DTC P0136/27 O2センサ系統B1S2 DTC P0137/27 O2センサ系統

B1S2(Low) DTC P0138/27 O2センサ系統B1S2(High)アルファード ノア アクア シエンタ ヴェルファイア ヴォクシー トヨタ C-HR GR86 RAV4 bZ4x エスクァイア エスティマハイブリッド カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プリウス PHV α プロボックス ヤリス クロス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー

ダイアグ検出条件

  1. アクティブ空燃比制御
    エンジンコントロールコンピュータはエンジン暖機後の車両走行時に、アクティブ空燃比制御を約30秒以上実施する。この時、エンジンコントロールコンピュータは空燃比を強制的にリーンまたはリッチ状態に調整する。ここで三元触媒の劣化およびオキシジエンセンサの異常を検出する。
  2. オキシジエンセンサ電圧異常
    エンジンコントロールコンピュータはアクティブ空燃比制御中、空燃比を強制的にリーンまたはリッチ状態に調整する。オキシジエンセンサに不具合が発生すると、オキシジエンセンサの出力電圧の変化量が小さくなる。
    アクティブ空燃比制御中にオキシジエンセンサの出力電圧が0.21 Vから0.59 V間のみ出力する場合、エンジンコントロールコンピュータはオキシジエンセンサ電圧異常と判断し、P0136/27を記憶する。そしてチェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。

    A115540J08
  3. オキシジエンセンサ回路の断線またはショート
    エンジンコントロールコンピュータはアクティブ空燃比制御中、空燃比を強制的にリーンまたはリッチ状態に調整する。
    アクティブ空燃比制御がリッチ目標にもかかわらず、オキシジエンセンサの出力電圧が0.21 V以下(リーン)の場合、エンジンコントロールコンピュータはオキシジエンセンサ回路に異常があると判断し、P0137/27を記憶する。そしてチェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。
    アクティブ空燃比制御がリーン目標にもかかわらず、オキシジエンセンサの出力電圧が0.59 V以上(リッチ)の場合、エンジンコントロールコンピュータはオキシジエンセンサ回路に異常があると判断し、P0138/27を記憶する。そしてチェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。

    A173067J06
DTC No.
SAE/TCCS
P0136/27
P0137/27
P0138/27
DTC検出条件診断条件P0136/27オキシジエンセンサ電圧異常
以下の条件が全て揃った時
エンジン水温が75℃以上
スロットルバルブが全閉でない
エンジン回転数が4000 r/min未満
クウネンヒセンサ活性化
空燃比フィードバッグ制御中
フューエルカットをしていない
エンジン負荷が10から70%
P0137/27オキシジエンセンサ電圧異常
P0136/27(オキシジエンセンサ電圧異常)と同様
P0138/27オキシジエンセンサ電圧異常
P0136/27(オキシジエンセンサ電圧異常)と同様
異常状態P0136/27オキシジエンセンサ電圧異常
以下の状態のどちらかが成立した時
空燃比制御目標値が14.3以下(リッチ目標)の時、オキシジエンセンサの出力電圧が0.21 Vから0.59 V間のみ出力する。
空燃比制御目標値が14.9以上(リーン目標)の時、オキシジエンセンサの出力電圧が0.21 Vから0.59 V間のみ出力する。
P0137/27オキシジエンセンサ電圧異常
空燃比制御目標値が14.3以下(リッチ目標)の時、オキシジエンセンサ出力電圧が0.21 V未満
P0138/27オキシジエンセンサ電圧異常
空燃比制御目標値が14.9以上(リーン目標)の時、オキシジエンセンサ出力電圧が0.59 V以上
異常期間30秒以上
トリップ数2トリップ
検出方法1トリップ中に1回検出する。(判定後は検出を行わない)
検出に使用するセンサメインオキシジエンセンサ
クウネンヒセンサ
サブクランクポジションセンサ
E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
インテークエアフローメータSUB-ASSY
スロットルボデーASSY(スロットルポジションセンサ)
点検部位ワイヤハーネスまたはコネクター
オキシジエンセンサ
クウネンヒセンサ
排気ガス漏れ
フューエルポンプ
フューエルライン
フューエルインジェクタASSY
EGRバルブASSY
エンジンコントロールコンピュータ

回路図

回路図は

参照。

機能説明

確認走行
確認走行を行う事により、ダイアグコードの再現確認をすることができる。

A221866J01

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の表示画面に従って、ダイアグコードを消去する。(要領は参照) (A)
  4. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  5. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75℃以上) (B)
  6. 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(C)
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。
  7. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、ダイアグコード判定結果を確認する。(要領は参照)
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(E)後、ダイアグコード判定結果を確認する。

点検手順

□ 参 考 □アクティブテストの[燃料噴射量]を実施することで不具合箇所を特定することができる。このアクティブテストは、燃料噴射量を-12.5%低下または+24.8%増加させることができる。
SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)のメインスイッチをONにする。
  4. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  5. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
  6. アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、エンジン回転数を2500 r/minで約3分間保持して、各センサを暖機する。
  7. アイドリングにし、SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択し、[ECUデータモニター] - [A/Fセンサ電圧B1S1]および[O2センサ電圧B1S2]を選択する。
  8. アクティブテストの[燃料噴射量]で燃料噴射量を増減させた時のクウネンヒセンサとオキシジエンセンサの出力電圧を読み取る。

    結果クウネンヒセンサ、オキシジエンセンサの出力電圧が燃料噴射量の増減に従って変化する。

    項目
    燃料噴射量
    クウネンヒセンサおよびオキシジエンセンサの出力電圧
    [A/Fセンサ電圧B1S1]
    +24.8%増加
    3.1 V未満(リッチ状態)
    [A/Fセンサ電圧B1S1]
    -12.5%低下
    3.4 V以上 (リーン状態)
    [O2センサ電圧B1S2]
    +24.8%増加
    0.55 V以上 (リッチ状態)
    [O2センサ電圧B1S2]
    -12.5%低下
    0.4 V未満(リーン状態)
    ■ 注 意 ■
    1. クウネンヒセンサの出力電圧には数秒の遅れがあり、オキシジエンセンサの出力電圧には最大約20秒の遅れがある。
    2. センサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。
事例クウネンヒセンサの出力電圧オキシジエンセンサの出力電圧点検部位
1A168046J17A222783J03-
2A168047J09A222783J03クウネンヒセンサ
クウネンヒセンサヒータ
クウネンヒセンサ回路
3A168046J17A168047J09オキシジエンセンサ
オキシジエンセンサヒータ
オキシジエンセンサ回路
4A168047J09A168047J09燃圧
排気ガス漏れ(空燃比が極端にリーンまたはリッチ)

■ 注 意 ■トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。
□ 参 考 □SST(TaSCAN)を用いてフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。

手順1ダイアグコード読み取り

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを確認する。(要領は参照)

    結果
    結果
    飛び先
    P0138/27のコードを出力する
    A
    P0137/27のコードを出力する
    B
    P0136/27のコードを出力する
    C

B
手順 18 へ

C
手順 8 へ
A

手順2TaSCANデータ読み取り(O2センサ電圧B1S2)

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[ECUデータモニター] - [O2センサ電圧B1S2]を選択する。
  5. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75℃以上)
  6. アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、2500 r/minで約3分間保持し、オキシジエンセンサを暖機する。
  7. アイドリングにする。
  8. アイドリング時の、[ECUデータモニター] - [O2センサ電圧B1S2]を読み取る。

    テスター表示
    結果
    飛び先
    O2センサ電圧B1S2
    1.0 V以上
    A
    1.0 V未満
    B
    ■ 注 意 ■センサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。

B
手順 7 へ
A

手順3オキシジエンセンサ単体点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. オキシジエンセンサのコネクターを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。
    抵抗値(短絡点検)点検端子
    オキシジエンセンサ
    点検条件
    基準値
    2(+B) - 3(OX1B)
    常時
    10 kΩ以上
    2(+B) - 4(E2)
    常時
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (オキシジエンセンサ)

NG
オキシジエンセンサ交換 (要領は  参照)
OK

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(オキシジエンセンサ - エンジンコントロールコンピュータ)

SST09082-00030  
09083-00170  
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は

参照。

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)
    抵抗値(短絡点検)点検端子
    エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクター
    点検条件
    基準値
    A41(HT1B) - A125(OX1B)
    常時
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    コネクターA

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(オキシジエンセンサ - エンジンコントロールコンピュータ)
OK

手順5TaSCANアクティブテスト実施

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
  5. SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
  6. アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
    基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。

    -
    EGRステップ数(アクティブテスト)
    0 step
    0 → 30 step(アイドル時)
    アイドリング状態
    安定している
    安定 → ラフアイドル又はエンスト
    インテークマニホールド圧
    (データモニター)
    20 to 40 kPa
    EGR 全閉時より 10 kPa以上増加

□ 参 考 □

  1. アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
  2. アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
  3. アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
  4. アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。

結果

結果飛び先
異常A
正常B

B
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)
A

手順6EGR バルブASSY点検
  1. EGRバルブASSYを取りはずす。(要領は参照)
  2. バルブが閉じていることを確認する。
    基準バルブがすき間なく閉じている。

NG
EGR バルブASSY交換 (要領は  参照)
OK
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順7TaSCANアクティブテスト実施(燃料噴射量)

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. SST(TaSCAN)のメインスイッチをONにする。
  5. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
  6. アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、2500 r/minで約3分間保持し、クウネンヒセンサおよびオキシジエンセンサを暖機する。
  7. アイドリングにする。
  8. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択する。
  9. 燃料噴射量を増減させた時の[ECUデータモニター] - [A/Fセンサ電圧B1S1]および[O2センサ電圧B1S2]を読み取る。

    項目
    燃料噴射量
    クウネンヒセンサおよびオキシジエンセンサの出力電圧
    [A/Fセンサ電圧B1S1]
    +24.8%増加
    3.1 V未満(リッチ状態)
    [A/Fセンサ電圧B1S1]
    -12.5%低下
    3.4 V以上 (リーン状態)
    [O2センサ電圧B1S2]
    +24.8%増加
    0.55 V以上 (リッチ状態)
    [O2センサ電圧B1S2]
    -12.5%低下
    0.4 V未満(リーン状態)
    ■ 注 意 ■
    1. クウネンヒセンサの出力電圧には数秒の遅れがあり、オキシジエンセンサの出力電圧には最大約20秒の遅れがある。
    2. センサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。

    結果
    クウネンヒセンサの出力電圧
    オキシジエンセンサの出力電圧
    飛び先
    A168046J17
    A168047J09
    A
    A168047J09
    A222783J03
    B

A
手順 21 へ

B
手順 29 へ

手順8TaSCANアクティブテスト実施(燃料噴射量)

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
  5. アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、2500 r/minで約3分間保持し、オキシジエンセンサを暖機する。
  6. アイドリングにする。
  7. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択する。
  8. 燃料噴射量を増減させた時の[ECUデータモニター] - [O2センサ電圧B1S2]を読み取る。
    ■ 注 意 ■
    1. オキシジエンセンサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。
    2. オキシジエンセンサの出力電圧は最大約20秒の遅れがある。
    □ 参 考 □燃料噴射量を-12.5%から+24.8%まで変化させる。結果0.4 V未満と0.55 V以上の電圧が交互に出力する。

NG
手順 21 へ
OK

手順9TaSCANアクティブテスト実施(燃料噴射量)

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
  5. アクセルペダルを60%以上踏み込みながら、2500 r/minで約3分間保持し、クウネンヒセンサを暖機する。
  6. アイドリングにする。
  7. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択する。
  8. 燃料噴射量を増減させた時の[ECUデータモニター] - [A/Fセンサ電圧B1S1]を読み取る。
    ■ 注 意 ■
    1. クウネンヒセンサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に続いて電圧を測定する。
    2. クウネンヒセンサの出力電圧は数秒の遅れがある。
    □ 参 考 □燃料噴射量を-12.5 %から+24.8 %まで変化させる。
    結果
    テスター表示
    結果
    飛び先
    A/Fセンサ電圧 B1S1
    出力電圧が3.3 V付近を増減する
    OK
    A/Fセンサ電圧 B1S1
    出力電圧が常時3.3 V以上
    NG
    A/Fセンサ電圧 B1S1
    出力電圧が常時3.3 V未満
    NG

NG
手順 29 へ
OK

手順10排気ガス漏れ点検
  1. 排気管のつなぎ目および各センサの取り付け部から排気漏れがないことを確認する。
    結果排気漏れをしていない

NG
排気ガス漏れ修理
OK

手順11燃圧点検

□ 参 考 □要領は

参照。


NG
手順 34 へ
OK

手順12フューエル インジェクタASSY点検

□ 参 考 □要領は

参照。


NG
フューエル インジェクタASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順13TaSCANアクティブテスト実施

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
  5. SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
  6. アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
    基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。

    -
    EGRステップ数(アクティブテスト)
    0 step
    0 → 30 step(アイドル時)
    アイドリング状態
    安定している
    安定 → ラフアイドル又はエンスト
    インテークマニホールド圧
    (データモニター)
    20 to 40 kPa
    EGR 全閉時より 10 kPa以上増加

□ 参 考 □

  1. アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
  2. アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
  3. アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
  4. アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。

結果

結果飛び先
異常A
正常B

B
手順 15 へ
A

手順14EGR バルブASSY点検
  1. EGRバルブASSYを取りはずす。(要領は参照)
  2. バルブが閉じていることを確認する。
    基準バルブがすき間なく閉じている。

NG
EGR バルブASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順15エンジンコントロール コンピュータ交換

□ 参 考 □要領は

参照。

次へ

手順16ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順17作動確認運転実施

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
    A221866J02
  2. 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
  4. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  5. ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
    □ 参 考 □表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで10分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。
次へ
終了 

手順18排気ガス漏れ点検
  1. 排気管のつなぎ目および各センサの取り付け部から排気漏れがないことを確認する。
    結果排気漏れをしていない

NG
排気ガス漏れ修理
OK

手順19オキシジエンセンサ単体点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. オキシジエンセンサのコネクターを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。
    抵抗値点検端子
    オキシジエンセンサ
    点検条件
    基準値
    1(HT1B) - 2(+B)
    20°C
    11 to 16 Ω
    1(HT1B) - 4(E2)
    常時
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (オキシジエンセンサ)

NG
オキシジエンセンサ交換 (要領は  参照)
OK

手順20ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - オキシジエンセンサ)

SST09082-00030  
09083-00170  
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は

参照。

  1. オキシジエンセンサのコネクターを切り離す。
    A216383J02
  2. エンジンコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクター - オキシジエンセンサ車両側コネクター
    点検条件
    基準値
    A41(HT1B) - 1(HT1B)
    常時
    1 Ω未満
    A125(OX1B) - 3(OX1B)
    常時
    1 Ω未満
    A102(O1B-) - 4(E2)
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクターおよびオキシジエンセンサ車両側コネクター - 他の端子間およびボデーアース
    点検条件
    基準値
    A41(HT1B)および1(HT1B) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    A125(OX1B)および3(OX1B) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    A102(O1B-)および4(E2) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (オキシジエンセンサ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *3
    コネクターA
    -
    -

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(オキシジエンセンサ - エンジンコントロールコンピュータ)
OK

手順21オキシジエンセンサ交換
  1. オキシジエンセンサを交換する。(交換要領は参照)
次へ

手順22ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順23作動確認運転実施

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
    A221866J02
  2. 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
  4. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  5. ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
    結果結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B
    □ 参 考 □表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで10分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。

B
完了
A

手順24TaSCANアクティブテスト実施

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
  5. SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
  6. アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
    基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。

    -
    EGRステップ数(アクティブテスト)
    0 step
    0 → 30 step(アイドル時)
    アイドリング状態
    安定している
    安定 → ラフアイドル又はエンスト
    インテークマニホールド圧
    (データモニター)
    20 to 40 kPa
    EGR 全閉時より 10 kPa以上増加

□ 参 考 □

  1. アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
  2. アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
  3. アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
  4. アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。

結果

結果飛び先
異常A
正常B

B
手順 26 へ
A

手順25EGR バルブASSY点検
  1. EGRバルブASSYを取りはずす。(要領は参照)
  2. バルブが閉じていることを確認する。
    基準バルブがすき間なく閉じている。

NG
EGR バルブASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順26クウネンヒセンサ交換
  1. クウネンヒセンサを交換する。(要領は参照)
次へ

手順27ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順28作動確認運転実施

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
    A221866J02
  2. 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
  4. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  5. ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
    □ 参 考 □表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで10分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。
次へ
終了 

手順29クウネンヒセンサ交換
  1. クウネンヒセンサを交換する。(要領は参照)
次へ

手順30ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順31作動確認運転実施

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
    A221866J02
  2. 車両を60 to 100 km/hで10分以上走行する。(B)
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
  4. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  5. ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
    結果結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B
    □ 参 考 □表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで10分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。

B
完了
A

手順32TaSCANアクティブテスト実施

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
  5. SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
  6. アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
    基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。

    -
    EGRステップ数(アクティブテスト)
    0 step
    0 → 30 step(アイドル時)
    アイドリング状態
    安定している
    安定 → ラフアイドル又はエンスト
    インテークマニホールド圧
    (データモニター)
    20 to 40 kPa
    EGR 全閉時より 10 kPa以上増加

□ 参 考 □

  1. アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
  2. アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
  3. アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
  4. アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。

結果

結果飛び先
異常A
正常B

B
オキシジエンセンサ交換 (要領は  参照)
A

手順33EGR バルブASSY点検
  1. EGRバルブASSYを取りはずす。(要領は参照)
  2. バルブが閉じていることを確認する。
    基準バルブがすき間なく閉じている。

NG
EGR バルブASSY交換 (要領は  参照)
OK
オキシジエンセンサ交換 (要領は  参照)  

手順34フューエル ポンプ単体点検

□ 参 考 □フューエルポンプ単体点検の要領は

参照。


NG
フューエル ポンプ交換 (要領は  参照)
OK
フューエルライン修理または交換 
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