DTC C1380/64 ストップランプ駆動リレー系異常 エスクァイア

DTC C1380/64 ストップランプ駆動リレー系異常 エスクァイア エスティマ ヤリス クロス プリウス PHV α トヨタ カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プロボックス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー ヴォクシー ヴェルファイア アルファード ノア アクア シエンタ C-HR GR86 ハイブリッド RAV4 bZ4x

ヒルスタートアシストコントロールまたはレーダークルーズコントロールシステム作動時は、スキッドコントロールコンピュータがストップランプ駆動出力(STP0)をONしてストップランプコントロールコンピュータASSYを作動させストップランプを点灯させる。

緊急ブレーキシグナル作動時は、スキッドコントロールコンピュータがストップランプ駆動出力(EXO)をONしてストップランプコントロールコンピュータASSYを作動させストップランプを点滅させる。

ダイアグコード詳細コード検出条件不具合箇所
C1380/64761BI端子電圧が8.9V以上で、ストップランプ駆動出力(STP0)がONかつSTP2 OFFかつEXO OFFの状態が2秒以上継続ワイヤハーネス断線または短絡
ストップランプコントロールコンピュータASSY
ブレーキブースタASSY(マスタシリンダツキ)
762BI端子電圧が8.9V以上で、ストップランプ駆動出力(STP0)がOFFかつEXO OFFかつSTPとSTP2の入力信号が異なる状態が5秒以上継続ワイヤハーネス断線または短絡
ストップランプコントロールコンピュータASSY
ブレーキブースタASSY(マスタシリンダツキ)
ダイアグコードブレーキウォーニングランプ(黄)表示コードABSウォーニングランプ表示コードスリップインジケータランプ表示コード
C1380--64

回路図

回路図は

参照

点検手順

■ 注 意 ■ブレーキブースタASSY(マスタシリンダツキ)交換後は、ヨーレートセンサ&Gセンサ0点取得、リニア弁オフセット学習および緊急ブレーキシグナル学習を実施する。(要領は

参照)

手順1ストップランプ点灯点検
  1. ブレーキペダルを踏み、ストップランプが点灯することを確認する。
    基準ストップランプが点灯する

NG
ライティングシステム(トラブルシュートの進め方)へ (要領は  参照)
OK

手順2ECUデータモニターデータ読み取り(ストップランプスイッチASSY)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、ストップランプスイッチASSYのデータモニターを点検する。

    [システム選択画面: シャシー→ABS·VSC→ECUデータモニター] 項目名
    [記号]
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    ストップスイッチ
    [STP]
    ストップランプスイッチの状態を表す
    表示範囲: OFF / ON
    OFF: ブレーキペダル開放
    ON: ブレーキペダル踏み込み
    -
    基準ブレーキペダル操作に応じて表示が変化する

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順3アクティブテスト実施(ストップランプコントロールコンピュータASSY)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、ストップランプコントロールコンピュータASSYのアクティブテストを行う。
項目名テスト内容制約条件
ストップランプリレーストップランプコントロールコンピュータASSYのON / OFFが可能車速0km/hにて可能
EBSリレー出力緊急ブレーキシグナルのON/OFFが可能車速0km/hにて可能
ハザードスイッチOFF
ストップランプスイッチON
  1. アクティブテスト実施時の、ストップランプコントロールコンピュータASSYの入出力とストップランプ作動状態をデータモニターする。

    [システム選択画面: シャシー→ABS·VSC→ECUデータモニター] 項目名
    [記号]
    項目説明/表示範囲
    標準値
    備考
    ストップランプリレー出力
    [STPS]
    ストップランプコントロールコンピュータASSY(STPO端子の出力)の状態を表す
    表示範囲: OFF / ON
    OFF: 出力していない時
    ON: 出力時
    -
    EBSリレー出力
    [EBS]
    緊急ブレーキシグナル作動状態を表す
    表示範囲: OFF / ON
    OFF: 緊急ブレーキシグナル非制御中
    ON: 緊急ブレーキシグナル制御中
    ハザードスイッチOFF
    (アクティブテスト実施時、データモニタON、ブレーキペダル踏み込みによりブレーキランプが点滅する)

    結果
    結果
    飛び先
    ストップランプコントロールコンピュータASSYの入出力およびストップランプ作動正常
    A
    ストップランプコントロールコンピュータASSYの入出力は正常でストップランプが点灯/消灯しない
    B

B
手順 6 へ
A

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(リレー入力系統)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検する。
  2. IG OFFで、スキッドコントロールコンピュータのコネクターを切り離す。
  3. コネクターケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
    基準変形および腐食がない
  4. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の電圧を点検する。
    電圧値点検端子
    点検条件
    基準値
    6(STP2) - ボデーアース
    ブレーキペダル踏み込み時
    11 to 14V
    6(STP2) - ボデーアース
    ブレーキペダル開放時
    1.5V以下
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (スキッドコントロールコンピュータ接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順5ダイアグノーシスコード再確認

SST09991-70201  

  1. スキッドコントロールコンピュータへ車両ハーネスコネクターを接続する。
  2. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグノーシスコードを消去する。(要領は参照)
  3. 走行テストを行う。
  4. ダイアグノーシスコードを再確認する。(要領は参照)

    結果
    結果
    飛び先
    正常
    A
    C1380/64出力
    B

B
ブレーキブースタASSY(マスタシリンダ ツキ)交換 (要領は  参照)
A
不具合再現テスト実施 (要領は  参照)  

手順6ストップランプコントロール コンピュータASSY点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ストップランプコントロールコンピュータASSYを点検する。(要領は参照)
    基準ストップランプコントロールコンピュータASSY正常

NG
ストップランプコントロール コンピュータASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順7ワイヤハーネスおよびコネクター点検(スキッドコントロールコンピュータ - ストップランプコントロールコンピュータASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. コネクターにかん合のゆるみ、抜けなどの不具合がないことを点検する。
  2. スキッドコントロールコンピュータおよびストップランプコントロールコンピュータASSYのコネクターを切り離す。
  3. コネクターケースおよび端子に、変形および腐食がないことを点検する。
    基準変形および腐食がない
  4. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗を点検する。
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    3(STP0) - 9(ACC)
    常時
    1Ω未満
    3(STP0) - ボデーアース
    常時
    10kΩ以上
    21(EXO) - 4(ESS1)
    常時
    1Ω未満
    21(EXO) - ボデーアース
    常時
    10kΩ以上
    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (スキッドコントロールコンピュータ接続コネクター)
    *2
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (ストップランプコントロールコンピュータASSY接続コネクター)

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
ブレーキブースタASSY(マスタシリンダ ツキ)交換 (要領は  参照)  
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