) を超えるまで、エンジンを暖機する。参考:外気温度が0°C (32°F) より低い場合、ATFが作動温度に到達するまで、車両を走行させる。6) スバルセレクトモニターを使用して、ハイクラッチデューティソレノイドのデータを読取る。• ハイクラッチデューティソレノイドは「%」で表示される。7) セレクトレバーを「D」レンジにシフトし、車速をゆっくりと上げ3または4速にて測定する。参考:フロントおよびリヤホイール間のスピードの差によって、ABS警告灯が点灯する可能性があるが、これは不具合ではない。AT コントロール診断が終了したとき、オンボード診断システムのABSまたはVDCメモリー消去手順を実行する。 | 測定値は0%か? | | |
5.スバルセレクトモニターを使用してのTCU出力信号の点検エンジン回転をアイドリングまで戻して、セレクトレバーを「N」レンジにシフトする。参考:フロントおよびリヤホイール間のスピードの差によって、ABS警告灯が点灯する可能性があるが、これは不具合ではない。AT コントロール診断が終了したとき、オンボード診断システムのABSまたはVDCメモリー消去手順を実行する。 | 測定値は100%か? | ATF温度警告灯が点滅していた場合でも、回路は現在正常である。コネクターまたはハーネスの一時的な接触不良が原因である。TCUとトランスミッションのハーネスまたはコネクターを修理する。 | |
6.接触不良の点検 | ハイクラッチデューティソレノイド回路に接触不良があるか? | 接触不良を修理する。 | TCUを交換する。 |
7.ハイクラッチデューティソレノイド(トランスミッション内)の点検1) ブラケットからトランスミッションコネクターを取外す。2) ATFを抜く。注意:ATFが冷却されるまで、ATFを抜かないこと。3) オイルパンを取外して、コントロールバルブボディからコネクターを切離す。4) ハイクラッチデューティソレノイドコネクターとトランスミッションアース間の抵抗を測定する。コネクター&端子(AT3) No. 3 — トランスミッションアース: | 抵抗は2.0~6.0 Ωか? | | コントロールバルブボディを交換する。 |
8.ハイクラッチデューティソレノイドとトランスミッション間のハーネスコネクターの点検ハイクラッチデューティソレノイドとトランスミッションコネクター間のハーネスの抵抗を測定する。コネクター&端子(T4) No. 7 — (AT3) No. 3: | 抵抗は1 Ω未満か? | | TCUとトランスミッションコネクター間のハーネスの断線した回路を修理する。 |
9.ハイクラッチデューティソレノイドとトランスミッション間のハーネスコネクターの点検トランスミッションコネクターとトランスミッションアース間のハーネスの抵抗を測定する。コネクター&端子(T4) No. 7 — トランスミッションアース: | 抵抗は1 MΩ以上か? | ATF温度警告灯が点滅していた場合でも、回路は現在正常である。コネクターまたはハーネスの一時的な接触不良が原因である。ハイクラッチデューティソレノイドとトランスミッションのハーネスまたはコネクターを修理する。 | ハイクラッチデューティソレノイドとトランスミッションコネクター間のハーネスのショートした回路を修理する。 |
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(NIS…