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パワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV機能)は、バッテリボルテージセンサから受信した異常信号を基に運転手への警告およびフェイルセーフ制御を行う。Nレンジ放置、ガス欠または、ハイブリッドコントロールシステム異常によりSOCが低下したことによりDTCが出力される。
| DTC No. | 詳細情報番号 | DTC検出条件 | 点検部位 |
|---|
| P3000 | 388 | 放電禁止制御異常 | ガソリン量
HVバッテリー充電 |
点検手順
□ 参 考 □
- 長時間Nレンジ放置(駐車·停車)するとHVバッテリーが充電できないためP3000-388が出力する場合がある。
- エンジン始動不能が原因でHVバッテリーが充電できなくなりP3000-388が出力する場合がある。
- エンジン始動点検の繰り返しによりSOC が低下し、P3000-388 を出力する場合がある。その際にはTHS チャージャーを使 用しHV バッテリーを充電する。
- 1 回のクランキングでSOC は約１％低下する。
- THS チャージャーで1 回(10 分) 充電することでSOC は約2％回復する。
- THSチャージャーによる充電時間は、バッテリ温度25°Cで10分程度もしくはバッテリ温度0°Cで30分程度の充電が必要 となる。
- THS チャージャーは、エンジン始動可能(READY ON) 状態にさせるための補助的な充電機です。
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
- 出力されたダイアグコードを読み取る。
結果結果
飛び先
P3000-388またはP3000-389のみが出力
A
P3000-388またはP3000-389に加え他のダイアグコードが出力
B
- IG OFFにする。
| A | |
 | |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
- IG ONにする。
- SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ TCCS /ダイアグコード フリーズデータ
- TCCSのダイアグコードが出力されているか確認する。
結果結果
飛び先
ダイアグコードが出力されない
A
ダイアグコードが出力される
B
- IG OFFにする。
| A | |
| |
- IG ONにする。
- メータ内の燃料計でガソリン量を確認する。
結果結果
飛び先
ガソリンが入っている
A
ガソリンが入っていない
B
□ 参 考 □ガソリン給油は、燃料計のウォーニングランプが消えるまで行う。
- IG OFFにする。
B | ガソリン給油 |
|
| A | |
| |
- READY ONにする。
- エンジンが始動するか確認する。
□ 参 考 □- Pポジションでアクセルペダルを踏み込むとエンジンが始動する。
- SOC が低下した状態でREADY ON/OFF を繰り返すと更にSOC が低下しP3000-389 を出力する可能性があるため、必要に応じ THS チャージャーにて充電を行う。
- 1 回のクランキングでSOC は約１％低下する。
- THSチャージャーで1回(10分)充電することでSOCは約2％回復 する。
結果結果
飛び先
エンジンが始動する
A
エンジンが始動しない
B
- IG OFFにする。
B | HVバッテリー充電（THS チャージャーにて充電を行い、エンジンが始動出来ることを確認する） （要領は 参照） |
|
| A | |
 | |
| Pポジションで放置し、アイドルストップするまでアイドリング状態で充電する |
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