DTC P0115/22 水温センサ系統 DTC P0117/22 水温センサ断線
DTC P0115/22 水温センサ系統 DTC P0117/22 水温センサ断線(Low) DTC P0118/22 水温センサ断線(High) アルファード ノア アクア シエンタ ヴェルファイア ヴォクシー トヨタ C-HR GR86 RAV4 bZ4x エスクァイア エスティマハイブリッド カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プリウス PHV α プロボックス ヤリス クロス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー
E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ内に設けられているサーミスタは水温の変化にしたがって抵抗値が変化する。E.F.I.ウォータテンパラチャセンサとエンジンコントロールコンピュータの接続方法は、インレットエアテンパラチャセンサと同じ。
DTC No. SAE/TCCS | DTC検出条件 1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他 | 点検部位 |
---|---|---|
P0115/22 | IG ON E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ回路の断線または短絡 0.5秒以上 1トリップ | ワイヤハーネスまたはコネクター E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ エンジンコントロールコンピュータ |
P0117/22 | IG ON E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ回路の短絡 0.5秒以上 1トリップ | ワイヤハーネスまたはコネクター E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ エンジンコントロールコンピュータ |
P0118/22 | IG ON E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ回路の断線 0.5秒以上 1トリップ | ワイヤハーネスまたはコネクター E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ エンジンコントロールコンピュータ |
回路図
点検手順
□ 参 考 □SST(TaSCAN)を使用して、フリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートする際に役立つ。
手順1 | TaSCANデータ読み取り(エンジン冷却水温) |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)を使用して、画面表示に従って[ECUデータモニター] - [エンジン冷却水温]を読み取る。
[システム選択画面:パワトレ → TCCS → ECUデータモニター] 項目名
点検条件
基準値
エンジン冷却水温- エンジン停止
- IG ON
結果テスター表示
(エンジン冷却水温)
飛び先
-40°C(断線)
A
140°C以上(ショート)
B
実水温と同等
C
□ 参 考 □- SST(TaSCAN)の表示が-40°Cの場合、断線状態である。
- SST(TaSCAN)の表示が140°C以上の場合、ショート状態である。
A | |
手順2 | TaSCANデータ読み取り(ワイヤハーネス断線点検) |
SST09843-18040
09991-70201
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は
参照。
- E.F.I.ウォータテンパラチャセンサのコネクターを切り離す。
- SST(ダイアグノーシスチェックワイヤーNo. 2)を使用して、E.F.I.ウオータテンパラチャセンサ 2(THW) - 1(E2)端子間を短絡する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)に表示される[エンジン冷却水温]を読み取る。
[システム選択画面:パワトレ → TCCS → ECUデータモニター] 項目名
点検条件
基準値
エンジン冷却水温- エンジン停止
- IG ON
- 1端子 - 2端子間を短絡した時
イラスト内指示文字 *1
E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
*2
エンジンコントロールコンピュータ
*3
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ接続コネクター)
-
-
結果結果
飛び先
異常
A
正常
B
B | E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ交換 (要領は 参照) |
A | |
手順3 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ) |
SST09082-00030
09083-00170
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は
参照。
- E.F.I.ウォータテンパラチャセンサのコネクターを切り離す。
- エンジンコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)
抵抗値(断線点検)
点検端子
エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクター - E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ車両側コネクター
点検条件
基準値
A64(THW) - 2(THW)
常時
1 Ω未満
A65(ETHW) - 1(E2)
常時
1 Ω未満
イラスト内指示文字 *1
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ接続コネクター)
*2
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
*3
コネクターA
-
-
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(エンジンコントロールコンピュータ - E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ) |
OK | |
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照) |
手順4 | TaSCANデータ読み取り(ワイヤハーネス短絡点検) |
SST09991-70201
- E.F.I.ウォータテンパラチャセンサのコネクターを切り離す。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)に表示された[エンジン冷却水温]を読み取る。
[システム選択画面:パワトレ → TCCS → ECUデータモニター] 項目名
点検条件
基準値
エンジン冷却水温- エンジン停止
- IG ON
- E.F.I.ウォータテンパラチャセンサのコネクターを外した時
イラスト内指示文字 *1
E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
*2
エンジンコントロールコンピュータ
結果結果
飛び先
異常
A
正常
B
B | E.F.I. ウォータテンパラチャ センサ交換 (要領は 参照) |
A | |
手順5 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ-エンジンコントロールコンピュータ) |
SST09082-00030
09083-00170
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は
参照。
- E.F.I.ウォータテンパラチャセンサのコネクターを切り離す。
- エンジンコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)
抵抗値(短絡点検)
点検端子
エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクターおよびE.F.I.ウォータテンパラチャセンサ車両側コネクター - 他の端子間およびボデーアース
点検条件
基準値
A64(THW)および2(THW) - 他の端子間およびボデーアース
常時
10 kΩ以上
イラスト内指示文字 *1
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ接続コネクター)
*2
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
*3
コネクターA
-
-
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ - エンジンコントロールコンピュータ) |
OK | |
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照) |
HOME
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…