DTC P1605 アイドル不安定アルファード ノア アクア シエンタ
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エンジン負荷が小さくアイドル状態で安定している状態から、アイドル回転数が低下したり、不安定になった場合に、ダイアグコードが出力される。ダイアグコードが出力された時の状況を記憶してあるフリーズデータを、SST(TaSCAN)を使用して確認することができる。フリーズフレームデータにて、アイドル不安定時のエンジン稼動状態を確認できることによってサービス性を向上させている。
DTC No. SAE | DTC検出条件 1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他 |
---|---|
P1605 | エンジン始動後、ISC学習が終了してから5秒後 エンジン回転数が350 r/min以下に低下 - 1トリップ |
点検手順
- 他のダイアグコードが表示されている場合は、先に該当するダイアグコードのトラブルシュートを行う。
- DTC P1605は、従来の故障診断コードとは違うため、下記の診断手順は1つの方法として記載してある。
手順1 | ダイアグコード読み取り |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを確認する。(要領は参照)
結果
結果
飛び先
P1605のみ表示される
A
他のダイアグコードが表示される
B
□ 参 考 □ダイアグコードP1605以外のダイアグコードが出力された場合は、そのダイアグコードを先にトラブルシュートすること。
B | 関連するダイアグコードチャートへ (要領は 参照) |
A | |
手順2 | フリーズデータ確認 |
SST09991-70201
□ 参 考 □時系列のフリーズデータを使用して、ダイアグ検出時および検出後のデータを確認することによって、トラブルシュートに役立てる。
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って時系列フリーズデータを確認し、アイドル不安定時の車両状況を確認する。(要領は参照)
- エンジンの冷間/暖機時のフリーズデータを確認する。
項目名
短縮名
エンジン冷却水温
THW
始動時水温
THWS - アイドル状態のフリーズデータを確認する。
項目名
短縮名
エンジン回転数
ESPD
アイドルSW
IDL - パージVSVの作動のフリーズデータを確認する。
項目名
短縮名
パージVSV駆動Dury比
EVAP
パージ率
PRF
パージ濃度学習値
PRD
パージVSV(30 %以上)
PRG - アイドル制御状態のフリーズデータを確認する。
項目名
短縮名
スロットル開度
THOP
ISC流量
ISCF
ISC開度
ISCO
アイドル安定化進角(1気筒)
IDA#1
アイドル安定化進角(2気筒)
IDA#2
アイドル安定化進角(3気筒)
IDA#3
アイドル安定化進角(4気筒)
IDA#4
ISCフィードバック量
ISCFB
ISC学習値
ISCG
ISC電気負荷補正量
ELOCP
ISCエアコン補正量
A/CCP
回転低下時制御判定状態
RDCF
インテークマニホールド圧
MAP
EGR現在ステップ数
EGRS - エンジン負荷/電気負荷のフリーズデータを確認する。
項目名
短縮名
エンジン負荷値
CALO
電動ファン
FAN - 上記項目を確認し、再現テストを行なう。
- 各フリーズフレームデータおよび再現テストをもとに、ECUデータモニター一覧の参考値()と比較して車両状況を確認し、点検箇所の特定を行なう。(機能説明参照)
結果結果
飛び先
特定ができる場合
A
特定ができない場合
B
B | 常時発生しない問題の点検 (要領は 参照) |
A | |
不具合箇所点検、修理 |
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