DTC B1476/76 インバータ負荷系故障ハイエースワゴン
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モータツキコンプレッサASSY内のモータ回転制御時において、回転負荷過大または回転負荷過小が発生した場合は、コンプレッサの制御が停止してダイアグコードが出力される。また、IG OFFにするまでコンプレッサの制御が復帰しない場合もある。
□ 参 考 □冷媒ガスの過充填による高負荷時、冷媒ガスの抜けによる低負荷時、クーリングファン回路故障での冷却不足による高負荷時、コンプレッサのロックなどの原因が考えられる。
ダイアグコード | 検出条件 診断条件 異常状態 異常期間 | 不具合箇所 |
---|---|---|
B1476/76 | コンプレッサ作動要求時 コンプレッサ作動時の回転負荷が過大または過小 - | モータツキコンプレッサASSY 冷媒量調整 クーリングファンシステム系 |
点検手順
■ 警 告 ■インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。(要領は
参照)
■ 注 意 ■
- ハイブリッドコントロールシステムとヒータ & エアコンディショナーシステムでは、それぞれ別でダイアグコードを出力しており、ダイアグコードが同時に出力された場合は、先にハイブリッドコントロールシステムのフローチャートに従って点検を行う。
- この回路は、CAN通信システムを使用している。まず始めに[トラブルシュートの進め方]に従い[通信機能点検]を行ない、通信系統に異常のないことを確認してからトラブルシューティングを進める。
手順1 | TaSCAN-アクティブテスト実施(電動ファン) |
SST09991-70201
- SST(TaSCAN)を使用して、画面表示に従って操作を行い、“アクティブテスト”を実施する。
[システム選択画面: パワトレ → TCCS → アクティブテスト] 項目
内容
制約条件
電動ファン
電動ファンのON/OFF
-
基準クーリングファンが作動すること
NG | クーリングファンシステムへ (要領は 参照) |
OK | |
手順2 | 冷媒HFC-134a(R134a)点検 |
- エアコンツールセットを取り付ける。(要領は参照)
- 次の条件に車両をセットする。[*1]
項目
条件
エンジン
暖機後
ドア
全開
A/Cスイッチ
ON
内気切り替えスイッチ
内気位置
設定温度
LO (MAX COLD)
ブロワスピード
HI
エアコン吸い込み口温度
25 to 35°C - [*1]の状態で、ゲージの数値を点検する。
基準値0.15 to 0.25MPa{1.5 to 2.5kgf/cm2}(低圧側)
1.37 to 1.57MPa{14 to 16kgf/cm2}(高圧側)
□ 参 考 □基準値は、冷媒ガス充てん量正常時を示す。
NG | 冷媒量調整 (要領は 参照) |
OK | |
モータツキ コンプレッサASSY交換 (要領は 参照) |
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