DTC P3108-536 通信異常(エアコン→HV) エスクァイア

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パワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV機能)は、モータツキコンプレッサASSY間シリアル通信線の結線異常を検出する。

DTC No.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P3108536エアコンインバータ異常ワイヤハーネスおよびコネクター
モータツキコンプレッサASSY
パワーマネジメントコントロールコンピュータ

回路図

A220098J01

点検手順

手順1コネクター接続状態点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータコネクター)
  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順2コネクター接続状態点検(モータツキコンプレッサASSYコネクター)
  1. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(モータツキコンプレッサASSY電源回路)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A5(GND) - ボデーアース
    IG OFF
    1 Ω未満
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (モータツキコンプレッサASSY接続コネクター)
  2. IG ONにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A6(IG1) - A5(GND)
    IG ON
    11 to 14 V
    ■ 注 意 ■モータツキコンプレッサASSYのコネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
  4. IG OFFにする。
  5. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順4ダイアグコード読み取り(HV)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. READY ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
  4. HVのダイアグコードが出力されているか確認する。
    結果結果
    飛び先
    P3108-536が出力される
    A
    P3108-536が出力されない
    B
  5. IG OFFにする。

B
手順 8 へ
A

手順5ワイヤハーネスおよびコネクター点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータ - モータツキコンプレッサASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターAを切り離す。
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
  3. IG ONにする。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A19(CLK) - ボデーアース
    IG ON
    1 V未満
    A31(ITE) - ボデーアース
    IG ON
    1 V未満
    A30(ETI) - ボデーアース
    IG ON
    1 V未満
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (モータツキコンプレッサASSY接続コネクター)
    ■ 注 意 ■パワーマネジメントコントロールコンピュータおよびモータツキコンプレッサASSYのコネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
  2. IG OFFにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値(断線)点検端子
    点検条件
    基準値
    A19(CLK) - A1(CLK)
    IG OFF
    1 Ω未満
    A31(ITE) - A2(DIN)
    IG OFF
    1 Ω未満
    A30(ETI) - A3(DOUT)
    IG OFF
    1 Ω未満
    抵抗値(短絡)点検端子
    点検条件
    基準値
    A19(CLK)またはA1(CLK) - 他の端子間およびボデーアース間
    IG OFF
    10 kΩ以上
    A31(ITE)またはA2(DIN) - 他の端子間およびボデーアース間
    IG OFF
    10 kΩ以上
    A30(ETI)またはA3(DOUT) - 他の端子間およびボデーアース間
    IG OFF
    10 kΩ以上
  4. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターを接続する。
  5. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順6パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検(内部回路点検)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A3(DOUT) - ボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (モータツキコンプレッサASSY接続コネクター)
  2. IG ONにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A1(CLK) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V
    A2(DIN) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V
    A3(DOUT) - ボデーアース
    IG ON
    1 V未満
    ■ 注 意 ■モータツキコンプレッサASSYのコネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
  4. IG OFFにする。
  5. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターを接続する。

NG
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)
OK

手順7モータツキ コンプレッサASSY点検(内部回路点検)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A19(CLK) - ボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    A31(ITE) - ボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
  2. IG ONにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A30(ETI) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V
    A19(CLK) - ボデーアース
    IG ON
    1 V未満
    A31(ITE) - ボデーアース
    IG ON
    1 V未満
    ■ 注 意 ■パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
  4. IG OFFにする。
  5. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
モータツキ コンプレッサASSY交換 (要領は  参照)
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  

手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータ - モータツキコンプレッサASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターAを切り離す。
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
  3. IG ONにする。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A20(STB) - ボデーアース
    IG ON
    1 V未満
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (モータツキコンプレッサASSY接続コネクター)
    ■ 注 意 ■パワーマネジメントコントロールコンピュータおよびモータツキコンプレッサASSYのコネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
  2. IG OFFにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値(断線)点検端子
    点検条件
    基準値
    A20(STB) - A4(STB1)
    IG OFF
    1 Ω未満
    抵抗値(短絡)点検端子
    点検条件
    基準値
    A20(STB)またはA4(STB1) - 他の端子間およびボデーアース間
    IG OFF
    10 kΩ以上
  4. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターを接続する。
  5. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順9パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検(内部回路点検)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A4(STB1) - ボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (モータツキコンプレッサASSY接続コネクター)
  2. IG ONにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A4(STB1) - ボデーアース
    IG ON
    1 V未満
    ■ 注 意 ■モータツキコンプレッサASSYのコネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
  4. IG OFFにする。
  5. モータツキコンプレッサASSYの低圧コネクターを接続する。

NG
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)
OK

手順10モータツキ コンプレッサASSY点検(内部回路点検)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    A20(STB) - ボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
  2. IG ONにする。
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A20(STB) - ボデーアース
    IG ON
    11 to 14 V
    ■ 注 意 ■パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを切り離したままIG ONにすると他のダイアグコードが記憶される。そのため、点検後ダイアグコードを消去する。
  4. IG OFFにする。
  5. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
モータツキ コンプレッサASSY交換 (要領は  参照)
OK
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)  
DTC P3108-536 通信異常(エアコン→HV)

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