DTC P0AE0-228 SMR-側異常(High) C-HR GR86 RAV4 bZ4x

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DTC No.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P0AE0228SMRG系統の断線または+B電源回り込みワイヤハーネスおよびコネクター
ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSY
パワーマネジメントコントロールコンピュータ

回路図

P0AE6-225の回路図

参照。

点検手順

■ 警 告 ■

  1. 高電圧系統の点検または、インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。
  2. サービスプラググリップを取りはずしてから高電圧のコネクターおよび端子に触れるまでに10分間の時間を確保する。10分間待機後、インバータASSY(コンバータツキ)の検電箇所にてゼロボルト確認作業を行う。

□ 参 考 □10分間はインバータASSY(コンバータツキ)内の高電圧コンデンサに蓄えられた電気を放電するための時間である。

手順1TaSCANデータ読み取り(SMRG状態)

SST09991-70301  

  1. SST(TaSCAN) をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / パワトレ/ HV / ECU データモニター/ SMRG状態
  4. ECUデータモニターを読み取る。
    基準項目名
    [記号]
    点検条件
    基準
    SMRG状態
    [SMR3]
    IG ON
    OFF
  5. IG OFFにする。

NG
手順 4 へ
OK

手順2コネクター接続状態点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータコネクター)
  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクター接続状態および該当端子の接触圧を点検する。(要領は参照)
    結果コネクターのかん合に緩みおよび該当端子に接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順3コネクター接続状態点検(ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYコネクター)

■ 警 告 ■絶縁手袋および保護めがねを着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取りはずす。(要領は参照)
  1. ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYのコネクター接続状態および該当端子の接触圧を点検する。(要領は参照)
    結果コネクターのかん合に緩みおよび該当端子に接触不良がない
  2. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取り付ける。(要領は参照)

NG
確実に接続する
OK
常時発生しない問題の点検 (要領は  参照)  

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(SMRG電圧)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IG ONにする。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    C2(SMRG) - ボデーアース
    IG ON
    1 V未満
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター接続状態
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ)
    *2
    コネクターC
  2. IG OFFにする。

NG
手順 6 へ
OK

手順5コネクター接続状態点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータコネクター)
  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクター接続状態および該当端子の接触圧を点検する。(要領は参照)
    結果コネクターのかん合に緩みおよび該当端子に接触不良がない

NG
確実に接続する
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順6ワイヤハーネスおよびコネクター点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータ - ボデーアース)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターCを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    C2(SMRG) - ボデーアース
    IG OFF
    19.0 to 35.5 Ω
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
手順 8 へ
OK

手順7ワイヤハーネスおよびコネクター点検(電源線短絡)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋および保護めがねを着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  1. IGCT NO. 2ヒューズおよびAM2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションッブロックASSY
    *2
    AM2ヒューズ
    *3
    IGCT NO. 2ヒューズ
  2. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取りはずす。(要領は参照)
  3. ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYのコネクターを切り離す。
  4. パワーマネジメントコントロールコンピュータのすべてのコネクターを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    C2(SMRG) - A2(+B2)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - B5(+B1)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - C1(AM22)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - D7(AM21)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - B6(MREL)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - B1(IG2)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - D1(ACCD)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - D2(IG1D)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - B2(IG2D)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - C14(SPDI)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - A16(GI)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    C2(SMRG) - A4(FCTL)
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    コネクターA
    *3
    コネクターB
    *4
    コネクターC
    *5
    コネクターD
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
  3. ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYのコネクターを接続する。
  4. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取り付ける。(要領は参照)
  5. IGCT NO. 2ヒューズおよびAM2ヒューズを取り付ける。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータ - ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋および保護めがねを着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取りはずす。(要領は参照)
  3. ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYのコネクターを切り離す。
  4. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターCを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSY接続コネクター)
    抵抗値(断線)点検端子
    点検条件
    基準値
    C2(SMRG) - 1(SMRG)
    IG OFF
    1 Ω未満
    抵抗値(短絡)点検端子
    点検条件
    基準値
    C2(SMRG)および1(SMRG) - 他の端子間
    IG OFF
    10 kΩ以上
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
  3. ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYのコネクターを接続する。
  4. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取り付ける。(要領は参照)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順9ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSY - ボデーアース)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋および保護めがねを着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取りはずす。(要領は参照)
  3. ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYのコネクターを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    2(GND) - ボデーアース
    IG OFF
    1 Ω未満
  2. ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYのコネクターを接続する。
  3. ハイブリッドバッテリカバーSUB-ASSY UPRを取り付ける。(要領は参照)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順10ハイブリッドバッテリジャンクション ブロックASSY単体点検(SMRG)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋および保護めがねを着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYを車両から取りはずす。(要領は参照)
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    1(SMRG) - 2(GND)
    -40 to 80°C
    19.0 to 35.5 Ω
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSY)
  2. ハイブリッドバッテリジャンクションブロックASSYを取り付ける。(要領は参照)

NG
ハイブリッドバッテリジャンクション ブロックASSY交換 (要領は  参照)
OK
常時発生しない問題の点検 (要領は  参照)  
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