DTC P0343-747 カムポジションセンサ系統(High) ヴォクシー

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P0340-886の回路説明

参照。

DTC No.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P0343747エンジンが回転している状態において、GI信号無し状態を2秒以上継続EFI システム
インバータASSY(コンバータツキ)
エンジンコントロールコンピュータ
パワーマネジメントコントロールコンピュータ
ワイヤハーネスおよびコネクター

回路図

P0340-886の回路図

参照。

点検手順

■ 警 告 ■

  1. 高電圧系統の点検または、インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。
  2. サービスプラググリップを取りはずしてから高電圧のコネクターおよび端子に触れるまでに10分間の時間を確保する。10分間待機後、インバータASSY(コンバータツキ)の検電箇所にてゼロボルト確認作業を行う。

□ 参 考 □10分間はインバータASSY(コンバータツキ)内の高電圧コンデンサが放電するための時間である。

手順1ダイアグコード読み取り(TCCS)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / パワトレ / TCCS / ダイアグコード フリーズデータ
  4. TCCSのダイアグコードが出力されているか確認する。
    結果結果
    飛び先
    下表に示すダイアグコードが出力しない
    A
    下表に示すダイアグコードが出力する
    B

    DTC No.
    関連ダイアグ
    P0340
    カムポジションセンサ系統
    P0342
    VVTセンサ系統(Low)
    P0343
    VVTセンサ系統(High)
  5. IG OFFにする。

B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は  参照)
A

手順2ダイアグコード読み取り(HV)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / パワトレ / HV / ダイアグコード フリーズデータ
  4. HVのダイアグコードが出力されているか確認する。
    結果結果
    飛び先
    下表に示すダイアグコードが出力しない
    A
    下表に示すダイアグコードが出力する
    B

    DTC No.
    関連ダイアグ
    P0A1B (詳細すべて)*1
    (Fr)モータECU系統No.1
    □ 参 考 □
    1. *1···(詳細すべて)とは、該当するDTCに対する詳細情報番号がいずれか1つでも出力されている場合は、該当するダイアグコードチャートを参照することを意味する。
    2. 上記ダイアグコードを出力する不具合が原因でP0343-747が出力されることがある。この場合、上記ダイアグコードのうち出力されたものを先に点検する。その後、再現試験を行いダイアグコードが出力されないことを確認する。
  5. IG OFFにする。

B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は  参照)
A

手順3ダイアグコード読み取り(HV)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / パワトレ / HV / ダイアグコード フリーズデータ
  4. HVのダイアグコードが出力されているか確認する。
    結果結果
    飛び先
    P0340-886が同時に出力しない
    A
    P0340-886が同時に出力する
    B
  5. IG OFFにする。

B
手順 7 へ
A

手順4コネクター接続状態点検(インバータASSY(コンバータツキ)低圧コネクター)

■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。

■ 注 意 ■

A214648

コネクターを切り離す前に、ロックのツメが浮いていないことおよびコネクターを引っ張り抜けないことを確認する。

  1. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない
    □ 参 考 □コネクター接続時は、ロックレバーを上げた状態で奥まで差し込み、ロック音がするまで確実にロックレバーを倒す。接続後、ロックのツメが浮いてないことおよびコネクターを引っ張り抜けないことを確認する。

NG
確実に接続する
OK

手順5コネクター接続状態点検(エンジンコントロールコンピュータコネクター)
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順6ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インバータASSY(コンバータツキ) - エンジンコントロールコンピュータ)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
  3. エンジンコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
  4. IG ONにする。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A29(GI) - ボデーアース
    IG ON
    1V未満
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
    ■ 注 意 ■コネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードを記憶するため、点検後ダイアグコードを消去する。
  2. IG OFFにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値(断線)点検端子
    点検条件
    基準値
    A29(GI) - B48(G2O)
    IG OFF
    1 Ω未満
    抵抗値(短絡)点検端子
    点検条件
    基準値
    A29(GI)またはB48(G2O) - 他の端子間およびボデーアース間
    IG OFF
    10 kΩ以上
  4. エンジンコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
  5. インバータASSY(コンバータツキ)のコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は  参照)  

手順7コネクター接続状態点検(エンジンコントロールコンピュータコネクター)
  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インバータASSY(コンバータツキ) - エンジンコントロールコンピュータ)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
  3. エンジンコントロールコンピュータのコネクターB を切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値(断線)点検端子
    点検条件
    基準値
    A29(GI) - B48(G2O)
    IG OFF
    1 Ω未満
    抵抗値(短絡)点検端子
    点検条件
    基準値
    A29(GI)またはB48(G2O) - 他の端子間およびボデーアース間
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
  2. エンジンコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
  3. インバータASSY(コンバータツキ)のコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順9ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エンジンコントロールコンピュータ - パワーマネジメントコントロールコンピュータ)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. エンジンコントロールコンピュータのコネクターBを切り離す。
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値(断線)点検端子
    点検条件
    基準値
    B48(G2O) - A16(GI)
    IG OFF
    1 Ω未満
    抵抗値(短絡)点検端子
    点検条件
    基準値
    B48(G2O)またはA16(GI) - 他の端子間およびボデーアース間
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (エンジンコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
  3. エンジンコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順10インバータASSY(コンバータ ツキ)点検

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A29(GI) - A28(GND1)
    IG OFF
    10kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (インバータASSY(コンバータツキ))
  2. インバータASSY(コンバータツキ)のコネクターを接続する。

NG
インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は  参照)
OK

手順11パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターA、Cを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A16(GI) - C6(E1)
    IG OFF
    10kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ)
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)
OK
エンジンコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

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