トヨタ カムリ スポーツ ツーリングワゴン アクシオ フィルダー スープラ ハイラックス サーフ ハリアー プロボックス ランドクルーザー プラド 70 250 300 ルーミー ヴォクシー ヴェルファイア アルファード ノア アクア シエンタ C-HR GR86 ハイブリッド RAV4 bZ4x エスクァイア エスティマ ヤリスクロス プリウス PHV α カローラクロス クロスオーバー
B1423/23 IG ON 冷媒圧力信号の異常 連続して4秒以上で故障判定(現在故障のみ) エアコンディショナプレッシャセンサ ワイヤハーネスおよびコネクター(エアコンディショナプレッシャセンサ - エアコンディショナアンプリファイアASSY) エアコンディショナアンプリファイアASSY クーラ配管(漏れ、詰まり) エキスパンションバルブ(詰まり、固着) クーラコンデンサASSY(詰まり、汚れによる冷却能力の低下) クーラドライヤ(冷媒サイクル内の水分を吸収できていない) クーリングファンシステム系(クーラコンデンサASSYを冷却できていない)
回路図
点検手順
■ 注 意 ■このダイアグコードはサイクル内に冷媒が入っていない場合にも出力される。コードが出力された場合は、最初に冷媒量を確認する。
手順1 エアコンディショナプレッシャ センサ点検(プレッシャセンサー電源回路)
SST09082-00030 09083-00170
エアコンディショナプレッシャセンサのコネクターを切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター端子間の電圧値を測定する。 電圧値点検端子 (端子記号) 点検条件 基準値 3(+) - ボデーアース IG ON 4.75 to 5.25 V イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (エアコンディショナプレッシャセンサ)
OK
手順2 エアコンディショナプレッシャ センサ点検(プレッシャセンサーアース回路)
SST09082-00030 09083-00170
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター端子間の抵抗値を測定する。 抵抗値点検端子 (端子記号) 点検条件 基準値 1(-) - ボデーアース 常時 1 Ω未満 イラスト内指示文字 *1 車両ワイヤハーネスコネクター前側 (エアコンディショナプレッシャセンサ)
OK
手順3 エアコンディショナプレッシャ センサ点検(プレッシャセンサー出力回路)
SST09082-00030 09083-00170
エアコンディショナプレッシャセンサのコネクターを接続する。
エアコンディショナアンプリファイアASSYのコネクターを接続した状態で車両から切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター各端子間の電圧値を測定する。 電圧値点検端子 (端子記号) 点検条件 基準値 A9(PRE) - ボデーアース IG ON(A/C OFF) 0.707 to 4.689 V (*)*:センサ電源電圧5V時の値。 □ 参 考 □測定した電圧値が正常範囲内でない場合、冷媒量が不適正もしくは、エアコンディショナアンプリファイアASSY、エアコンディショナプレッシャセンサおよびワイヤハーネスの異常が考えられる。イラスト内指示文字 *1 コネクター接続状態 (エアコンディショナアンプリファイアASSY)
OK
手順4 エアコンディショナプレッシャ センサ点検(エアコンディショナプレッシャセンサ出力回路)
SST09082-00030 09083-00170
エアコンディショナプレッシャセンサ出力電圧点検 ■ 注 意 ■作業は、点検条件を満たした状態にて行う。 高圧配管側の圧力が高くなると(電圧が4.8 Vを超えると)、フェイルセーフが働きコンプレッサーは圧縮作動を停止する。 不具合現象がしばらくしてから再発する可能性があるため、電圧値の測定を10分程度行う。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター各端子間の電圧値を測定する。
項目 条件 ドア 全開 設定温度 MAX COLD ブロワスピード HI A/Cスイッチ ON 内外気切り替えダンパー位置 内気位置 雰囲気温度 25 to 35°C以上
□ 参 考 □外気温度が低い状態(-1.5°C以下)では、エバポ凍結防止のため、エバ後センサの正常作動によって、コンプレッサを停止させる。そのときは、暖かい屋内でこの点検を行う。電圧値
点検端子 (端子記号) 点検条件 基準値 A9(PRE) - ボデーアース A/CスイッチON(コンプレッサ回転時) 0.707 to 4.689 V (*)
*:センサ電源電圧5V時の値。
結果
結果 飛び先 OK(ダイアグコード一覧による点検時) A OK(症状別一覧による点検時) B NG C
*1 コネクター接続状態 (エアコンディショナアンプリファイアASSY)
手順5 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エアコンディショナプレッシャセンサ - エアコンディショナアンプリファイアASSY)
SST09082-00030 09083-00170
エアコンディショナアンプリファイアASSYのコネクターを切り離す。
エアコンディショナプレッシャセンサのコネクターを切り離す。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター各端子間の抵抗値を測定する。 抵抗値点検端子 (端子記号) 点検条件 基準値 3(+) - A10(S5-3) 常時 1 Ω未満 3(+) - ボデーアース 常時 10 kΩ以上
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
手順6 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エアコンディショナプレッシャセンサ - エアコンディショナアンプリファイアASSY)
SST09082-00030 09083-00170
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター各端子間の抵抗値を測定する。 抵抗値点検端子 (端子記号) 点検条件 基準値 1(-) - A13(SG-2) 常時 1 Ω未満 1(-) - ボデーアース 常時 10 kΩ以上
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
手順7 ワイヤハーネスおよびコネクター点検(エアコンディショナプレッシャセンサ - エアコンディショナアンプリファイアASSY)
SST09082-00030 09083-00170
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター各端子間の抵抗値を測定する。 抵抗値点検端子 (端子記号) 点検条件 基準値 2(PR) - A9(PRE) 常時 1 Ω未満 2(PR) - ボデーアース 常時 10 kΩ以上
NGワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
エアコンツールを取り付ける。
真空引きを行い、クーラ配管が真空状態を維持できることを確認する。 基準真空状態を維持することができる □ 参 考 □クーラ配管が真空状態を維持できない場合は、クーラ配管からの冷媒漏れが考えられるので、クーラ配管の修理が必要となる。
OK
冷媒を適正量充填する。(要領は 参照)
次へ
SST09991-70201
ダイアグコード出力確認 ■ 注 意 ■作業は、点検条件を満たした状態にて行う。 高圧配管側の圧力が高くなるとダイアグコードを出力する。したがって、しばらくしてからダイアグコードが出力される可能性があるため、ダイアグコード出力確認を10分程度行う。
SST(TaSCAN)を使用して、該当するダイアグコードが出力されるか点検する。 点検条件 項目 条件 ドア 全開 設定温度 MAX COLD ブロワスピード HI A/Cスイッチ ON 内外気切り替えダンパー位置 内気位置 雰囲気温度 25 to 35°C以上 □ 参 考 □外気温度が低い状態(-1.5°C以下)では、エバポ凍結防止のため、クーラサーミスタNO.1(エバポ後センサ)の正常作動によって、コンプレッサを停止させる。そのときは、暖かい屋内でこの点検を行う。結果結果 飛び先 ダイアグコード B1423が出力される A ダイアグコード B1423は出力されない B ■ 注 意 ■冷媒量過少または過多によって、ダイアグコードが出力していた場合、前の冷媒充填作業によって、冷媒量が適切になり症状が解消された可能性がある。しかし、冷媒量過少の真の原因は、冷媒漏れが考えられる。また、過多の原因は、冷媒量過少から冷媒を継ぎ足し作業を行ったことが考えられる。そのため、必要に応じて、漏れ個所を特定し修理する。
B終了
A
SST09082-00030 09083-00170
エアコンツールを取り付ける。
IG ONにする。
SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、コネクター各端子間の電圧値を測定する。 電圧値点検端子 (端子記号) 点検条件 基準値 A9(PRE) - A13(SG-2) 正常時 0.176MPa{1.8kgf/cm2 }-3.025MPa{30.9kgf/cm2 } 0.707 to 4.689 V (*) A9(PRE) - A13(SG-2) 異常時 0.176MPa{1.8kgf/cm2 }未満 0.70 V未満 (*) A9(PRE) - A13(SG-2) 異常時 3.025MPa{30.9kgf/cm2 }以上 4.69 V以上 (*)*:センサ電源電圧5V時の値。 イラスト内指示文字 *1 コネクター接続状態 (エアコンディショナアンプリファイアASSY)
クーラ配管から冷媒が漏れている個所を特定する。
配管の不具合箇所を修理する。
真空引きを行う。
次へ 冷媒HFC-134a(R134a)充てん
クーリングファンが正常に作動するか点検する。(要領は 、参照)
OK
□ 参 考 □真空引きが不十分な状態で冷媒を充填した場合、冷却システム内に残った空気中の水分が、クーラエキスパンションバルブで凍結し、高圧配管側の詰まりになることがある。そのため、一度冷媒を回収し、十分に真空引きを行いシステム内の水分を除去したうえで、冷媒を適正量充填し、ダイアグコードが出力されるか確認する。
冷媒回収機で冷媒を回収する。
真空引きを行う。
冷媒を適正量充填する。(要領は 参照)
次へ
SST09991-70201
ダイアグコード出力確認 ■ 注 意 ■作業は、点検条件を満たした状態にて行う。 高圧配管側の圧力が高くなるとダイアグコードを出力する。したがって、しばらくしてからダイアグコードが出力される可能性があるため、ダイアグコード出力確認を10分程度行う。
SST(TaSCAN)を使用して、該当するダイアグコードが出力されるか点検する。 点検条件 項目 条件 ドア 全開 設定温度 MAX COLD ブロワスピード HI A/Cスイッチ ON 内外気切り替えダンパー位置 内気位置 雰囲気温度 25°C to 35°C以上 □ 参 考 □外気温度が低い状態(-1.5°C以下)では、エバポ凍結防止のため、クーラサーミスタNO.1(エバポ後センサ)の正常作動によって、コンプレッサを停止させる。そのときは、暖かい屋内でこの点検を行う。基準ダイアグコードの出力状況 飛び先 ダイアグコード B1423が出力される A ダイアグコード B1423は出力されない B □ 参 考 □真空引きが不十分な状態で冷媒を充填した場合、システム内に残った空気中の水分が、エキスパンションバルブで凍結し、高圧側配管の詰まりになることがある。そのため、一度冷媒を回収し、十分に真空引きを行ってから、冷媒を適正量充填し、ダイアグコードが出力されるか確認する。ただし、この作業後にダイアグコードが出力しなくなった場合は、コンデンサー部の、クーラドライヤが冷媒サイクル内の水分を吸収できていないことを示すため、クーラドライヤを交換する必要がある。
A
クーラエキスパンションバルブを正常なものに交換する。 □ 参 考 □クーラエキスパンションバルブの固着、詰まりが考えられるため、エキスパンションバルブを正常なものと交換する。
真空引きを行う。
次へ
冷媒を適正量充填する。(要領は 参照)
次へ
SST09991-70201
ダイアグコード出力確認 ■ 注 意 ■作業は、点検条件を満たした状態にて行う。 高圧配管側の圧力が高くなるとダイアグコードを出力する。したがって、しばらくしてからダイアグコードが出力される可能性があるため、ダイアグコード出力確認を10分程度行う。
SST(TaSCAN)を使用して、該当するダイアグコードが出力されるか点検する。 点検条件 項目 条件 ドア 全開 設定温度 MAX COLD ブロワスピード HI A/Cスイッチ ON 内外気切り替えダンパー位置 内気位置 雰囲気温度 25°C to 35°C以上 □ 参 考 □外気温度が低い状態(-1.5°C以下)では、エバポ凍結防止のため、クーラサーミスタNO.1(エバポ後センサ)の正常作動によって、コンプレッサを停止させる。そのときは、暖かい屋内でこの点検を行う。結果結果 飛び先 ダイアグコード B1423が出力される A ダイアグコード B1423は出力されない B
B終了
A コンデンサーまたはクーラ配管交換
エアコンディショナプレッシャセンサを交換する。(要領は 参照)
次へ
SST09991-70201
ダイアグコード出力確認 ■ 注 意 ■高圧配管側の圧力が高くなるとダイアグコードを出力する。したがって、しばらくしてからダイアグコードが出力される可能性があるため、10分程度の時間経過してから確認する必要がある。
SST(TaSCAN)を使用して、該当するダイアグコードが出力されるか点検する。 項目 条件 ドア 全開 設定温度 MAX COLD ブロワスピード HI A/Cスイッチ ON 内外気切り替えダンパー位置 内気位置 雰囲気温度 25°C to 35°C以上 □ 参 考 □外気温度が低い状態(-1.5°C以下)では、エバポ凍結防止のため、クーラサーミスタNO.1(エバポ後センサ)の正常作動によって、コンプレッサを停止させる。そのときは、暖かい屋内でこの点検を行う。結果結果 飛び先 ダイアグコード B1423が出力されない A ダイアグコード B1423は出力される B ■ 注 意 ■冷媒量過少または過多によって、ダイアグコードが出力していた場合、前の冷媒充填作業によって、冷媒量が適切になり症状が解消された可能性がある。しかし、冷媒量過少の真の原因は、冷媒漏れが考えられる。また、過多の原因は、冷媒量過少から冷媒を継ぎ足し作業を行ったことが考えられる。そのため、必要に応じて、漏れ個所を特定し修理する。
A 終了
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