DTC P0AA4-232 SMR-閉異常C-HR GR86 RAV4 bZ4x
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DTC No. | 詳細情報番号 | DTC検出条件 | 点検部位 |
---|---|---|---|
P0AA4 | 232 | HVバッテリーマイナス側のSMRG溶着 | ハイブリッドバッテリジャンクションブロック インバータASSY(コンバータツキ) |
回路図
参照。
点検手順
- 高電圧系統の点検または、インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。
- サービスプラググリップを取りはずしてから高電圧のコネクターおよび端子に触れるまでに10分間の時間を確保する。10分間待機後、インバータASSY(コンバータツキ)の検電箇所にてゼロボルト確認作業を行う。
□ 参 考 □
- 10分間はインバータASSY(コンバータツキ)内の高電圧コンデンサに蓄えられた電気を放電するための時間である。
- P0AA4-232が出力した場合は、車両起動禁止になる。
手順1 | ダイアグコード読み取り(HV) |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
- HVのダイアグコードが出力されているか確認する。
結果結果
飛び先
P0AA4-232のみ出力
A
下表に示すダイアグコードを同時に出力
B
DTC No.
関連ダイアグ
P0A1A-151、155、156、200、658、659、791、792、793
モータECU系統No.2
P0A1B-163、164、168、193、511、512、661、786、794、795、796
(Fr)モータECU系統No.1
P0A1D-148
HVECU系異常
P0A3F-243
モータレゾルバ系統
P0A40-500
モータレゾルバレンジ外れ
P0A41-245
モータレゾルバ系統(Low)
P0A4B-253
ジェネレータレゾルバ系統
P0A4C-513
ジェネレータレゾルバレンジ外れ
P0A4D-255
ジェネレータレゾルバ系統(Low)
P0A78-266、267、586
モータインバータ機能異常
P0A94-442
昇圧コンバータ系統
P0ADB-227
SMR+側異常(Low)
P0ADC-226
SMR+側異常(High)
P0ADF-229
SMR-側異常(Low)
P0AE0-228
SMR-側異常(High)
P0AE6-225
SMRP異常(Low)
P0AE7-224
SMRP異常(High)
P0AFC-129
電池監視ユニット異常
P0C76-523
PCUディスチャージ異常
P2511-149
HV CPU瞬断
P3004-132
高電圧配線系統
P324E-788
(Fr)モータECU系統
U0110(詳細すべて)*1
モータECU通信異常
□ 参 考 □- *1···(詳細すべて)とは、該当するDTCに対する詳細情報番号がいずれか1つでも出力されている場合は、該当するダイアグコードチャートを参照することを意味する。
- 上記ダイアグコードを出力する不具合が原因でP0AA4-232が出力されることがある。この場合、上記ダイアグコードのうち出力されたものを先に点検する。その後、再現試験を行いダイアグコードが出力されないことを確認する。
- IG OFFにする。
B | 関連するダイアグコードチャートへ (要領は 参照) |
A | |
手順2 | ダイアグコード読み取り(HV) |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
- HVのダイアグコードが出力されているか確認する。
結果結果
飛び先
P0AA4-232のみ出力
A
下表に示すダイアグコードを同時に出力
B
DTC No.
関連ダイアグ
P0AFC-123
電池監視ユニット異常
P0B3D-123
ECU-電池間No.0断線
P0B42-123
ECU-電池間No.1断線
P0B47-123
ECU-電池間No.2断線
P0B4C-123
ECU-電池間No.3断線
P0B51-123
ECU-電池間No.4断線
P0B56-123
ECU-電池間No.5断線
P0B5B-123
ECU-電池間No.6断線
P0B60-123
ECU-電池間No.7断線
P0B65-123
ECU-電池間No.8断線
P0B6A-123
ECU-電池間No.9断線
P0B6F-123
ECU-電池間No.10断線
P0B74-123
ECU-電池間No.11断線
P0B79-123
ECU-電池間No.12断線
P0B7E-123
ECU-電池間No.13断線
P0B83-123
ECU-電池間No.14断線
P308A-123
電池電圧検出線断線(全ブロック)
□ 参 考 □上記ダイアグコードを出力する不具合が原因でP0AA4-232が出力されることがある。この場合、上記ダイアグコードのうち出力されたものを先に点検する。その後、再現試験を行いダイアグコードが出力されないことを確認する。 - IG OFFにする。
B | 関連するダイアグコードチャートへ (要領は 参照) |
A | |
手順3 | フリーズフレームデータ確認 |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
- P0AA4-232のフリーズフレームデータを読み取る。
結果結果
飛び先
HVバッテリ電流(IB)が3A未満
A
HVバッテリ電流(IB)が3A以上
B - IG OFFにする。
A | インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は 参照) |
B | |
手順4 | ハイブリッドバッテリジャンクション ブロック点検 |
SST09082-00030
09083-00170
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。
- サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。 - ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取りはずす。(要領は参照)
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗値を測定する。
抵抗値点検端子
点検条件
基準値
C - D
IG OFF
10 kΩ以上
イラスト内指示文字 *1
コネクター非接続状態
(ハイブリッドバッテリジャンクションブロック)
□ 参 考 □- SMRが溶着している場合、少しの振動で溶着がはずれてしまう可能性があるため、車載状態で点検をおこなう。
- フリーズフレームデータの結果が“B”の場合、交換部品はハイブリッドバッテリジャンクションブロックである。導通点検を行うことで現在故障か過去故障かを判断できる。
- ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取り付ける。(要領は参照)
NG | ハイブリッドバッテリジャンクション ブロック交換 (要領は 参照) |
OK | |
ハイブリッドバッテリジャンクション ブロック交換 (要領は 参照) |
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