DTC C1345/66 リニア弁オフセット学習未実施 C1368/67 異常
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スキッドコントロールコンピュータは、ブレーキペダルストロークセンサの取り付け位置およびアクチュエータ内各ソレノイドの作動特性などの個体差を記憶、補正して制御を行う。
これら部品を交換した場合や記憶を消去した場合は、リニア弁オフセット学習を実施する必要がある。
スキッドコントロールコンピュータは、シフト位置Pポジション信号をパワーマネジメントコントロールコンピュータ(ハイブリッドビークルコントロールコンピュータ)との通信により入力している。
ダイアグコード | 詳細コード | 検出条件 | 不具合箇所 |
---|---|---|---|
C1345/66 | - | リニア弁オフセット学習値を記憶していない | リニア弁オフセット学習を行い、ダイアグノーシスコードが再出力されなければ異常でない |
C1368/67 | - | オフセット学習値が規格から外れた | リニア弁オフセット学習を行い、ダイアグノーシスコードが再出力されなければ異常でない ブレーキブースタASSY(マスタシリンダツキ) |
ダイアグコード | ブレーキウォーニングランプ(黄)表示コード | ABSウォーニングランプ表示コード | スリップインジケータランプ表示コード |
---|---|---|---|
C1345 | 66 | 42 | 45 |
C1368 | 67 | 42 | 45 |
点検手順
■ 注 意 ■ブレーキブースタASSY(マスタシリンダツキ)交換後は、ヨーレートセンサ&Gセンサ0点取得、リニア弁オフセット学習および緊急ブレーキシグナル学習を実施する。(要領は
参照)
□ 参 考 □
- 初期学習(ヨーレートセンサ&Gセンサ0点取得およびリニア弁オフセット学習)を行う前はC1203/95を検出する。
- ダイアグノーシスコードC1345/66およびC1368/67と同時にC1451/72が検出された場合、先にC1451/72のトラブルシュートを実施すること。(要領は参照)
手順1 | リニア弁オフセット学習実施 |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)
- 下記のリニア弁オフセット学習成立条件を確認し、再度リニア弁オフセット学習を実施する。(要領は参照)
- 補機バッテリ(12V用)電圧正常
- ブレーキアクチュエータの温度が上昇していない
- ハイブリッドコントロールシステムに異常がない
- PポジションスイッチをONし、インジケータランプ(P)が点灯している
- コンビネーションメータASSY内"READY"表示が点灯している
- リニア弁オフセット学習中はブレーキペダルを操作しない
- パーキングブレーキを解除する
次へ | |
手順2 | ダイアグノーシスコード再確認 |
SST09991-70201
B | ブレーキブースタASSY(マスタシリンダ ツキ)交換 (要領は 参照) |
A | |
終了 |
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