DTC P0560/96 バッテリ異常 アルファード ノア アクア シエンタ
ヴェルファイア ヴォクシートヨタ C-HR GR86 RAV4 bZ4x エスクァイア エスティマハイブリッド カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プリウス PHV α プロボックス ヤリス クロス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー
IG OFF時でも、エンジンコントロールコンピュータのBATT端子にはバッテリー電源が供給される。これはダイアグコード記憶、フリーズフレームデータ記憶等に使用されている。BATT端子系統に異常が発生した場合、エンジンコントロールコンピュータはダイアグコードを出力する。
DTC No. SAE/TCCS | DTC検出条件 1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他 | 点検部位 |
---|---|---|
P0560/96 | 常時 BATT端子系統の断線または短絡 3秒以上 1トリップ | バッテリー ワイヤハーネスまたはコネクター エンジンコントロールコンピュータ |
回路図
点検手順
■ 注 意 ■トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。
□ 参 考 □SST(TaSCAN)を用いてフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータは不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録しており、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。
手順1 | ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - EFI MAINヒューズ) |
SST09082-00030
09083-00170
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は
参照。
- バッテリーマイナスターミナルを切り離す。
- バッテリープラスターミナルを切り離す。
- EFI MAINヒューズをエンジンルームリレーブロックから取り外す。
- エンジンコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)
抵抗値(断線点検)
点検端子
エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクター - EFI MAINヒューズホルダ
点検条件
基準値
B20(BATT) - 2端子
常時
1 Ω未満
抵抗値(短絡点検)
点検端子
エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクターおよびEFI MAINヒューズホルダ - 他の端子間およびボデーアース
点検条件
基準値
B20(BATT)および2端子 - 他の端子間およびボデーアース
常時
10 kΩ以上
イラスト内指示文字 *1
エンジンルームリレーブロック
*2
車両ワイヤハーネスコネクター前側
(エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
*3
コネクターB
-
-
■ 注 意 ■ホルダにテスター棒などを当てて測定する場合、強く当てすぎるとホルダ部を損傷するおそれがあるので注意して行う。
NG | ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(エンジンコントロールコンピュータ - EFI MAINヒューズ) |
OK | |
手順2 | バッテリー単体点検 |
□ 参 考 □補機バッテリーの点検要領は
参照。
NG | バッテリー交換 (要領は 参照) |
OK | |
手順3 | バッテリーターミナル接続状態 |
□ 参 考 □バッテリーターミナル接続状態の点検要領は
参照。
NG | バッテリーターミナル修理または交換 |
OK | |
手順4 | ダイアグコード消去 |
SST09991-70201
次へ | |
手順5 | ダイアグコード確認 |
SST09991-70201
- DLC3のSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
結果
結果
飛び先
P0560/96が表示される
A
正常コードを表示
B
B | 常時発生しない問題の点検 (要領は 参照) |
A | |
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は 参照) |
HOME
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…