DTC C2301 シフト切替時間異常 エスクァイア エスティマ ヤリス

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トランスミッションコントロールコンピュータASSY(P制御ECU)はPポジションスイッチ信号をパワーマネジメントコントロールコンピュータ(HV機能)から受信後、シフトコントロールアクチュエータASSYを作動させ、Pポジション固定←→Pポジション解除に切り替わる時間を検出している。この時間の異常を検出した場合に、トランスミッションコントロールコンピュータASSY(P制御ECU)はダイアグコードを出力する。

DTC No.DTC 検出条件点検部位
C2301シフトコントロールアクチュエータASSY(パーキングロックモータ)の内部異常(パーキングロックモータの空転)を2秒以上継続補機バッテリー
シフトコントロールアクチュエータASSY
ハイブリッドビークルトランスアクスルASSY
トランスミッションコントロールコンピュータASSY

回路図

C209915J01

点検手順

■ 注 意 ■DTC C2300(アクチュエータ系異常)、C2301(シフト切替時間異常)、C2303(リレー電源ショート異常)、C2304(U相断線·ショート異常)、C2305(V相断線·ショート異常)、C2306(W相断線·ショート異常)、C2307(電源系異常)、C2309(+B断線異常)はSST(TaSCAN)でダイアグコードの消去を行うことができないため、P CON MAINヒューズを60秒以上はずしダイアグコードの消去を行う。

手順1フリーズフレームデータ確認

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / ボデー / P制御 / ダイアグコード フリーズデータ
  4. C2301のフリーズフレームデータを読み取る。
    結果結果
    飛び先
    IG電圧 [IGVV] が9V以上
    A
    IG電圧 [IGVV] が9V未満
    B
  5. IG OFFにする。

B
補機バッテリー交換
A

手順2ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. IG ON にする。
  2. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / ボデー / P制御 / ダイアグコード フリーズデータ
  3. ダイアグコードおよびフリーズデータを読み取り記録する。
  4. IG OFF にする。
  5. P CON MAINヒューズをはずし、60秒以上待機する。
  6. 再度ダイアグコードを点検し、異常コードが消去されていることを確認する。
次へ

手順3充電(補機バッテリー)
  1. 補機バッテリーを充電する。
次へ

手順4ダイアグコード読み取り(不具合再現テスト)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. ブレーキペダルを離し、IG ONにする。
    □ 参 考 □READY ON を行わない。
  3. ブレーキペダルを踏み、シフトレバーを定位置からN ポジションに操 作する。
  4. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断 / ボデー / P制御 / ダイアグコード フリーズデータ
  5. ダイアグコードが出力されているか確認する。
    結果結果
    飛び先
    C2301 が出力
    A
    出力コードなし
    B
  6. IG OFF にする。

B
終了(補機バッテリーの放電)
A

手順5シフトコントロール アクチュエータASSY点検
  1. シフトコントロールアクチュエータASSYのコネクターを切り離す。
  2. シフトコントロールアクチュエータボルト3本を取りはずす。(要領は参照)
  3. シフトコントロールアクチュエータASSYをハイブリッドビークルトランスアクスルから取りはずす。
  1. 保護テープまたはウエス等を巻いたマイナスドライバーを使用して、シャフトを回転させる。
    基準引っかかり等なく、スムーズに回転すること
    ■ 注 意 ■
    1. 必ず保護テープまたはウエス等を巻いたマイナスドライバーを使用して点検し、アクチュエータのスプライン部を傷つけない。
    2. シフトコントロールアクチュエータASSYは分解しない

NG
シフトコントロール アクチュエータASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順6ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY点検
  1. プライヤーを使用して、ウエス等を巻いたシャフトを回転させる。
    基準ロック、アンロックがスムーズに動く
    □ 参 考 □シャフトは4 to 7 N·m (41 to 71 kgf·cm) 以内のトルクで作動する。■ 注 意 ■必ずウエス等を使用して点検し、シャフトのスプライン部を傷つけない。イラスト内指示文字 *1
    ロック
    *2
    アンロック
    *3
    回転角 約20°
  2. 点検後はロック状態にする。

NG
ハイブリッドビークル トランスアクスルASSY交換 (要領は  参照)
OK
トランスミッションコントロール コンピュータASSY交換 (要領は  参照)  
DTC C2301 シフト切替時間異常 トヨタ

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