DTC B2430 左LED異常 B2431 右LED異常 ハイエースワゴン

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ロービームヘッドランプの点灯および消灯はメインボデーECU(MPX ボデーコンピュータ) により制御されている。

メインボデーECU(MPX ボデーコンピュータ)はヘッドランプ点灯時、ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSYから信号を受信し、ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSYの状態を検知している。

ダイアグコード検出条件不具合箇所
B2430ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSY LH異常
ヘッドランプユニットLH異常(ユニット内ワイヤハーネスのオープン、ショート)
ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSY LH電源および信号異常
ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSY LH
ヘッドランプユニットLH
インテグレーション リレー
メインボデーECU(MPXボデーコンピュータ)
車両ワイヤハーネスおよびコネクター
B2431ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSY RH異常
ヘッドランプユニットRH異常(ユニット内ワイヤハーネスのオープン、ショート)
ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSY RH電源および信号異常
ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSY RH
ヘッドランプユニットRH
インテグレーション リレー
メインボデーECU(MPXボデーコンピュータ)
車両ワイヤハーネスおよびコネクター

■ 注 意 ■B2430およびB2431のダイアグコードはREADY ON時のみ検出する。またIG ONした後、20秒経過しないと検出されない。

回路図

E190217J01

点検手順

■ 注 意 ■トラブルシュートを実施する前に、この回路のヒューズを点検すること。

手順1ダイアグコード消去

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグコードを消去する。(要領は参照)
次へ

手順2ダイアグコード確認

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグコードを確認する。(要領は参照)

    結果 結果
    飛び先
    B2430およびB2431を出力しない
    A
    B2430およびB2431を出力する
    B
    B2430またはB2431を出力する
    C

■ 注 意 ■B2430およびB2431のダイアグコードはREADY ON時のみ検出する。またIG ONした後、20秒経過しないと検出されない。


B
手順 3 へ

C
手順 7 へ
A
不具合再現テスト実施 (要領は  参照)  

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インテグレーション リレー電源およびアース)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. エンジンルームR/Bからインテグレーション リレーを取りはずす。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両ワイヤハーネスコネクターの電圧値を測定する。
    電圧値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    B7(BATT) - ボデーアース
    IG OFF
    11 to 14 V
  3. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両ワイヤハーネスコネクターの抵抗値を測定する。
    抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    A22(GND) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満
    B3(GND) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順4ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インテグレーション リレー - ドライバサイドJ/B ASSY)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ドライバサイドJ/B ASSYのコネクターFを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両ワイヤハーネスコネクターの抵抗値を測定する。
    抵抗値点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    A9(-S) - F32(HRLY)
    常時
    1 Ω未満
    A9(-S) - ボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順5ドライバサイド ジャンクション ブロックASSY点検

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. ドライバサイドJ/B ASSYを車両から取りはずす。
  2. ドライバサイドJ/B ASSYからメインボデーECU(MPXボデーコンピュータ)を取りはずす。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、各端子間の抵抗値を測定する。
    E173038J03

    イラスト内指示文字 *1
    コネクター非接続状態
    (ドライバサイドJ/B ASSY)
    *2
    コネクター非接続状態
    (ドライバサイドJ/B ASSY)
    抵抗値点検端子
    点検条件
    基準値
    F32(HRLY)-O15(HRLY)
    常時
    1 Ω未満

NG
ドライバサイド ジャンクション ブロックASSY交換 (要領は  参照)
OK

手順6インテグレーション リレー NO.1交換

SST09991-70201  

  1. インテグレーション リレーを新品のインテグレーション リレーと交換する。
  2. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグコードを再確認する。(要領は参照)

    結果 結果
    飛び先
    B2430およびB2431を出力しない
    A
    B2430およびB2431を出力する

    ■ 注 意 ■B2430およびB2431のダイアグコードはREADY ON時のみ検出する。またIG ONした後、20秒経過しないと検出されない。

B
メインボデーECU(MPXボデーコンピュータ)交換 (要領は  参照)
A
完了 

手順7ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSY電源)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. 該当するヘッドランプユニットのコネクターAを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両ワイヤハーネス側コネクターの電圧値を測定する。

    電圧値LH側 点検端子
    点検条件
    基準値
    A3(LO) - ボデーアース
    IG OFF、ライトコントロールスイッチHEAD
    11 to 14 V
    RH側 点検端子
    点検条件
    基準値
    A3(LO) - ボデーアース
    IG OFF、ライトコントロールスイッチHEAD
    11 to 14 V

NG
手順 12 へ
OK

手順8ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ヘッドランプユニット - ボデーアース)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両ワイヤハーネスコネクターの抵抗値を測定する。

    抵抗値LH側 点検端子
    点検条件
    基準値
    A1(E) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満
    RH側 点検端子
    点検条件
    基準値
    A1(E) - ボデーアース
    常時
    1 Ω未満

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK

手順9ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSY信号線電圧)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両ワイヤハーネス側コネクターの電圧値を測定する。

    電圧値LH側 点検端子
    点検条件
    基準値
    A2(IN2) - ボデーアース
    IG ON、ライトコントロールスイッチHEAD
    11 to 14 V
    RH側 点検端子
    点検条件
    基準値
    A2(IN1) - ボデーアース
    IG ON、ライトコントロールスイッチHEAD
    11 to 14 V

NG
手順 13 へ
OK

手順10ヘッドランプライトコントロールコンピュータASSY交換

SST09991-70201  

  1. 該当するヘッドランプライトコントロールコンピュータASSYを、新品のヘッドランプライトコントロールコンピュータASSYと交換する。
  2. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグコードを再確認する。(要領は参照)

    結果 結果
    飛び先
    B2430およびB2431を出力しない
    A
    B2430またはB2431を出力する

    ■ 注 意 ■B2430およびB2431のダイアグコードはREADY ON時のみ検出する。またIG ONした後、20秒経過しないと検出されない。

B
手順 11 へ
A
完了 

手順11ヘッドランプユニット交換

SST09991-70201  

  1. 該当するヘッドランプユニットを、新品のヘッドランプユニットと交換する。
  2. SST(TaSCAN)を使用して、ダイアグコードを再確認する。(要領は参照)

    結果 結果
    飛び先
    B2430およびB2431を出力しない
    A
    B2430またはB2431を出力する

    ■ 注 意 ■B2430およびB2431のダイアグコードはREADY ON時のみ検出する。またIG ONした後、20秒経過しないと検出されない。

メインボデーECU(MPXボデーコンピュータ)交換 (要領は  参照)
完了 

手順12ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インテグレーション リレー - ヘッドランプユニット)

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. インテグレーション リレーのコネクターAを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両ワイヤハーネスコネクターの抵抗値を測定する。

    抵抗値LH側 点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    A2(L) - A3(LO)
    常時
    1 Ω未満
    A2(L) - ボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    RH側 点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    A1(B) - A3(LO)
    常時
    1 Ω未満
    A1(B) - ボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
インテグレーション リレー NO.1交換 (要領は  参照)  

手順13ワイヤハーネスおよびコネクター点検(ヘッドランプユニット - メインボデーECU(MPXボデーコンピュータ))

SST09082-00030  
09083-00170  

  1. メインボデーECU(MPXボデーコンピュータ)のコネクターLを切り離す。
  2. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、車両ワイヤハーネスコネクターの抵抗値を測定する。

    抵抗値LH側 点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    A2(IN2) - L21(LLEW)
    常時
    1 Ω未満
    A2(IN2) - ボデーアース
    常時
    10 kΩ以上
    RH側 点検端子(端子記号)
    点検条件
    基準値
    A2(IN1) - L5(RLEW)
    常時
    1 Ω未満
    A2(IN1) - ボデーアース
    常時
    10 kΩ以上

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
メインボデーECU(MPXボデーコンピュータ)交換 (要領は  参照)  
DTC B2430 左LED異常 B2431 右LED異常 トヨタ

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