DTC P2A00/21 A/FセンサB1S1応答劣化アルファード ノア アクア

シエンタ ヴェルファイア ヴォクシー トヨタ C-HR GR86 RAV4 bZ4x エスクァイア エスティマハイブリッド カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プリウス PHV α プロボックス ヤリス クロス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー

クウネンヒセンサは、空燃比にほぼ比例した電圧を出力する。この出力電圧をもとにエンジンコントロールコンピュータは空燃比がリッチまたはリーンを判断し、フィードバック制御を行う。
エンジンコントロールコンピュータは、空燃比の変化に対するクウネンヒセンサの応答が判定値以上に遅いと判断すると、ダイアグコードをセットし、チェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。

DTC No.
SAE/TCCS
P2A00/21
DTC検出条件診断条件以下の条件がすべて揃ったとき
空燃比フィードバック制御中
クウネンヒセンサ活性化
エンジン回転数が4000 r/min未満
エンジン負荷が10から70%
吸入空気量が4.5から12 g/s
エンジン冷却水温が75°C以上
異常状態クウネンヒセンサの応答が判定値より遅い
異常期間10 to 15秒
トリップ数2トリップ
検出方法1トリップ中に1回検出する。(判定後は検出を行わない)
検出に使用するセンサメインクウネンヒセンサ
サブスピードセンサ
クランクポジションセンサ
インテークエアフローメータSUB-ASSY
E.F.I.ウォータテンパラチャセンサ
点検部位ワイヤハーネスまたはコネクター
クウネンヒセンサ
インテークシステム
燃料圧力
フューエルインジェクタASSY
PCVホース接続状態
EGRバルブASSY
エンジンコントロールコンピュータ

エンジン暖機後、エンジンコントロールコンピュータは空燃比フィードバック制御を行って空燃比を理論レベルに維持する。さ らに、事前条件が揃った後に約30秒以上アクティブ空燃比制御を行って、クウネンヒセンサ反応率を測定する。アクティブ空燃比制御中は、通常の空燃比制御中に学習した理論空燃比をもとに、エンジンコントロールコンピュータは強制的に一定量の噴射量を増減させ、クウネンヒセンサの反応率を測定する。エンジンコントロールコンピュータはアクティブ空燃比制御を行っている最中にクウネンヒセンサより信号を受信し、その信号によってクウネンヒセンサの反応率レベルを計算する。 クウネンヒセンサ反応率レベルが閾値未満であった場合、エンジンコントロールコンピュータはそれを不具合と判断し、ダイアグコードをセットし、チェックエンジンウォーニングランプを点灯させる。

G034991J02
A168109J01

回路図

回路図は

参照。

機能説明

確認走行
確認走行を行う事により、ダイアグコードの再現確認をすることができる。

A179385J10

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の表示画面に従って、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
  4. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  5. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75℃以上) (A)
  6. 車両を60 to 100 km/hで5分以上走行する。(B)
  7. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、ダイアグコード判定結果を確認する。(要領は参照)
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで5分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。

点検手順

□ 参 考 □アクティブテストの[燃料噴射量]を実施することで不具合箇所を特定することができる。このアクティブテストは、燃料噴射量を-12.5%低下または+24.8%増加させることができる。
SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。
  5. アクセルペダルを踏み込みながら、エンジン回転数を2500 r/minで約3分間保持して、各センサを暖機する。
  6. アイドリングにし、SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[アクティブテスト] - [燃料噴射量]を選択する。
  7. アクティブテストの[燃料噴射量]で燃料噴射量を増減させた時の[ECUデータモニター] - [A/Fセンサ電圧B1S1]および[O2センサ電圧B1S2]を読み取る。

    結果クウネンヒセンサ、オキシジエンセンサの出力電圧が燃料噴射量の増減に従って変化する。

    項目
    燃料噴射量
    クウネンヒセンサおよびオキシジエンセンサの出力電圧
    [A/Fセンサ電圧B1S1]
    +24.8%増加
    3.1 V未満(リッチ状態)
    [A/Fセンサ電圧B1S1]
    -12.5%低下
    3.4 V以上(リーン状態)
    [O2センサ電圧B1S2]
    +24.8%増加
    0.55 V以上(リッチ状態)
    [O2センサ電圧B1S2]
    -12.5%低下
    0.4 V未満(リーン状態)
    ■ 注 意 ■
    1. クウネンヒセンサの出力電圧には数秒の遅れがあり、オキシジエンセンサの出力には最大約20秒の遅れがある。
    2. センサが冷えてしまうので、センサ暖機作業に引き続いて電圧を測定する。
事例クウネンヒセンサの出力電圧オキシジエンセンサの出力電圧点検部位
1A168046J17A222783J03-
2A168047J09A222783J03クウネンヒセンサ
クウネンヒセンサ ヒータ
クウネンヒセンサ回路
3A168046J17A168047J09オキシジエンセンサ
オキシジエンセンサヒータ
オキシジエンセンサ回路
4A168047J09A168047J09燃圧
排気ガス漏れ(空燃比が極端にリーンまたはリッチ)

□ 参 考 □SST(TaSCAN)を用いてフリーズフレームデータを読み取る。フリーズフレームデータには、不具合発生時のエンジン稼動状態の一部を記録してあり、それらの情報がトラブルシュートを行う際に役立つ。

手順1ダイアグコード読み取り

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを確認する。(要領は参照)

    結果
    結果
    飛び先
    P2A00/21のみ出力する
    A
    P2A00/21以外のダイアグコードも出力する
    B
    □ 参 考 □ダイアグコードP2A00/21以外のダイアグコードが出力された場合は、そのダイアグコードを先にトラブルシュートすること。

B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は  参照)
A

手順2TaSCANデータ読み取り(A/Fセンサ電圧B1S1)

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  3. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75°C以上)
  4. アクセルペダルを踏み込みながら、エンジン回転数を2500 r/minで約3分間保持して、各センサを暖機する。
  5. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、[ECUデータモニター]-[A/Fセンサ電圧B1S1]および[エンジン回転数]を選択する。
  1. エンジンが次の条件になるごとに[A/Fセンサ電圧B1S1]を3回測定する。
    1. アイドリング中(30秒以上測定する)[A]
    2. 回転数が約2500 r/min(エンジン回転数の急激な変化が無い)[B]
    3. シフトレバーをBポジションで60 km/hまで加速し、そしてスロットルバルブが全閉するようにアクセルペダルを素早く放す。[C]

      [システム選択画面:パワトレ → TCCS → ECUデータモニター] 項目名
      条件
      基準値
      参考
      A/Fセンサ電圧B1S1
      [A]および[B]
      約3.3 Vで変化する
      3.1 to 3.4 V
      [C]
      3.8 V以上まで上がる
      エンジン減速中に発生する
      (フューエルカット時)
      □ 参 考 □詳細は下記の図を参照する。A107161J03

□ 参 考 □

  1. 上記の状態を含めいずれかの状態でクウネンヒセンサの出力電圧が約3.3 Vのままである場合(図解の不具合状態を参照)、クウネンヒセンサに断線回路がある可能性がある。(これはクウネンヒセンサヒータが開回路の場合でも発生する。)
  2. いずれかの状態でクウネンヒセンサの出力電圧が約3.8 V以上または2.8 V以下のままである場合(図解の不具合状態を参照)、クウネンヒセンサに短絡回路がある可能性がある。
  3. エンジンコントロールコンピュータはエンジン減速中は燃料噴射を停止する(フューエルカット)。これはリーン状態を引き起こし、クウネンヒセンサ出力電圧の一時的な増加という結果となる。
  4. 車両走行時:
    燃料濃縮時はクウネンヒセンサの出力電圧が2.8 V未満になることがある。車両には、追い越し時にアクセルペダルを完全に踏み込んだ状態の急加速として伝達される。クウネンヒセンサは正常に機能している。
  5. クウネンヒセンサは電流出力成分である、よってエンジンコントロールコンピュータ内部で電流は電圧に変換される。クウネンヒセンサコネクターまたはエンジンコントロールコンピュータコネクターで電圧を測定すると一定の電圧結果が表示される。
    結果結果
    飛び先
    クウネンヒセンサ電圧値が正常
    A
    クウネンヒセンサ電圧値が異常
    B

B
手順 13 へ
A

手順3ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順4作動確認運転実施

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
    A179385J10
  2. 車両を60 to 100 km/hで5分以上走行する。(B)
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
  4. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  5. ダイアグコード判定結果を確認する。
    結果結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B
    □ 参 考 □表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで5分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。

B
常時発生しない問題の点検 (要領は  参照)
A

手順5クウネンヒセンサ交換

□ 参 考 □クウネンヒセンサの交換要領は

参照。

次へ

手順6ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順7作動確認運転実施

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
    A179385J10
  2. 車両を60 to 100 km/hで5分以上走行する。(B)
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
  4. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  5. ダイアグコード判定結果を確認する。
    結果結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B
    □ 参 考 □表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで5分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。

B
正常復帰
A

手順8TaSCANアクティブテスト実施

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
  5. SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
  6. アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
    基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。

    -
    EGRステップ数(アクティブテスト)
    0 step
    0 → 30 step(アイドル時)
    アイドリング状態
    安定している
    安定 → ラフアイドル又はエンスト
    インテークマニホールド圧
    (データモニター)
    20 to 40 kPa
    EGR 全閉時より 10 kPa以上増加

□ 参 考 □

  1. アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
  2. アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
  3. アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
  4. アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。

結果

結果飛び先
異常A
正常B

B
手順 10 へ
A

手順9EGR バルブASSY点検
  1. EGRバルブASSYを取りはずす。(要領は参照)
  2. バルブが閉じていることを確認する。
    基準バルブがすき間なく閉じている。

NG
EGR バルブASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順10エンジンコントロール コンピュータ交換

□ 参 考 □要領は

参照。

次へ

手順11ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順12作動確認運転実施

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
    A179385J10
  2. 車両を60 to 100 km/hで5分以上走行する。(B)
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
  4. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  5. ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
    □ 参 考 □表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで5分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。
次へ
終了 

手順13クウネンヒセンサ単体点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. クウネンヒセンサのコネクターを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    2(+B) - 1(HA1A)
    20°C
    1.8 to 3.4 Ω
    1(HA1A) - 4(A1A-)
    常時
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (クウネンヒセンサ)

NG
クウネンヒセンサ交換 (要領は  参照)
OK

手順14ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - クウネンヒセンサ)

SST09082-00030  
09083-00170  
□ 参 考 □ワイヤハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は

参照。

  1. クウネンヒセンサのコネクターを切り離す。
    A217281J02
  2. エンジンコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    クウネンヒセンサ車両側コネクター - エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクター
    点検条件
    基準値
    3(A1A+) - A103(A1A+)
    常時
    1 Ω未満
    4(A1A-) - A126(A1A-)
    常時
    1 Ω未満
    1(HA1A) - A18(HA1A)
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    クウネンヒセンサ車両側コネクターおよびエンジンコントロールコンピュータ車両側コネクター - 他の端子間およびボデーアース
    点検条件
    基準値
    3(A1A+)またはA103(A1A+) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    4(A1A-)またはA126(A1A-) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    1(HA1A)またはA18(HA1A) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (クウネンヒセンサ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *3
    コネクターA
    -
    -

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(エンジンコントロールコンピュータ - クウネンヒセンサ)
OK

手順15インテークシステム点検

□ 参 考 □インテークシステム点検の要領は

参照。


NG
インテークシステム修理または交換
OK

手順16燃圧点検

□ 参 考 □燃圧点検の要領は

参照。


NG
手順 26 へ
OK

手順17フューエル インジェクタASSY点検

□ 参 考 □フューエルインジェクタASSY点検の要領は

参照。


NG
フューエル インジェクタASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順18クウネンヒセンサ交換

□ 参 考 □クウネンヒセンサ交換の要領は

参照。

次へ

手順19ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順20作動確認運転実施

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
    A179385J10
  2. 車両を60 to 100 km/hで5分以上走行する。(B)
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
  4. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  5. ダイアグコード判定結果を確認する。
    結果結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B
    □ 参 考 □表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで5分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。

B
正常復帰
A

手順21TaSCANアクティブテスト実施

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  4. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFF にして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン冷却水温が75 ℃以上)
  5. SST(TaSCAN) の画面表示に従って、[ アクティブテスト] - [EGR ステップ数] を選択する。
  6. アクティブテスト実行中のデータモニター[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]および[アイドルSW]を確認する。
    基準値アクティブテストの駆動指数に応じて[インテークマニホールド圧]、[エンジン回転数]が変化する。

    -
    EGRステップ数(アクティブテスト)
    0 step
    0 → 30 step(アイドル時)
    アイドリング状態
    安定している
    安定 → ラフアイドル又はエンスト
    インテークマニホールド圧
    (データモニター)
    20 to 40 kPa
    EGR 全閉時より 10 kPa以上増加

□ 参 考 □

  1. アクティブテスト実施時は、データモニターで[アイドルSW]がONであることを確認する。
  2. アクティブテスト実施時には、EGRバルブが開いた状態を10秒以上継続しない。
  3. アクティブテスト実施後は、EGRステップ数を必ず0ステップに戻してから終了する。
  4. アクティブテスト実施時アイドリング状態に変化が見られなければEGRバルブASSYの故障が考えられる。

結果

結果飛び先
異常A
正常B

B
手順 23 へ
A

手順22EGR バルブASSY点検
  1. EGRバルブASSYを取りはずす。(要領は参照)
  2. バルブが閉じていることを確認する。
    基準バルブがすき間なく閉じている。

NG
EGR バルブASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順23エンジンコントロール コンピュータ交換

□ 参 考 □エンジンコントロールコンピュータの交換要領は

参照。

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手順24ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従ってダイアグコードを消去する。(要領は参照)
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手順25作動確認運転実施

SST09991-70201  

  1. DLC3にSST(TaSCAN)を接続する。
  2. 車両を“整備モード”にセットする。(要領は参照)
  1. エンジンを始動し、すべてのアクセサリスイッチをOFFにして、エンジン冷却水温が安定するまで暖機する。(エンジン水温が75℃以上) (A)
    A179385J10
  2. 車両を60 to 100 km/hで5分以上走行する。(B)
  3. SST(TaSCAN)の画面表示に従って、メインメニュー[診断] - 診断メニュー[パワトレ] - [TCCS] - システム診断メニュー[ダイアグ判定結果確認] - [ダイアグコード別確認]を選択する。
  4. 次画面にて、確認を行うダイアグコードを入力する。
  5. ダイアグコード判定結果が正常であることを確認する。
    □ 参 考 □表示項目
    内容
    正常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム正常
    異常
    1. ダイアグコードの判定が完了
    2. システム異常
    判定中
    1. ダイアグコードの判定が未完了
    2. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    判定不可
    1. ダイアグコードの判定が実施できない
    2. 前提条件が成立していないダイアグコード数がエンジンコントロールコンピュータに記憶できる上限に達している
    3. 検出条件を確認後、走行テストを実施
    ■ 警 告 ■この走行テストを行う時は、制限速度等の道路交通法を必ず守って実施すること。□ 参 考 □ダイアグコード判定結果が判定中又は判定不可の場合は、再度車両を60 to 100 km/hで5分以上走行(C)後、ダイアグコード判定結果を確認する。それでも判定中又は判定不可の場合は、再度車両を75 to 100 km/hで10分以上走行(D)後、ダイアグコード判定結果を確認する。
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終了 

手順26フューエル ポンプ単体点検

□ 参 考 □フューエルポンプ単体点検の要領は

参照。


NG
フューエル ポンプ交換 (要領は  参照)
OK
フューエルライン修理または交換 
DTC P2A00/21 A/FセンサB1S1応答劣化

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