DTC P0016/18 VVTセンサ(レンジ外れ) アルファード ノア アクア
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DTC No. SAE/TCCS | DTC検出条件 1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他 | 点検部位 |
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P0016/18 | エンジン回転中 バルブタイミングずれ(目標のバルブタイミングに制御できない) 1分 2トリップ | メカニカルシステム不具合(タイミングチェーン歯飛び、伸び) VVT信号(位相ずれ) バルブタイミング カムシャフトタイミングオイルコントロールバルブASSY カムシャフトタイミングギヤASSY オイルコントロールバルブフィルタ エンジンコントロールコンピュータ |
回路図
機能説明
確認走行
確認走行を行う事により、ダイアグコードの再現確認をすることができる。
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)の表示画面に従って、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75℃以上) (A)
- 5分以上アイドリングする。(B)
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、ダイアグコード判定結果を確認する。(要領は参照)
■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、車両を2から3分走行(C)後、5分以上アイドリング(D)を行った後に、ダイアグコード判定結果を確認する。
点検手順
□ 参 考 □SST(TaSCAN)を用いてフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。
手順1 | ダイアグコード読み取り |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを確認する。(要領は参照)
結果
結果
飛び先
P0016/18が出力される
A
P0016/18以外にも、ダイアグコードが出力される
B
□ 参 考 □ダイアグコードP0016/18以外のダイアグコードが出力された場合は、そのダイアグコードを先にトラブルシュートすること。
B | 関連するダイアグコードチャートへ (要領は 参照) |
A | |
手順2 | TaSCANアクティブテスト実施(VVT制御) |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [VVT制御]を選択する。
[システム選択画面:パワトレ → TCCS → アクティブテスト] 項目
内容
制約条件
VVT制御
ストイキ状態時デューティー比0%(未実施) ←→ 100%(実施)
エンジン始動後、アクセルペダル踏まず - エンジンを始動し、アイドル回転状態で[未実施/実施]を実行する。
基準アクティブテスト
基準
未実施
通常のアイドル回転
実施
エンスト、ラフアイドルになる
NG | 手順 5 へ |
OK | |
手順3 | ダイアグコード消去 |
SST09991-70201
次へ | |
手順4 | 作動確認運転実施 |
SST09991-70201
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
- 5分以上アイドリングする。(B)
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
- 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
- ダイアグコード判定結果を確認する。
結果結果
飛び先
正常
A
異常
B
□ 参 考 □表示項目
内容
正常- ダイアグコードの判定が完了
- システム正常
- ダイアグコードの判定が完了
- システム異常
- ダイアグコードの判定が未完了
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
- ダイアグコードの判定が実施できない
- 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
A | |
常時発生しない問題の点検 (要領は 参照) |
手順5 | カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY単体点検 |
SST09082-00030
09083-00170
- カムシャフトタイミングオイルコントロールバルブASSYを取りはずす。
- 抵抗点検
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。
抵抗値点検端子
カムシャフト タイミングオイル コントロールバルブASSY
点検条件
基準値
1(+) - 2(-)
約20°C
6.9 to 7.9Ω
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。
- 作動点検
- 1(+) - 2(-)間にバッテリー電圧をかけ、スプールバルブが作動することを確認する。
基準作動する
■ 注 意 ■スプールバルブの固着がないことを確認する。□ 参 考 □スラッジなど異物の噛み込みによるスプールバルブの戻り不良は、進角側へ微妙な圧力リークとなり、ダイアグコードが検出される原因となる場合がある。
- 1(+) - 2(-)間にバッテリー電圧をかけ、スプールバルブが作動することを確認する。
NG | カムシャフトタイミングオイルコントロール バルブASSY交換 (要領は 参照) |
OK | |
手順6 | オイルコントロールバルブ フィルタ単体点検 |
- カムシャフトベアリングキャップNo.1を取りはずす。(要領は参照)
- オイルコントロールバルブフィルタをカムシャフトベアリングキャップNo.1から取りはずす。
- オイルコントロールバルブフィルタの詰まりを点検する。
基準詰まり、異物等の付着がないこと
NG | オイルコントロールバルブ フィルタ交換 |
OK | |
手順7 | カムシャフトタイミング ギヤASSY点検 |
□ 参 考 □カムシャフトタイミングギヤASSYの点検要領は
参照。
NG | カムシャフトタイミング ギヤASSY交換 (要領は 参照) |
OK | |
手順8 | バルブタイミング点検 |
□ 参 考 □バルブタイミング点検は出来ないため、タイミングチェーンの脱着を行う。(要領は
参照)
次へ | |
手順9 | ダイアグコード消去 |
SST09991-70201
次へ | |
手順10 | 作動確認運転実施 |
SST09991-70201
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
- 5分以上アイドリングする。(B)
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
- 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
- ダイアグコード判定結果を確認する。
結果結果
飛び先
正常
A
異常
B
□ 参 考 □表示項目
内容
正常- ダイアグコードの判定が完了
- システム正常
- ダイアグコードの判定が完了
- システム異常
- ダイアグコードの判定が未完了
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
- ダイアグコードの判定が実施できない
- 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
B | エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照) |
A | |
完了 |
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