DTC P0136/27 O2センサ系統B1S2 DTC P0137/27 O2センサ系統
B1S2(Low) DTC P0138/27 O2センサ系統B1S2(High)アルファード ノア アクア シエンタ ヴェルファイア ヴォクシー トヨタ C-HR GR86 RAV4 bZ4x エスクァイア エスティマハイブリッド カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プリウス PHV α プロボックス ヤリス クロス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー
ダイアグ検出条件
- アクティブ空燃比制御
エンジンコントロールコンピュータはエンジン暖機後の車両走行時に、アクティブ空燃比制御を約30秒以上実施する。この時、エンジンコントロールコンピュータは空燃比を強制的にリーンまたはリッチ状態に調整する。ここで三元触媒の劣化およびオキシジエンセンサの異常を検出する。 - オキシジエンセンサ電圧異常
エンジンコントロールコンピュータはアクティブ空燃比制御中、空燃比を強制的にリーンまたはリッチ状態に調整する。オキシジエンセンサに不具合が発生すると、オキシジエンセンサの出力電圧の変化量が小さくなる。
アクティブ空燃比制御中にオキシジエンセンサの出力電圧が0.21 Vから0.59 V間のみ出力する場合、エンジンコントロールコンピュータはオキシジエンセンサ電圧異常と判断し、P0136/27を記憶する。そしてチェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。 - オキシジエンセンサ回路の断線またはショート
エンジンコントロールコンピュータはアクティブ空燃比制御中、空燃比を強制的にリーンまたはリッチ状態に調整する。
アクティブ空燃比制御がリッチ目標にもかかわらず、オキシジエンセンサの出力電圧が0.21 V以下(リーン)の場合、エンジンコントロールコンピュータはオキシジエンセンサ回路に異常があると判断し、P0137/27を記憶する。そしてチェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。
アクティブ空燃比制御がリーン目標にもかかわらず、オキシジエンセンサの出力電圧が0.59 V以上(リッチ)の場合、エンジンコントロールコンピュータはオキシジエンセンサ回路に異常があると判断し、P0138/27を記憶する。そしてチェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。
DTC No. SAE/TCCS | P0136/27 P0137/27 P0138/27 | ||
---|---|---|---|
DTC検出条件 | 診断条件 | P0136/27 | オキシジエンセンサ電圧異常 以下の条件が全て揃った時 エンジン水温が75℃以上 スロットルバルブが全閉でない エンジン回転数が4000 r/min未満 クウネンヒセンサ活性化 空燃比フィードバッグ制御中 フューエルカットをしていない エンジン負荷が10から70% |
P0137/27 | オキシジエンセンサ電圧異常 P0136/27(オキシジエンセンサ電圧異常)と同様 | ||
P0138/27 | オキシジエンセンサ電圧異常 P0136/27(オキシジエンセンサ電圧異常)と同様 | ||
異常状態 | P0136/27 | オキシジエンセンサ電圧異常 以下の状態のどちらかが成立した時 空燃比制御目標値が14.3以下(リッチ目標)の時、オキシジエンセンサの出力電圧が0.21 Vから0.59 V間のみ出力する。 空燃比制御目標値が14.9以上(リーン目標)の時、オキシジエンセンサの出力電圧が0.21 Vから0.59 V間のみ出力する。 | |
P0137/27 | オキシジエンセンサ電圧異常 空燃比制御目標値が14.3以下(リッチ目標)の時、オキシジエンセンサ出力電圧が0.21 V未満 | ||
P0138/27 | オキシジエンセンサ電圧異常 空燃比制御目標値が14.9以上(リーン目標)の時、オキシジエンセンサ出力電圧が0.59 V以上 | ||
異常期間 | 30秒以上 | ||
トリップ数 | 2トリップ | ||
検出方法 | 1トリップ中に1回検出する。(判定後は検出を行わない) | ||
検出に使用するセンサ | メイン | オキシジエンセンサ クウネンヒセンサ | |
サブ | クランクポジションセンサ E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ インテークエアフローメータSUB-ASSY スロットルボデーASSY(スロットルポジションセンサ) | ||
点検部位 | ワイヤハーネスまたはコネクター オキシジエンセンサ クウネンヒセンサ 排気ガス漏れ フューエルポンプ フューエルライン フューエルインジェクタASSY EGRバルブASSY エンジンコントロールコンピュータ |
回路図
参照。
機能説明
確認走行
確認走行を行う事により、ダイアグコードの再現確認をすることができる。
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)の表示画面に従って、ダイアグコードを消去する。(要領は参照) (A)
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75℃以上) (B)
- 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(C)
■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。 - SST(TaSCAN)の画面表示に従って、ダイアグコード判定結果を確認する。(要領は参照)
■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(E)後、ダイアグコード判定結果を確認する。
点検手順
□ 参 考 □アクティブテストの[燃料噴射量]を実施することで不具合箇所を特定することができる。このアクティブテストは、燃料噴射量を-12.5%低下または+24.8%増加させることができる。
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)のメインスイッチをONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
- アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、エンジン回転数を2500 r/minで約3分間保持して、各センサを暖機する。
- アイドリングにし、SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択し、[ECUデータモニター] - [A/Fセンサ電圧B1S1]および[O2センサ電圧B1S2]を選択する。
- アクティブテストの[燃料噴射量]で燃料噴射量を増減させた時のクウネンヒセンサとオキシジエンセンサの出力電圧を読み取る。
結果クウネンヒセンサ、オキシジエンセンサの出力電圧が燃料噴射量の増減に従って変化する。
項目
燃料噴射量
クウネンヒセンサおよびオキシジエンセンサの出力電圧
[A/Fセンサ電圧B1S1]
+24.8%増加
3.1 V未満(リッチ状態)
[A/Fセンサ電圧B1S1]
-12.5%低下
3.4 V以上 (リーン状態)
[O2センサ電圧B1S2]
+24.8%増加
0.55 V以上 (リッチ状態)
[O2センサ電圧B1S2]
-12.5%低下
0.4 V未満(リーン状態)
■ 注 意 ■- クウネンヒセンサの出力電圧には数秒の遅れがあり、オキシジエンセンサの出力電圧には最大約20秒の遅れがある。
- センサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。
事例 | クウネンヒセンサの出力電圧 | オキシジエンセンサの出力電圧 | 点検部位 |
---|---|---|---|
1 | - | ||
2 | クウネンヒセンサ クウネンヒセンサヒータ クウネンヒセンサ回路 | ||
3 | オキシジエンセンサ オキシジエンセンサヒータ オキシジエンセンサ回路 | ||
4 | 燃圧 排気ガス漏れ(空燃比が極端にリーンまたはリッチ) |
■ 注 意 ■トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。
□ 参 考 □SST(TaSCAN)を用いてフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。
手順1 | ダイアグコード読み取り |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを確認する。(要領は参照)
結果
結果
飛び先
P0138/27のコードを出力する
A
P0137/27のコードを出力する
B
P0136/27のコードを出力する
C
A | |
手順2 | TaSCANデータ読み取り(O2センサ電圧B1S2) |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[ECUデータモニター] - [O2センサ電圧B1S2]を選択する。
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75℃以上)
- アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、2500 r/minで約3分間保持し、オキシジエンセンサを暖機する。
- アイドリングにする。
- アイドリング時の、[ECUデータモニター] - [O2センサ電圧B1S2]を読み取る。
テスター表示
結果
飛び先
O2センサ電圧B1S2
1.0 V以上
A
1.0 V未満
B
■ 注 意 ■センサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。
A | |
手順3 | オキシジエンセンサ単体点検 |
SST09082-00030
09083-00170
- オキシジエンセンサのコネクターを切り離す。
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。
抵抗値(短絡点検)点検端子
オキシジエンセンサ
点検条件
基準値
2(+B) - 3(OX1B)
常時
10 kΩ以上
2(+B) - 4(E2)
常時
10 kΩ以上
イラスト内指示文字 *1
コネクター非接続状態
(オキシジエンセンサ)
NG | オキシジエンセンサ交換 (要領は 参照) |
OK | |
手順4 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(オキシジエンセンサ - エンジンコントロールコンピュータ) |
SST09082-00030
09083-00170
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は
参照。
- エンジンコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)
抵抗値(短絡点検)点検端子
エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクター
点検条件
基準値
A41(HT1B) - A125(OX1B)
常時
10 kΩ以上
イラスト内指示文字 *1
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
*2
コネクターA
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(オキシジエンセンサ - エンジンコントロールコンピュータ) |
OK | |
手順5 | TaSCANアクティブテスト実施 |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
- SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
- アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。
-
EGRステップ数(アクティブテスト)
0 step
0 → 30 step(アイドル時)
アイドリング状態
安定している
安定 → ラフアイドル又はエンスト
インテークマニホールド圧
(データモニター)
20 to 40 kPa
EGR 全閉時より 10 kPa以上増加
□ 参 考 □
- アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
- アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
- アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
- アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。
結果
結果 | 飛び先 |
---|---|
異常 | A |
正常 | B |
B | エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照) |
A | |
手順6 | EGR バルブASSY点検 |
NG | EGR バルブASSY交換 (要領は 参照) |
OK | |
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照) |
手順7 | TaSCANアクティブテスト実施(燃料噴射量) |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- SST(TaSCAN)のメインスイッチをONにする。
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
- アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、2500 r/minで約3分間保持し、クウネンヒセンサおよびオキシジエンセンサを暖機する。
- アイドリングにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択する。
- 燃料噴射量を増減させた時の[ECUデータモニター] - [A/Fセンサ電圧B1S1]および[O2センサ電圧B1S2]を読み取る。
項目
燃料噴射量
クウネンヒセンサおよびオキシジエンセンサの出力電圧
[A/Fセンサ電圧B1S1]
+24.8%増加
3.1 V未満(リッチ状態)
[A/Fセンサ電圧B1S1]
-12.5%低下
3.4 V以上 (リーン状態)
[O2センサ電圧B1S2]
+24.8%増加
0.55 V以上 (リッチ状態)
[O2センサ電圧B1S2]
-12.5%低下
0.4 V未満(リーン状態)
■ 注 意 ■- クウネンヒセンサの出力電圧には数秒の遅れがあり、オキシジエンセンサの出力電圧には最大約20秒の遅れがある。
- センサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。
結果
クウネンヒセンサの出力電圧
オキシジエンセンサの出力電圧
飛び先
A
B
手順8 | TaSCANアクティブテスト実施(燃料噴射量) |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
- アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、2500 r/minで約3分間保持し、オキシジエンセンサを暖機する。
- アイドリングにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択する。
- 燃料噴射量を増減させた時の[ECUデータモニター] - [O2センサ電圧B1S2]を読み取る。
■ 注 意 ■- オキシジエンセンサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。
- オキシジエンセンサの出力電圧は最大約20秒の遅れがある。
NG | 手順 21 へ |
OK | |
手順9 | TaSCANアクティブテスト実施(燃料噴射量) |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
- アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、2500 r/minで約3分間保持し、クウネンヒセンサを暖機する。
- アイドリングにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択する。
- 燃料噴射量を増減させた時の[ECUデータモニター] - [A/Fセンサ電圧B1S1]を読み取る。
■ 注 意 ■- クウネンヒセンサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に続いて電圧を測定する。
- クウネンヒセンサの出力電圧は数秒の遅れがある。
結果
テスター表示
結果
飛び先
A/Fセンサ電圧 B1S1
出力電圧が3.3 V付近を増減する
OK
A/Fセンサ電圧 B1S1
出力電圧が常時3.3 V以上
NG
A/Fセンサ電圧 B1S1
出力電圧が常時3.3 V未満
NG
NG | 手順 29 へ |
OK | |
手順10 | 排気ガス漏れ点検 |
- 排気管のつなぎ目および各センサの取り付け部から排気漏れがないことを確認する。
結果排気漏れをしていない
NG | 排気ガス漏れ修理 |
OK | |
手順11 | 燃圧点検 |
□ 参 考 □要領は
参照。
NG | 手順 34 へ |
OK | |
手順12 | フューエル インジェクタASSY点検 |
□ 参 考 □要領は
参照。
NG | フューエル インジェクタASSY交換 (要領は 参照) |
OK | |
手順13 | TaSCANアクティブテスト実施 |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
- SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
- アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。
-
EGRステップ数(アクティブテスト)
0 step
0 → 30 step(アイドル時)
アイドリング状態
安定している
安定 → ラフアイドル又はエンスト
インテークマニホールド圧
(データモニター)
20 to 40 kPa
EGR 全閉時より 10 kPa以上増加
□ 参 考 □
- アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
- アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
- アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
- アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。
結果
結果 | 飛び先 |
---|---|
異常 | A |
正常 | B |
A | |
手順14 | EGR バルブASSY点検 |
NG | EGR バルブASSY交換 (要領は 参照) |
OK | |
手順15 | エンジンコントロール コンピュータ交換 |
□ 参 考 □要領は
参照。
次へ | |
手順16 | ダイアグコード消去 |
SST09991-70201
次へ | |
手順17 | 作動確認運転実施 |
SST09991-70201
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
- 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
- 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
- ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
□ 参 考 □表示項目
内容
正常- ダイアグコードの判定が完了
- システム正常
- ダイアグコードの判定が完了
- システム異常
- ダイアグコードの判定が未完了
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
- ダイアグコードの判定が実施できない
- 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
次へ | |
終了 |
手順18 | 排気ガス漏れ点検 |
- 排気管のつなぎ目および各センサの取り付け部から排気漏れがないことを確認する。
結果排気漏れをしていない
NG | 排気ガス漏れ修理 |
OK | |
手順19 | オキシジエンセンサ単体点検 |
SST09082-00030
09083-00170
- オキシジエンセンサのコネクターを切り離す。
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。
抵抗値点検端子
オキシジエンセンサ
点検条件
基準値
1(HT1B) - 2(+B)
20°C
11 to 16 Ω
1(HT1B) - 4(E2)
常時
10 kΩ以上
イラスト内指示文字 *1
コネクター非接続状態
(オキシジエンセンサ)
NG | オキシジエンセンサ交換 (要領は 参照) |
OK | |
手順20 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - オキシジエンセンサ) |
SST09082-00030
09083-00170
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は
参照。
- オキシジエンセンサのコネクターを切り離す。
- エンジンコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)
抵抗値(断線点検)
点検端子
エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクター - オキシジエンセンサ車両側コネクター
点検条件
基準値
A41(HT1B) - 1(HT1B)
常時
1 Ω未満
A125(OX1B) - 3(OX1B)
常時
1 Ω未満
A102(O1B-) - 4(E2)
常時
1 Ω未満
抵抗値(短絡点検)
点検端子
エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクターおよびオキシジエンセンサ車両側コネクター - 他の端子間およびボデーアース
点検条件
基準値
A41(HT1B)および1(HT1B) - 他の端子間およびボデーアース
常時
10 kΩ以上
A125(OX1B)および3(OX1B) - 他の端子間およびボデーアース
常時
10 kΩ以上
A102(O1B-)および4(E2) - 他の端子間およびボデーアース
常時
10 kΩ以上
イラスト内指示文字 *1
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(オキシジエンセンサ接続コネクター)
*2
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
*3
コネクターA
-
-
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(オキシジエンセンサ - エンジンコントロールコンピュータ) |
OK | |
手順21 | オキシジエンセンサ交換 |
次へ | |
手順22 | ダイアグコード消去 |
SST09991-70201
次へ | |
手順23 | 作動確認運転実施 |
SST09991-70201
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
- 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
- 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
- ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
結果結果
飛び先
異常
A
正常
B
□ 参 考 □表示項目
内容
正常- ダイアグコードの判定が完了
- システム正常
- ダイアグコードの判定が完了
- システム異常
- ダイアグコードの判定が未完了
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
- ダイアグコードの判定が実施できない
- 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
B | 完了 |
A | |
手順24 | TaSCANアクティブテスト実施 |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
- SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
- アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。
-
EGRステップ数(アクティブテスト)
0 step
0 → 30 step(アイドル時)
アイドリング状態
安定している
安定 → ラフアイドル又はエンスト
インテークマニホールド圧
(データモニター)
20 to 40 kPa
EGR 全閉時より 10 kPa以上増加
□ 参 考 □
- アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
- アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
- アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
- アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。
結果
結果 | 飛び先 |
---|---|
異常 | A |
正常 | B |
A | |
手順25 | EGR バルブASSY点検 |
NG | EGR バルブASSY交換 (要領は 参照) |
OK | |
手順26 | クウネンヒセンサ交換 |
次へ | |
手順27 | ダイアグコード消去 |
SST09991-70201
次へ | |
手順28 | 作動確認運転実施 |
SST09991-70201
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
- 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
- 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
- ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
□ 参 考 □表示項目
内容
正常- ダイアグコードの判定が完了
- システム正常
- ダイアグコードの判定が完了
- システム異常
- ダイアグコードの判定が未完了
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
- ダイアグコードの判定が実施できない
- 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
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終了 |
手順29 | クウネンヒセンサ交換 |
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手順30 | ダイアグコード消去 |
SST09991-70201
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手順31 | 作動確認運転実施 |
SST09991-70201
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
- 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
- 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
- ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
結果結果
飛び先
異常
A
正常
B
□ 参 考 □表示項目
内容
正常- ダイアグコードの判定が完了
- システム正常
- ダイアグコードの判定が完了
- システム異常
- ダイアグコードの判定が未完了
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
- ダイアグコードの判定が実施できない
- 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
- 検出条件を確認後、走行テストを実施
B | 完了 |
A | |
手順32 | TaSCANアクティブテスト実施 |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
- エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
- SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
- アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。
-
EGRステップ数(アクティブテスト)
0 step
0 → 30 step(アイドル時)
アイドリング状態
安定している
安定 → ラフアイドル又はエンスト
インテークマニホールド圧
(データモニター)
20 to 40 kPa
EGR 全閉時より 10 kPa以上増加
□ 参 考 □
- アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
- アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
- アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
- アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。
結果
結果 | 飛び先 |
---|---|
異常 | A |
正常 | B |
B | オキシジエンセンサ交換 (要領は 参照) |
A | |
手順33 | EGR バルブASSY点検 |
NG | EGR バルブASSY交換 (要領は 参照) |
OK | |
オキシジエンセンサ交換 (要領は 参照) |
手順34 | フューエル ポンプ単体点検 |
□ 参 考 □フューエルポンプ単体点検の要領は
参照。
NG | フューエル ポンプ交換 (要領は 参照) |
OK | |
フューエルライン修理または交換 |
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