バルブクリアランス点検/調整 エブリィ ワゴン DA17W

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バルブクリアランス点検/調整
1)下記部品を取り外す。

  • エアクリーナアッシ
  • イグニッションコイルカバー
  • イグニッションコイル
  • シリンダヘッドカバーicon

2)クランクシャフトをクランクシャフトプーリ側から見て右回転に回す。

3)カムシャフトが回転して、カム山がシム面に対して垂直になったら、シックネスゲージを使用して、カムとシムの間でバルブクリアランスを測定する。
注意:

  • バルブクリアランスは、タイミングチェーンを組み付けた状態で測定すること。

参考:

  • 「温間時」は、ラジエータファンが作動するまで暖機し、エンジン停止後20〜30分の間に測定する。
  • 温間時の値は、参考値であり、調整時は、エンジンを冷機させ、冷機時の値に調整すること。
  • クランクシャフトを回転させて、順次に各カム山をシム面に対して垂直にし、垂直になった箇所のバルブクリアランスを測定する。(クランクシャフトを2回転させる間に、全箇所の測定が可能)

バルブクリアランス
IN EX
冷機時 0.18〜0.23mm 0.30〜0.35mm
温間時(参考値) 0.21〜0.27mm 0.32〜0.38mm

4)規定値を外れている場合は、シムを交換して調整する。
5)シムを交換するバルブを閉状態にしタペットを回転させ切欠きを内側に向ける。

6)クランクシャフトを回転させバルブをリフトした状態にする。
7)カムシャフトハウジングボルトを取り外す。
8)カムシャフトハウジングボルトで特殊工具を固定する。
注意:

  • 特殊工具に「IN」の刻印があるほうをインテーク側、「EX」の刻印があるほうをエキゾースト側に使用すること。
  • 特殊工具を取り付ける際は締付トルク0.3N・m以下、又はボルトが着座するまで手で締め付けること。
  • NA-VVT仕様車はインテーク側カムシャフトハウジングNo.2の形状が違うため、No.3(IN3)、No.4(IN4)のいずれかにつけ換えてシム交換を行い、交換後はカムシャフトハウジングを必ず正規の位置に戻して組み付けること。
  • エンジン番号によって、使用する特殊工具の品番が変わるので注意する。

締付トルク
: 0.3 N·m (以下)
特殊工具
A : 09916–67011 (タペットホルダ) エンジン番号〜K6A-3983012又は〜K6A-7159984
A : 09916–65810 (タペットホルダ) エンジン番号K6A-3983013〜又はK6A-7159985〜

9)カム山を約90°右回転させタペット切欠き部よりシムを取り外す。(2箇所のシム調整が同時に可能)
注意:

  • 特殊工具でタペットを押さえているときはカムシャフトとタペットの間に手を入れない。
  • カム山を90°以上回転させた場合、バルブとピストンが接触する可能性があるので、カム山を90°以上回転させないこと。

参考:

  • シムが外れない場合は、特殊工具がシムを押さえていないか確認する。

10)取り外したシムの厚さを測定し、算出式により新しいシムの厚さを求め下表から選択する。
参考:

  • Aが奇数になる場合は、(A−0.01)のシムを使用すること。

算出式
IN:A=B+(C−0.20mm)
EX:A=B+(C−0.32mm)

  • A:新しいシムの厚さ(mm)
  • B:取り外したシムの厚さ(mm)
  • C:測定したバルブクリアランス(mm)

シムの種類

  • 2.18、2.20、2.22……2.98、3.00mm

11)クランクを逆回転させバルブをリフトした状態にして特殊工具を取り外す。
注意:

  • 特殊工具を取り外す時はクランクシャフトを逆回転(カム山を左回転)させ、バルブをリフトした状態にすること。
  • クランクシャフトを正回転(カム山を右回転)させるとバルブとピストンが接触する可能性がある。

特殊工具
A : 09916–67011 (タペットホルダ) エンジン番号〜K6A-3983012又は〜K6A-7159984
A : 09916–65810 (タペットホルダ) エンジン番号K6A-3983013〜又はK6A-7159985〜

12)カムシャフトハウジングボルトを規定トルクで締め付ける。
締付トルク
: 11 N·m
13)再度バルブクリアランスを点検する。

バルブクリアランス点検/調整
ソリオ バンディット MAD7S ハスラー ワイルド MR52S

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