DTC P0069-273 大気圧センサ比較異常アルファード ノア アクア

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MG ECU基板に取り付けられた大気圧センサーにより、大気圧を検出することで、使用環境を考慮した制御を行う。

A220063J01
DTC No.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P0069273インバータASSY(コンバータツキ)内の気圧センサと、バキュームセンサ(EGR用)との気圧値の差が一定値以上となり、かつ3時間経過後のEV走行時にも同一条件を満たしているときインバータASSY(コンバータツキ)
EFIバキュームセンサ
エンジンコントロールコンピュータ
ワイヤハーネスまたはコネクター

点検手順

手順1ダイアグコード読み取り(TCCS)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. READY ONにする。
  3. アクセルペダルを全開にして、5秒間エンジン始動状態にする。
  4. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ TCCS /ダイアグコード フリーズデータ
  5. 出力されたダイアグコードを読み取る。
    結果結果
    飛び先
    下表に示すダイアグコード以外を出力
    A
    下表に示すダイアグコードを同時に出力
    B

    DTC No.
    関連ダイアグ
    P0107
    圧力センサ系統(Low)
    P0108
    圧力センサ系統(High)
    □ 参 考 □上記ダイアグコードを出力する不具合が原因でP0069-273が出力されることがある。この場合、上記ダイアグコードのうち出力されたものを先に点検する。その後、再現試験を行いダイアグコードが出力されないことを確認する。
  6. IG OFFにする。

B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は  参照)
A

手順2ダイアグコード読み取り(HV)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
  4. 出力されたダイアグコードを読み取る。
    結果結果
    飛び先
    P0069-273のみ出力
    A
    下表に示すダイアグコードを同時に出力
    B

    DTC No.
    関連ダイアグ
    P0A1A-151、155、156、658、659
    モータECU 系統No.2
    P0A1B-193、512、661、786
    (Fr) モータECU 系統No.1
    P0A1D-148
    HVECU系異常
    P2228-268
    大気圧センサ系統(Low)
    P2229-269
    大気圧センサ系統(High)
    P2511-149
    HV CPU瞬断
    P324E-788
    (Fr)モータECU系統
    U0100-211、530
    エンジンECU 通信異常
    U0110(詳細すべて)*1
    モータECU通信異常
    □ 参 考 □
    1. *1···(詳細すべて)とは、該当するDTCに対する詳細情報番号がいずれか1つでも出力されている場合は、該当するダイアグコードチャートを参照することを意味する。
    2. 上記ダイアグコードを出力する不具合が原因でP0069-273が出力されることがある。この場合、上記ダイアグコードのうち出力されたものを先に点検する。その後、再現試験を行いダイアグコードが出力されないことを確認する。
  5. IG OFFにする。

B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は  参照)
A

手順3TaSCANデータ読み取り(インテークマニホールド圧·大気圧)

SST09991-70201  

  1. IG ONにする。
  2. SST(TaSCAN) を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / パワトレ/ HV / ECU データモニター
  3. ECU データモニター“インテークマニホールド圧”および“大気圧”を選択する。
  1. 対応表より、標高から正常気圧の気圧値を読み取る。
    A217231
  2. 正常気圧の気圧値と、ECU データモニター“インテークマニホールド圧”および“大気圧”を比較する。

    結果
    結果
    飛び先
    下記以外
    A
    ECU データモニター“インテークマニホールド圧”と正常気圧との差が10kPa以上ある
    B
    ECU データモニター“大気圧”と正常気圧との差が10kPa以上ある
    C
  3. IG OFFにする。

B
手順 5 へ

C
インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は  参照)
A

手順4TaSCANデータ読み取り(インテークマニホールド圧)

SST09991-70201  

  1. シフトをPポジションにする。
  2. SST(TaSCAN) を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / パワトレ/ HV / ECU データモニター
  3. ECU データモニター“インテークマニホールド圧”を選択する。
  4. エンジン停止状態で、ECU データモニター“インテークマニホールド圧”を読み取る。
  5. ブレーキペダルを踏み、READY ONにする。
  6. READY ONランプが点灯している状態で、アクセルペダルを全開にする。
  7. エンジン始動状態で、ECU データモニター“インテークマニホールド圧”を読み取る。
  8. エンジン停止状態とエンジン始動状態での、ECU データモニター“インテークマニホールド圧”を比較する。
    基準ECU データモニター“インテークマニホールド圧”が変化する(エンジンを始動した時に、“インテークマニホールド圧”が減少する)
  9. IG OFFにする。

NG
手順 5 へ
OK
インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は  参照)  

手順5ワイヤハーネスおよびコネクター点検(E.F.I.バキュームセンサASSY電源電圧点検)

SST09082-00030  
09083-00170  
□ 参 考 □ワイヤーハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は、

参照。

  1. E.F.I.バキュームセンサASSYのコネクターを切り離す。
  2. IG ONにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の電圧値を測定する。
    電圧値点検端子
    E.F.I.バキュームセンサASSY
    点検条件
    基準値
    3(VC) - 2(E2)
    IG ON
    4.5 to 5.5 V
    1(PIM) - 2(E2)
    IG ON
    4.0 to 5.0 V
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (E.F.I.バキュームセンサASSY接続コネクター)
    結果結果
    飛び先
    異常
    A
    正常
    B
    □ 参 考 □
    1. 測定結果が約0Vだった場合、VC回路またはE2回路の断線が考えられる。
    2. センサコネクターを切り離した場合、1(PIM)←→2(E2)間の電圧は基本的にVC電圧張り付きとなるが、内部回路の影響を受け、若干降下した電位となる。

NG
手順 7 へ
OK

手順6ワイヤハーネスおよびコネクター点検(E.F.I.バキュームセンサASSY - エンジンコントロールコンピュータ)

SST09082-00030  
09083-00170  
□ 参 考 □ワイヤーハーネスおよびコネクターの点検要領および注意事項は、

参照。

  1. E.F.I.バキュームセンサASSYのコネクターおよびエンジンコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
A216384J01
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、端子間の抵抗値を測定する。(端子配列は参照)

    抵抗値(断線点検)
    点検端子
    エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクター - E.F.I.バキュームセンサASSY車両側コネクター
    点検条件
    基準値
    A69(PIM) - 1(PIM)
    常時
    1 Ω未満
    A71(EPIM) - 2(E2)
    常時
    1 Ω未満
    A72(VCPM) - 3(VC)
    常時
    1 Ω未満

    抵抗値(短絡点検)
    点検端子
    エンジンコントロールコンピュータ車両側コネクターおよびE.F.I.バキュームセンサASSY車両側コネクター - 他の端子間およびボデーアース
    点検条件
    基準値
    A69(PIM)および1(PIM) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    A71(EPIM)および2(E2) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    A72(VCPM)および3(VC) - 他の端子間およびボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (E.F.I.バキュームセンサASSY接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *3
    コネクターA
    -
    -

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換(E.F.I.バキュームセンサASSY - エンジンコントロールコンピュータ)
OK
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順7E.F.I. バキューム センサASSY交換

□ 参 考 □E.F.I. バキューム センサASSY交換する。(要領は

参照)

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手順8ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN) を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / パワトレ/ HV / ダイアグコード フリーズデータ
  4. ダイアグコードおよびフリーズデータを読み取り記録する。
  5. ‘消去’キーを押す。
次へ

手順9ダイアグコード読み取り

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
  4. 出力されたダイアグコードを読み取る。
    結果結果
    飛び先
    P0069-273が出力されない
    A
    P0069-273が出力される
    B
  5. IG OFFにする。

B
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)
A
完了 
DTC P0069-273 大気圧センサ比較異常 トヨタ

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