DTC B2311 モータ異常 ハイエースワゴン クラウン ライズ

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マルチプレックスネットワークマスタスイッチASSY(運転席)、または各席パワーウインドウレギュレータスイッチASSYを操作すると、パワーウインドウレギュレータモータASSYが駆動する。パワーウインドウレギュレータモータASSYには、モータ機能、レギュレータ機能、およびECU機能がある。

B2311は、パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(運転席、後席右)およびパワーウインドウレギュレータモータASSY LH(助手席、後席左)の内部故障判定をしたとき、または窓を全閉操作したときにパワーウインドウレギュレータモータASSY内のECUが通常の窓全閉位置から約2 cm以上の差があると判定したとき、出力される。

■ 警 告 ■パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(運転席、後席右)およびパワーウインドウレギュレータモータASSY LH(助手席、後席左)を新品に交換、または脱着(モータ再利用)した場合、パワーウインドウシステムの初期化(要領は

参照)を行う。
■ 注 意 ■

  1. このダイアグコード(B2311)を出力した箇所のパワーウインドウレギュレータモータASSY(ECU)を特定してから点検する。
  2. ガラスおよびガラスラン等を交換した後にAUTO UP操作をした場合、挟み込み防止機能が作動する場合がある。その場合は、AUTO UP保持 ←→ AUTO DOWN操作を5回以上繰り返すと正常作動に復帰する。
ダイアグコードダイアグコード検出条件点検部位
B2311パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(運転席)内部故障判定をしたとき
窓を全閉操作したとき、パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(運転席)内のECUが、通常の窓全閉位置から約2 cm以上の差を判定したとき
IG ON中の補機バッテリー切り離し
パワーウインドウ部品の取り付け不良
パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(運転席)の過熱
パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(運転席)の故障
ダイアグコードダイアグコード検出条件点検部位
B2311パワーウインドウレギュレータモータASSY LH(助手席)内部故障判定をしたとき
窓を全閉操作したとき、パワーウインドウレギュレータモータASSY LH(助手席)内のECUが、通常の窓全閉位置から約2 cm以上の差を判定したとき
IG ON中の補機バッテリー切り離し
パワーウインドウ部品の取り付け不良
パワーウインドウレギュレータモータASSY LH(助手席)の過熱
パワーウインドウレギュレータモータASSY LH(助手席)の故障
ダイアグコードダイアグコード検出条件点検部位
B2311パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(後席右)内部故障判定をしたとき
窓を全閉操作したとき、パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(後席右)内のECUが、通常の窓全閉位置から約2 cm以上の差を判定したとき
IG ON中の補機バッテリー切り離し
パワーウインドウ部品の取り付け不良
パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(後席右)の過熱
パワーウインドウレギュレータモータASSY RH(後席右)の故障
ダイアグコードダイアグコード検出条件点検部位
B2311パワーウインドウレギュレータモータASSY LH(後席左)内部故障判定をしたとき
窓を全閉操作したとき、パワーウインドウレギュレータモータASSY LH(後席左)内のECUが、通常の窓全閉位置から約2 cm以上の差を判定したとき
IG ON中の補機バッテリー切り離し
パワーウインドウ部品の取り付け不良
パワーウインドウレギュレータモータASSY LH(後席左)の過熱
パワーウインドウレギュレータモータASSY LH(後席左)の故障

点検手順

手順1TaSCAN-アクティブテスト実施

SST09991-70201  

  1. アクティブテスト
    1. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグコードを出力している箇所のパワーウインドウレギュレータモータASSYのアクティブテストを行う。

      [診断メニュー画面:ボデー → D席モータ → アクティブテスト] 項目名
      駆動
      パワーウインドウ
      アップ/ダウン

      [診断メニュー画面:ボデー → P席モータ → アクティブテスト] 項目名
      駆動
      パワーウインドウ
      アップ/ダウン

      [診断メニュー画面:ボデー → RR席モータ → アクティブテスト] 項目名
      駆動
      パワーウインドウ
      アップ/ダウン

      [診断メニュー画面:ボデー → RL席モータ → アクティブテスト] 項目名
      駆動
      パワーウインドウ
      アップ/ダウン
      結果: 結果
      飛び先
      OK
      A
      NG(D席モータ)
      B
      NG(P席モータ)
      B
      NG(RR席モータ)
      C
      NG(RL席モータ)
      C

B
パワーウインドウレギユレータモータ ASSY交換(運転席または助手席) (要領は  参照)

C
パワーウインドウレギユレータモータ ASSY交換(後席右または後席左) (要領は  参照)
A

手順2初期化操作を行う
  1. ダイアグコードを出力している箇所の、パワーウインドウレギュレータモータASSYを初期化する。(要領は参照)
  2. ダイアグコードを出力している箇所の、パワーウインドウの開閉を行い、正常に作動するか確認する。
    結果結果
    飛び先
    OK
    A
    NG(D席モータ)
    B
    NG(P席モータ)
    B
    NG(RR席モータ)
    C
    NG(RL席モータ)
    C

B
パワーウインドウレギユレータモータ ASSY交換(運転席または助手席) (要領は  参照)

C
パワーウインドウレギユレータモータ ASSY交換(後席右または後席左) (要領は  参照)
A

手順3取り付け状態点検
  1. ダイアグコードを出力している箇所のパワーウインドウ部品が、正常に取り付けられているか確認する。(ガラスラン等、窓が通常の全閉位置より閉まる原因となりうる部品)

NG
正規に取り付ける(取り付け不良が原因)
OK
終了(IG ON 中の補機バッテリー切り離し、 モータの過熱が原因) 
DTC B2311 モータ異常 トヨタ

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