DTC P314A-828 インバータウォータポンプ回転数異常

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DTC No.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P314A828ウォータポンプ回転数信号線の断線、およびウォータポンプ電源系統の断線ワイヤハーネスおよびコネクター
パワーマネジメントコントロールコンピュータ
インバータウォータポンプASSY(モータツキ)
IGCT No.3ヒューズ

回路図

P0C73-776の回路図

参照

点検手順

■ 注 意 ■DTC P0A78-284、286、P0A7A-322、324、P0A94-553、557が検出されていた場合、本点検終了後、インバータASSY(コンバータツキ)を必ず交換する。

手順1TaSCANアクティブテスト実施(ウォータポンプ)

SST09991-70201  
■ 注 意 ■必ず補機バッテリ電圧が11V以上で点検を実施すること。□ 参 考 □補機バッテリ電圧低下により、インバータウォータポンプASSY(モータツキ)が停止する場合がある。

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。:診断/パワトレ/HV/アクティブテスト/ウォータポンプ
  4. アクティブテスト[ウォータポンプ]を実施する。
  5. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)を触り作動(振動)しているか確認する。
    結果インバータウォータポンプASSY(モータツキ)が作動(振動)している。
  6. IG OFFにする。

NG
手順 6 へ
OK

手順2コネクター接続状態点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータコネクター)
  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順3コネクター接続状態点検(インバータウォータポンプASSY(モータツキ)コネクター)
  1. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(パワーマネジメントコントロールコンピュータ - インバータウォータポンプASSY(モータツキ))

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
  2. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクターを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両側コネクターの抵抗を点検する。
    A209031J08

    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータウォータポンプASSY(モータツキ)接続コネクター)
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    2(NWP) - A14(NIWP)
    IG OFF
    1Ω未満
    3(SWP) - A13(IWP)
    IG OFF
    1Ω未満
    2(NWP)またはA14(NIWP) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10kΩ以上
    3(SWP)またはA13(IWP) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10kΩ以上
  2. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
  3. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順5パワーマネジメントコントロール コンピュータ点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクターを切り離す。
  2. IG ONにする。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って電圧値を測定する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    A14(NIWP) - C6(E1)
    IG ON
    11 to 14V
    イラスト内指示文字 *1
    コネクター接続状態
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ)
  2. IG OFFにする。
  3. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクターを接続する。

NG
パワーマネジメントコントロール コンピュータ交換 (要領は  参照)
OK
インバータウォータポンプASSY(モータツキ)交換 (要領は  参照)  

手順6ヒューズ点検(IGCT No.3)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IGCT No.3ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    IGCT No.3ヒューズ
    常時
    1 Ω未満
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCT No.3ヒューズ
  3. IGCT No.3ヒューズを取り付ける。

NG
手順 9 へ
OK

手順7コネクター接続状態点検(インバータウォータポンプASSY(モータツキ)コネクター)
  1. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
確実に接続する
OK

手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インバータウォータポンプASSY(モータツキ)系統)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IGCT No.3ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
  2. IGCTリレーをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
  3. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターAを切り離す。
  4. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクターを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両側コネクターの抵抗を点検する。
    A216749J02

    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター後側
    (パワーマネジメントコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *3
    IGCTリレー
    *4
    IGCT No.3ヒューズ
    *5
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータウォータポンプASSY(モータツキ)接続コネクター)
    -
    -
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    2(IGCT No.3ヒューズ) - 4(+BWP)
    IG OFF
    1Ω未満
    1(IGCT No.3ヒューズ) - 3(IGCTリレー)
    IG OFF
    1 Ω未満
    1(GND) - ボデーアース
    IG OFF
    1 Ω未満
    2(NWP) - A14(NIWP)
    IG OFF
    1 Ω未満
    3(SWP) - A13(IWP)
    IG OFF
    1 Ω未満
    2(IGCT No.3ヒューズ)または4(+BWP) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    1(IGCT No.3ヒューズ)または3(IGCTリレー) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    2(NWP)またはA14(NIWP) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    3(SWP)またはA13(IWP) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    ■ 注 意 ■テスター棒などを当てて点検する場合、強く当てすぎるとホルダ部を損傷する恐れがあるので注意して行う。
  2. IGCT No.3ヒューズを取り付ける。
  3. IGCTリレーを取り付ける。
  4. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。
  5. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
インバータウォータポンプASSY(モータツキ)交換 (要領は  参照)  

手順9コネクター接続状態点検(インバータウォータポンプASSY(モータツキ)コネクター)
  1. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない

NG
手順 12 へ
OK

手順10ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インバータウォータポンプASSY(モータツキ)系統)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. IGCT No.3ヒューズをエンジンルームジャンクションブロックASSYから取りはずす。
  2. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクターを切り離す。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両側コネクターの抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    2(IGCT No.3ヒューズ)または4(+BWP) - 他の端子間およびボデーアース
    IG OFF
    10 kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *2
    IGCT No.3ヒューズ
    *3
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータウォータポンプASSY(モータツキ)接続コネクター)
    ■ 注 意 ■テスター棒などを当てて点検する場合、強く当てすぎるとホルダ部を損傷する恐れがあるので注意して行う。
  2. IGCT No.3ヒューズを取り付ける。
  3. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクターを接続する。

NG
手順 13 へ
OK

手順11インバータウォータポンプASSY(モータツキ)交換
  1. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)を交換する。(要領は参照)
次へ
ヒューズ交換(IGCT No.3) 

手順12確実に接続する
  1. インバータウォータポンプASSY(モータツキ)のコネクターを確実に接続する。
次へ
ヒューズ交換(IGCT No.3) 

手順13ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
  1. ワイヤーハーネスまたはコネクターを修理または交換する。
次へ
ヒューズ交換(IGCT No.3) 
DTC P314A-828 インバータウォータポンプ回転数異常

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