DTC P324E-788 (Fr)モータECU系統 エスクァイア エスティマ ヤリス クロス プリウス PHV α

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モータジェネレータコントロールコンピュータ(MG ECU)は、インバータ内の電源異常によりコンピュータがリセットされた場合この異常を検出する。

DTC No.詳細情報番号DTC検出条件点検部位
P324E788インバータASSY内電源ICからのリセット異常ワイヤハーネスおよびコネクター
インバータASSY(コンバータツキ)
パワーマネジメントコントロールコンピュータ

回路図

A206502J08

点検手順

■ 警 告 ■

  1. 高電圧系統の点検または、インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクターを切り離す作業を行う場合は、絶縁手袋の着用ならびサービスプラググリップの取りはずしなど感電防止措置を確実に実施する。また、取りはずしたサービスプラググリップは、作業中に他のエンジニアが誤って取り付けることがないようにポケットに入れて携帯する。
  2. サービスプラググリップを取りはずしてから高電圧のコネクターおよび端子に触れるまでに10分間の時間を確保する。10分間待機後、インバータASSY(コンバータツキ)の検電箇所にてゼロボルト確認作業を行う。

□ 参 考 □10分間はインバータASSY(コンバータツキ)内の高電圧コンデンサに蓄えられた電気を放電するための時間である。

手順1ダイアグコード読み取り(HV)

SST09991-70201  

  1. SST(TaSCAN)をDLC3に接続する。
  2. IG ONにする。
  3. SST(TaSCAN)を使用して、以下のメニュー項目を選択する。: 診断/パワトレ/ HV /ダイアグコード フリーズデータ
  4. HVのダイアグコードが出力されているか確認する。
    結果結果
    飛び先
    P324E-788のみ出力
    A
    U0110-159、160、656、657が同時に出力
    B
  5. IG OFFにする。

B
関連するダイアグコードチャートへ (要領は  参照)
A

手順2コネクター接続状態点検(インバータASSY(コンバータツキ)低圧コネクター)

■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。

■ 注 意 ■

A214648

コネクターを切り離す前に、ロックのツメが浮いていないことおよびコネクターを引っ張り抜けないことを確認する。

  1. インバータASSY(コンバータツキ)の低圧コネクター接続状態を点検する。
    基準コネクターのかん合に緩みおよび接触不良がない
    □ 参 考 □コネクター接続時は、ロックレバーを上げた状態で奥まで差し込み、ロック音がするまで確実にロックレバーを倒す。接続後、ロックのツメが浮いてないことおよびコネクターを引っ張り抜けないことを確認する。

NG
確実に接続する
OK

手順3ワイヤハーネスおよびコネクター点検(インバータASSY(コンバータツキ) - エンジンルームジャンクションブロックブロックASSY IGCTリレー)

SST09082-00030  
09083-00170  
■ 警 告 ■絶縁手袋を着用して作業を行う。

  1. サービスプラググリップがはずれていることを確認する。
    ■ 注 意 ■サービスプラググリップを取りはずした状態でREADY ONにすると、不具合が発生する可能性があるため絶対にREADY ONを行わない。
  2. インバータASSY(コンバータツキ) の低圧コネクターAを切り離す。
  3. エンジンルームジャンクションブロックASSYからIGCTリレーを取りはずす。
  1. SST(トヨタエレクトリカルテスター)を使用して、下表に従って抵抗値を測定する。
    A216833J01

    イラスト内指示文字 *1
    車両ワイヤハーネスコネクター前側
    (インバータASSY(コンバータツキ)接続低圧コネクター)
    *2
    エンジンルームジャンクションブロックASSY
    *3
    IGCTリレー
    -
    -
    抵抗値(断線)点検端子
    点検条件
    基準値
    A10(+B) - 3
    IG OFF
    1 Ω未満
    A9(+B2) - 3
    IG OFF
    1 Ω未満
    A28(GND1) - ボデーアース
    IG OFF
    1 Ω未満
    A27(GND2) - ボデーアース
    IG OFF
    1 Ω未満
    抵抗値(短絡)点検端子
    点検条件
    基準値
    A10(+B)またはA9(+B2) -
    他の端子間およびボデーアース間
    IG OFF
    10 kΩ以上
  2. IGCTリレーを取り付ける。
  3. パワーマネジメントコントロールコンピュータのコネクターを接続する。

NG
ワイヤハーネスまたはコネクター修理または交換
OK
インバータASSY(コンバータ ツキ)交換 (要領は  参照)  
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