オンボード診断システム PID/データ モニター検査 [Fw6 A EL

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1. M-MDSをDLC-2に接続します。

2. 車両が識別されたら、M-MDSの初期化画面から以下の項目を選択します。

a. 「DataLogger」を選択します。

b. 「モジュール」を選択します。

c. 「TCM」を選択します。

3. PID テーブルから該当する PID を選択します。

4. 画面の指示に従って PID データを確認します。

注記:

  • PIDデータ画面機能は、モジュール内の入出力信号の演算値をモニタする機能です。そのため、出力部のモニタ値が仕様範囲外の場合は、該当する出力部制御に対応した入力部のモニタ値を検査する必要があります。また、出力部の故障はモニタ値の異常として表示されませんので、出力部を個別に検査する必要があります。
  • DTC 検出時、モジュールが正常であっても故障系に関連する PID が表示されない場合があります。そのため、PID が表示されない場合は、DTC を確認し、検出された DTC の故障診断を行い、修理を行う必要があります。

PID/DATAモニタ項目表(参考)

-: 適用できない

アイテムユニット/状態テスト条件仕様(参考)出力部品名
翻訳元km {マイル}左右駆動輪の回転差が大きくなり、差動保護制御が作動してからの走行距離を表示します。
翻訳元km {マイル}DGP_MAX_DIF が更新されてからの移動距離を表示します。
DGP_MAX_DIF回転数左右駆動輪の回転差が大きすぎるため差動保護制御が作動してからの最大回転差を表示します。
DGP_SPDキロ/時{マイル/時}左右の駆動輪の回転差が大きすぎるため差動保護制御が作動し、従動輪をつけた状態での車速を表示します。
電気けいれん°C {°F}ECT を表示します。ECTセンサー
ECU_A°C {°F}ECU内部温度Aを表示します。ECU内部温度センサーA
ECU_B°C {°F}ECU内部温度Bを表示します。ECU内部温度センサーB
ECU_C°C {°F}ECU内部温度(C)を表示します。ECU内部温度センサーC
ギア_RA比率セレクターレバーが1GRのD位置にある約3.5526シフトソレノイドNo.1シフトソレノイドNo.2シフトソレノイドNo.3シフトソレノイドNo.4
2GRのセレクターレバーをD位置に置く約2.0228
3GRのセレクターレバーをD位置に置く約1.4522
4GRのセレクターレバーをD位置に置く約1.0000
5GRのセレクターレバーをD位置に置く約0.7084
6GRのセレクターレバーをD位置に置く約0.5993
ギア選択1/2/3/4/5/6セレクターレバーが1GRのD位置にある1シフトソレノイドNo.1シフトソレノイドNo.2シフトソレノイドNo.3シフトソレノイドNo.4
2GRのセレクターレバーをD位置に置く2
3GRのセレクターレバーをD位置に置く3
4GRのセレクターレバーをD位置に置く4
5GRのセレクターレバーをD位置に置く5
6GRのセレクターレバーをD位置に置く6
高温ATF高温モード判定量を表示します。(ATF温度132℃以上)
HTM_CNTATF高温モード判定量を表示します。(ATF温度132℃以上)
翻訳km {マイル}ATF高温モード判定後の走行距離を表示します。(ATF温度132℃以上)
ラインデスkPa {kgf/cm2、psi}ウォームアップ後のP位置でのアイドリング約500 kPa {5.10 kgf/cm2、72.5 psi}
LN_C_クラッチkPa {kgf/cm2、psi}油圧制御学習値データを表示します。
LN_O_クラッチkPa {kgf/cm2、psi}油圧制御学習値データを表示します。
LN_OV_スコープ油圧制御学習値データを表示します。
LN_T_クラッチkPa {kgf/cm2、psi}油圧制御学習値データを表示します。
ロックアップオフ/スリップ/オンオフ:以下を除くスリップ:TCC制御時にエンジン回転数とタービン軸回転数の差が制御値以下の場合、「SLIP」が表示されます。TCC制御が停止中、またはエンジン回転数とタービン/シャフト回転数の差が規定以上の場合にリセットされます。の上:TCC制御中は「ON」が表示され、エンジン回転数とタービン軸回転数の差がほとんどなくなります*。TCC制御が停止中、またはエンジン回転数とタービン軸回転数の差が規定以上の場合にリセットされます。※:TCCは、TCCクラッチ締結による油圧損失やトランスアクスル振動を抑制するためにTCC油圧を制御します。そのため、通常はエンジン回転数とタービン軸回転数に差が生じますが、フェイルセーフによりTCC油圧が高められ、ATFが熱い状態でTCCが行われるため、差はほとんどありません。
ロンギ_アクセル駆動輪から計算された加速度を表示します。
OP_SW1オフ/オンセレクターレバーがP位置にあるオフ油圧スイッチNo.1
セレクターレバーをR位置にするオフ
セレクターレバーをN位置にするオフ
セレクターレバーが1GRのD位置にあるの上
2GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
3GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
4GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
5GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
6GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
OP_SW1_オフkPa {kgf/cm2、psi}オンボード診断テストモードを実行した後50 kPa {0.51 kgf/cm2、7.3 psi}以上(オンボード診断テストモードを実行する前は0 kPa {0 kgf/cm2、0 psi})油圧スイッチNo.1
OP_SW1_オンkPa {kgf/cm2、psi}オンボード診断テストモードを実行した後320 kPa {3.26 kgf/cm2、46.4 psi}未満(オンボード診断テストモードを実行する前は0 kPa {0 kgf/cm2、0 psi})油圧スイッチNo.1
OP_SW2オフ/オンセレクターレバーがP位置にあるオフ油圧スイッチNo.2
セレクターレバーをR位置にするオフ
セレクターレバーをN位置にするオフ
セレクターレバーが1GRのD位置にあるオフ
2GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
3GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
4GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
5GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
6GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
OP_SW2_オフkPa {kgf/cm2、psi}オンボード診断テストモードを実行した後50 kPa {0.51 kgf/cm2, psi}以上(オンボード診断テストモードを実行する前は0 kPa {0 kgf/cm2, 0 psi})油圧スイッチNo.2
OP_SW2_オンkPa {kgf/cm2、psi}オンボード診断テストモードを実行した後260 kPa {2.65 kgf/cm2、37.7 psi}未満(オンボード診断テストモードを実行する前は0 kPa {0 kgf/cm2、0 psi})油圧スイッチNo.2
OP_SW3オフ/オンセレクターレバーがP位置にあるオフ油圧スイッチNo.3
セレクターレバーをR位置にするの上
セレクターレバーをN位置にするオフ
セレクターレバーが1GRのD位置にあるオフ
2GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
3GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
4GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
5GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
6GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
OP_SW3_オフkPa {kgf/cm2、psi}オンボード診断テストモードを実行した後50 kPa {0.51 kgf/cm2、7.3 psi}以上(オンボード診断テストモードを実行する前は0 kPa {0 kgf/cm2、0 psi})油圧スイッチNo.3
OP_SW3_オンkPa {kgf/cm2、psi}オンボード診断テストモードを実行した後215 kPa {2.19 kgf/cm2、31.2 psi}未満(オンボード診断テストモードを実行する前は0 kPa {0 kgf/cm2、0 psi})油圧スイッチNo.3
OP_SW4オフ/オンセレクターレバーがP位置にあるオフ油圧スイッチNo.4
セレクターレバーをR位置にするオフ
セレクターレバーをN位置にするオフ
セレクターレバーが1GRのD位置にあるオフ
2GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
3GRのセレクターレバーをD位置に置くオフ
4GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
5GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
6GRのセレクターレバーをD位置に置くの上
OP_SW4_オフkPa {kgf/cm2、psi}オンボード診断テストモードを実行した後50 kPa {0.51 kgf/cm2、7.3 psi}以上(オンボード診断テストモードを実行する前は0 kPa {0 kgf/cm2、0 psi})油圧スイッチNo.4
OP_SW4_オンkPa {kgf/cm2、psi}オンボード診断テストモードを実行した後260 kPa {2.65 kgf/cm2、37.7 psi}未満(オンボード診断テストモードを実行する前は0 kPa {0 kgf/cm2、0 psi})油圧スイッチNo.4
OSS回転数車両が停止した0 回転出力軸速度センサー
3GRでD位置の車速30 km/h {19 mph}約1,000 RPM
回転数回転数エンジン速度を表示します。PCM
シフトコントロールデフォルト/手動/C_CONTROL/高温度/D_MANUAL/フェイルセーフDポジション通常モードデフォルト
Mポジションマニュアルモードマニュアル
クルーズコントロール(クルーズコントロールシステム)C_コントロール
自動トランスアクスル保護モード(ATF高温モード)高温
DポジションダイレクトモードD_マニュアル
フェイルセーフモードフェイルセーフ
SS_オン-オフオフ/オンオン/オフソレノイドはオフです。オフオン/オフソレノイド
オン/オフソレノイドがオンです。の上
SS1車両はPポジションで停止している約0AシフトソレノイドNo.1
車両はRポジションで停止している約0A
車両がNポジションで停止約0A
Dポジション1GRで運転約1A
Dポジション2GRで運転約1A
Dポジション3GRで運転約1A
Dポジション4GRで運転約1A
Dポジション5GRで運転約0A
Dポジション6GRで運転約0A
SS1_C車両はPポジションで停止している0 AシフトソレノイドNo.1
車両はRポジションで停止している0 A
車両がNポジションで停止0 A
Dポジション1GRで運転1A
Dポジション2GRで運転1A
Dポジション3GRで運転1A
Dポジション4GRで運転1A
Dポジション5GRで運転0 A
Dポジション6GRで運転0 A
SS2車両はPポジションで停止している約0AシフトソレノイドNo.2
車両はRポジションで停止している約0A
車両がNポジションで停止約0A
Dポジション1GRで運転約0A
Dポジション2GRで運転約1A
Dポジション3GRで運転約0A
Dポジション4GRで運転約0A
Dポジション5GRで運転約0A
Dポジション6GRで運転約1A
SS2_C車両はPポジションで停止している0 AシフトソレノイドNo.2
車両はRポジションで停止している0 A
車両がNポジションで停止0 A
Dポジション1GRで運転0 A
Dポジション2GRで運転1A
Dポジション3GRで運転0 A
Dポジション4GRで運転0 A
Dポジション5GRで運転0 A
Dポジション6GRで運転1A
SS3車両はPポジションで停止している約1AシフトソレノイドNo.3
車両はRポジションで停止している約0A
車両がNポジションで停止約1A
Dポジション1GRで運転約1A
Dポジション2GRで運転約1A
Dポジション3GRで運転約0A
Dポジション4GRで運転約1A
Dポジション5GRで運転約0A
Dポジション6GRで運転約1A
SS3_C車両はPポジションで停止している1AシフトソレノイドNo.3
車両はRポジションで停止している0 A
車両がNポジションで停止1A
Dポジション1GRで運転1A
Dポジション2GRで運転1A
Dポジション3GRで運転0 A
Dポジション4GRで運転1A
Dポジション5GRで運転0 A
Dポジション6GRで運転1A
SS4車両はPポジションで停止している約0AシフトソレノイドNo.4
車両はRポジションで停止している約0A
車両がNポジションで停止約0A
Dポジション1GRで運転約0A
Dポジション2GRで運転約1A
Dポジション3GRで運転約1A
Dポジション4GRで運転約0A
Dポジション5GRで運転約0A
Dポジション6GRで運転約0A
SS4_C車両はPポジションで停止している0 AシフトソレノイドNo.4
車両はRポジションで停止している0 A
車両がNポジションで停止0 A
Dポジション1GRで運転0 A
Dポジション2GRで運転1A
Dポジション3GRで運転1A
Dポジション4GRで運転0 A
Dポジション5GRで運転0 A
Dポジション6GRで運転0 A
SSLU車両はPポジションで停止している約0ATCC制御ソレノイド
車両はRポジションで停止している約0A
車両がNポジションで停止約0A
以下の条件が適用されます:Dポジション1GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション2GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション3GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション4GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション5GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション6GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
翻訳車両はPポジションで停止している0 ATCC制御ソレノイド
車両はRポジションで停止している0 A
車両がNポジションで停止0 A
以下の条件が適用されます:Dポジション1GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション2GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション3GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション4GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション5GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
以下の条件が適用されます:Dポジション6GRで運転アクセルペダル開度は約10%約430mA
翻訳:kPa {kgf/cm2、psi}車両はPポジションで停止している0 kPa {0 kgf/cm2、0 psi}TCC制御ソレノイド
車両はRポジションで停止している0 kPa {0 kgf/cm2、0 psi}
車両がNポジションで停止

1. M-MDSをDLC-2に接続します。

2. 車両が識別されたら、M-MDSの初期化画面から以下の項目を選択します。

a. 「DataLogger」を選択します。

b. 「モジュール」を選択します。

c. 「TCM」を選択します。

3. PID テーブルからシミュレーション項目を選択します。

4. アクティブコマンドモード機能を実行し、各部分の動作を検査します。

  • アクティブコマンドモード検査を実施しても出力部の動作が確認できない場合は、出力部に断線、短絡、固着、動作不良が発生している可能性があります。

シミュレーション項目表

アイテム説明ユニット/状態動作条件
SS_オン-オフオン/オフソレノイドの状態オフ/オン以下の条件が適用されます:車両が停止したPまたはN位置でのアイドリング
SS1_CシフトソレノイドNo.1目標電流以下の条件が適用されます:車両が停止したPまたはN位置でのアイドリング
SS2_CシフトソレノイドNo.2目標電流以下の条件が適用されます:車両が停止したPまたはN位置でのアイドリング
SS3_CシフトソレノイドNo.3目標電流以下の条件が適用されます:車両が停止したPまたはN位置でのアイドリング
SS4_CシフトソレノイドNo.4目標電流以下の条件が適用されます:車両が停止したPまたはN位置でのアイドリング
翻訳TCC制御ソレノイド目標電流以下の条件が適用されます:ATF温度(PID:TFT)が20℃以上です。出力軸回転速度(PID:OSS)が10rpm以上です。タービン/入力軸回転速度(PID:TSS)が1,000rpm以上。ブレーキペダルを離す
言語圧力制御ソレノイド目標電流PまたはN位置でのアイドリング

1. M-MDSをDLC-2に接続します。

2. 車両が識別されたら、M-MDSの初期化画面から以下の項目を選択します。

a. 「DataLogger」を選択します。

b. 「モジュール」を選択します。

c. 「F_BCM」を選択します。

3. PID テーブルから該当する PID を選択します。

4. 画面の指示に従って PID データを確認します。

注記:

  • PIDデータ画面機能は、モジュール内の入出力信号の演算値をモニタする機能です。そのため、出力部のモニタ値が仕様範囲外の場合は、該当する出力部制御に対応した入力部のモニタ値を検査する必要があります。また、出力部の故障はモニタ値の異常として表示されませんので、出力部を個別に検査する必要があります。
  • DTC 検出時、モジュールが正常であっても故障系に関連する PID が表示されない場合があります。そのため、PID が表示されない場合は、DTC を確認し、検出された DTC の故障診断を行い、修理を行う必要があります。

1. M-MDSをDLC-2に接続します。

2. 車両が識別されたら、M-MDSの初期化画面から以下の項目を選択します。

a. 「DataLogger」を選択します。

b. 「モジュール」を選択します。

c. 「R_BCM」を選択します。

3. PID テーブルから該当する PID を選択します。

4. 画面の指示に従って PID データを確認します。

注記:

  • PIDデータ画面機能は、モジュール内の入出力信号の演算値をモニタする機能です。そのため、出力部のモニタ値が仕様範囲外の場合は、該当する出力部制御に対応した入力部のモニタ値を検査する必要があります。また、出力部の故障はモニタ値の異常として表示されませんので、出力部を個別に検査する必要があります。
  • DTC 検出時、モジュールが正常であっても故障系に関連する PID が表示されない場合があります。そのため、PID が表示されない場合は、DTC を確認し、検出された DTC の故障診断を行い、修理を行う必要があります。
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