DTC P0AFC-150 電池監視ユニット異常 C-HR GR86 RAV4 bZ4x

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パワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV機能)は、バッテリボルテージセンサから受信した異常信号をもとに運転手への警告およびフェイルセーフ制御を行う。

DTC NO.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P0AFC150プリチャージ中にバッテリボルテージセンサの電源電圧が低下したときバッテリボルテージセンサ
ワイヤハーネスまたはコネクター
IGCT NO.2ヒューズ
IGCTリレー

回路図

A217825J01

点検手順

■ 警 告 ■

  1. 高電圧系統の点検または、インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。
  2. サービスプラググリップを取りはずしてから高電圧のコネクターおよび端子に触れるまでに10分間の時間を確保する。10分間待機後、インバータASSY(コンバータツキ)の検電箇所にてゼロボルト確認作業を行う。

□ 参 考 □

  1. 10分間はインバータASSY(コンバータツキ)内の高電圧コンデンサに蓄えられた電気を放電するための時間である。
  2. 不具合修理後、システム再起動(READY ON)を行い、再度ダイアグコードを確認する。(要領は参照)

手順1ワイヤハーネスおよびコネクター点検(IGCT電圧点検)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. 補機バッテリーのマイナスケーブルを切り離す。
  2. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  3. ハイブリッドビークルバッテリキャリアブラケットSUB-ASSY No.1を取りはずす。(要領は参照)
  4. 補機バッテリーのマイナスケーブルを接続する。
  1. IG ONにし、SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の電圧を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    C4(IGCT) - C8(GND)
    IG ON
    11 to 14V
    イラスト内指示文字 *1
    コネクタ接続状態
    ( バッテリボルテージセンサ)
    *2
    コネクターC
    □ 参 考 □サービスプラググリップを取りはずした状態でIG ONにすると、インターロックスイッチ系統のダイアグコード(P0A0D-350)が出力されるため、SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグコードを消去すること。(要領は参照)
  2. IG OFFにする。
  3. ハイブリッドビークルバッテリキャリアブラケットSUB-ASSY No.1を取り付ける。(要領は参照)

NG
手順 2 へ
OK
バッテリボルテージ センサ交換 (要領は  参照)  

手順2ヒューズ点検(IGCT、IGCT NO.2)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IGCTおよびIGCT No.2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCTヒューズ
    *3
    IGCT No.2ヒューズ
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、IGCTおよびIGCT No.2ヒューズ端子間の抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    IGCTヒューズ
    常時
    1Ω未満
    IGCT No.2ヒューズ
    常時
    1Ω未満
  3. IGCTおよびIGCT No.2ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYに取り付ける。

NG
ヒューズ交換
OK

手順3リレー単体点検(IGCT)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IGCTリレーをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCTリレー
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    3端子 - 5端子
    1端子 - 2端子間に バッテリー電圧を加え たとき
    1Ω未満
    1端子 - 2端子間に バッテリー電圧を加え ていないとき
    10kΩ以上
  2. IGCTリレーをエンジンルームジャンクションブロックASSYに取り付ける。

NG
リレー交換
OK

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(バッテリボルテージセンサ - IGCTリレー)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. 補機バッテリーのマイナスケーブルを切り離す。
  1. IGCTリレーをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCT
  2. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ON にすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  3. ハイブリッドビークルバッテリキャリアブラケットSUB-ASSY No.1を取りはずす。(要領は参照)
  1. バッテリボルテージセンサのコネクターCを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する。
    イラスト内指示文字 *1
    バッテリボルテージセンサの車両側コネクター
    *2
    コネクターC
    *3
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *4
    IGCTリレー取り付けホルダーの5端子
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    IGCTリレー取り付けホルダーの5端子 - C4(IGCT)
    常時
    1 Ω未満
  2. バッテリボルテージセンサのコネクターCを接続する。
  3. ハイブリッドビークルバッテリキャリアブラケットSUB-ASSY No.1を取り付ける。(要領は参照)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
電源回路点検および修理 

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