DTC C1511 トルクセンサ異常1 DTC C1512 C1513 偏差過大
C1514 電源電圧異常 C1517 トルクホールド異常継続エスクァイア エスティマ ヤリス クロス プリウス PHV α トヨタ カムリ カローラ クロス スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー クラウン クロスオーバー スープラ ハイエース ワゴン ハイラックス サーフ ハリアー プロボックス ライズ ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー ヴォクシー ヴェルファイア アルファード ノア アクア シエンタ C-HR GR86 ハイブリッド RAV4 bZ4x
パワーステアリングコンピュータは、トルクセンサからの入力信号によりステアリング操作力を検知している。フェイルセーフ機能として、トルクセンサ系統の異常検出中はパワーアシストを停止する。
DTC NO | 検出項目 | 点検部位 |
---|---|---|
C1511 | トルクセンサ(TRQ1)信号異常または途絶 | ステアリングコラムASSY(トルクセンサ内蔵) パワーステアリングコンピュータASSY |
C1512 | トルクセンサ(TRQ2)信号異常または途絶 | |
C1513 | トルクセンサTRQ1とTRQ2の偏差が基準値からはずれたとき | |
C1514 | トルクセンサ電源電圧の異常 | |
C1517 | トルクセンサ系異常の発生による暫定制御が長時間継続 |
回路図
点検手順
- パワーステアリングコンピュータASSYを交換した場合は、アシストマップ書込みおよびトルクセンサ0点補正および回転角センサ出力補正を行う。(要領は参照)
- ステアリングコラムASSYを交換した場合は、トルクセンサ0点補正および回転角センサ出力補正を行う(要領は参照)
手順1 | ECUデータモニター点検(トルクセンサ1出力、トルクセンサ2出力) |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)を使用して、各測定条件でデータモニターの“トルクセンサ出力1”および“トルクセンサ出力2”を点検する。(要領は参照)
電圧値
点検条件
トルクセンサ出力1
トルクセンサ出力2
READY ON、ステアリング中立位置(無負荷状態)
2.3to2.7V
2.3to2.7V
READY ON、ステアリング右切り時
2.5to3.8V
1.2to2.5V
READY ON、ステアリング左切り時
1.2to2.5V
2.5to3.8V
NG | 手順 2 へ |
OK | |
パワーステアリング コンピュータASSY交換 (要領は 参照) |
手順2 | パワーステアリング コンピュータASSY点検(TRQV、TRQG端子) |
SST09082-00030
09083-00170
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、パワーステアリングコンピュータASSYの端子間の電圧を点検する。
電圧値
点検端子
[パワーステアリングコンピュータASSY]
点検条件
基準値
B12(TRQV)←→B14(TRQG)
READY ON
4.5to5.5V
NG | パワーステアリング コンピュータASSY交換 (要領は 参照) |
OK | |
手順3 | ステアリング ポストASSY点検(TRQ1、TRQ2-TRQG) |
SST09082-00030
09083-00170
- SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各測定条件でパワーステアリングコンピュータASSYの各端子間の電圧を点検する。
電圧値
点検条件
B11(TRQ1)←→B14(TRQG)端子間電圧
B13(TRQ2)←→B14(TRQG)端子間電圧
READY ON、ステアリング中立位置(無負荷状態)
2.3to2.7V
2.3to2.7V
READY ON、ステアリング右切り時
2.5to3.8V
1.2to2.5V
READY ON、ステアリング左切り時
1.2to2.5V
2.5to3.8V
NG | ステアリング ポストASSY交換 (要領は 参照) |
OK | |
パワーステアリング コンピュータASSY交換 (要領は 参照) |
HOME
自動車の故障や修理方法、交換方法等に役立つ情報 参考資料は,サービスマニュアル 整備書 修理書 配線図 回路図等です。 トヨタ(TOYOTA) レクサス(LEXUS) ニッサン(N…