DTC P1604 始動不良 アルファード ノア アクア シエンタ
ヴェルファイア ヴォクシー トヨタ C-HR GR86 RAV4 bZ4x エスクァイア エスティマハイブリッド カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プリウス PHV α プロボックス ヤリス クロス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー
パワーマネジメントコントロール コンピュータからのCAN通信により、エンジンコントロールコンピュータに始動要求信号が入力されているにも関わらず、エンジンが始動しないまたは始動時間が長い場合に、ダイアグコードが出力される。ダイアグコードが出力された時の状況を記憶してあるフリーズデータを、SST(TaSCAN)を使用して確認することができる。フリーズフレームデータにて、始動不良時のエンジン稼動状態を確認できることによってサービス性を向上させている。
DTC No. SAE | DTC検出条件 1.診断条件 2.異常状態 3.異常期間 4.その他 |
---|---|
P1604 | 始動要求信号 ON エンジン回転数500 r/min未満 2秒以上(エンジン水温20°C時) 1トリップ |
点検手順
- 他のダイアグコードが表示されている場合は、先に該当するダイアグコードのトラブルシュートを行う。
- DTC P1604は、従来の故障診断コードとは違うため、下記の診断手順は1つの方法として記載してある。
手順1 | ダイアグコード読み取り |
SST09991-70201
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って、ダイアグコードを確認する。(要領は参照)
結果
結果
飛び先
P1604のみ表示される
A
他のダイアグコードが表示される
B
□ 参 考 □ダイアグコードP1604以外のダイアグコードが出力された場合は、そのダイアグコードを先にトラブルシュートすること。
B | 関連するダイアグコードチャートへ (要領は 参照) |
A | |
手順2 | フリーズデータ確認 |
SST09991-70201
□ 参 考 □時系列フリーズデータを使用して、ダイアグ検出時および検出後のデータを確認することによって、トラブルシュートに役立てる。
- DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)の画面表示に従って時系列フリーズデータを確認し、始動不良時の車両状況を確認する。(要領は参照)
- バッテリー状態のフリーズデータを確認する。
項目名
短絡名
補機バッテリ電圧
BATT - クランキング状態のフリーズデータを確認する。
項目名
短絡名
エンジン回転数
ESPD
スタータOFF時エンジン回転数
STER - 始動不良時の各温度フリーズデータを比較する。
項目名
短絡名
エンジン冷却水温
THW
吸入空気温度
THA
エンジン油温
EOT
外気温
AMT - 始動時のエンジン制御のフリーズデータを確認する。
項目名
短絡名
吸入空気量
MAF
スロットル開度
THOP
ISC流量
ISCF
ISC開度
ISCO
インテークマニホールド圧
MAP
EGR現在ステップ数
EGRS - 始動不良になる前のフリーズデータを確認する。
項目名
短絡名
前トリップ走行距離
PTRD
前トリップ時吸気温度
RIAT
前トリップ時エンジン油温
REOT
前トリップ時外気温
RAMT - 上記項目を確認し、再度テストを行なう。
- フリーズフレームデータおよび再現テストをもとに、ECUデータモニター一覧の参考値()と比較し、不具合箇所の特定を行なう。
結果結果
飛び先
特定ができる場合
A
特定ができない場合
B
B | 常時発生しない問題の点検 (要領は 参照) |
A | |
不具合箇所点検、修理 |
HOME
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…